今回は「注意」の言い換え表現を紹介します!
「注意」には、2つの意味があります。
悪い結果にならないよう警戒・用心するという意味と、人に対して気を付けるよう傍から伝えるという意味です。
今後同じような失態がないよう、十分に注意して業務に取り組んでいきたいと思います。
注意は使う場面や相手によって失礼になる場合があるので、特にフォーマルな言い換え言葉を覚えておくと良いでしょう。
この記事では「注意」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
注意の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは注意のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①留意
留意=「事態が悪くならないように意識を向けること」の意味
留意は、漢字の通り「気を付けたいことを心に留めておく」という意味があります。
ビジネスシーンなどで、相手に意識して覚えておいて欲しい重要なことを伝えるときに「留意事項」と表現すると効果的に伝えることができます。
今後同じような失態がないよう、十分に留意して業務に取り組んでいきたいと思います。
②配慮
配慮=「落ち度がないようにあれこれと気を配ること」の意味
ビジネスシーンなどのフォーマルな場面でよく使われる「ご配慮くださり感謝致します」は、こちらへの配慮や気遣いに対して相手に感謝を述べる意味になります。
「ご配慮」と表現すると、上司や目上に対して使える丁寧な言い回しとなります。
今後同じような失態がないよう、十分に配慮して業務に取り組んでいきたいと思います。
③警戒
警戒=「危険や災害に備えて、用心すること」の意味
警戒は注意や留意と言葉の意味は似ていますが、命にかかわるような危険な場面を想定するときに使われることが多い言葉です。
自分にとって危険を及ぼす人物や事柄に対して、心のうちを見せずに様子を伺うときにも使われる表現と言えます。
今後同じような失態がないよう、業務にあたる際はさらに警戒して取り組んでいきたいと思います。
④警告
警告=「危険なことが起きないようにあらかじめ注意を促すこと」の意味
警告は、注意よりも強い意味で相手に危険や気を付けるべきことを知らせる言葉です。
会話などではあまり使われない表現ではありますが、重大な知らせをしたいときなどにこの言葉を使うと、効果的に相手に伝えることができます。
顧客の個人情報取り扱いについて、十分に気を付けるよう管理者から警告があった。
⑤忠告
忠告=「誠意を持って相手の欠点や直すべき行いを指摘すること」の意味
忠告は、日常会話やビジネスシーンどちらでも使える言葉です。
ただ注意をするというより、相手に対して誠意を持って注意をするという表現となるので、使う相手や場面で使い分けると良いでしょう。
顧客の個人情報取り扱いについて、十分に気を付けるよう管理者から忠告があった。
⑥自重
自重=「軽はずみな行動をしないこと、行動を慎むことをあらわす」意味
自重はビジネスシーンにおいて反省していることを表す場面や、反省して行動を慎んでほしい時などに使用される言葉です。
類義語として「自粛」「自戒」があります。
今後同じような失態がないよう、十分に自重して業務に取り組んでいきたいと思います。
⑦慎重
慎重=「軽率に行動するのではなく、注意深く事を進めること」の意味
慎重はビジネスシーンにおいてもよく使われ、警戒や用心と似た意味を持っている言葉です。
さらに慎重であることを表したいときは「慎重深い」と表現します。
今後同じような失態がないよう、これまで以上に慎重に業務に取り組んでいきたいと思います。
⑧戒める
戒める=「間違いをしないように前もって指導や注意をしておくこと」の意味
戒めは「いましめ」と読みます。
自分や相手がした行動に対して、同じ過ちを繰り返さないよう注意を促したいときに使える言葉です。
日常会話でも使える表現ではありますが、ビジネスシーンやかしこまった場面でより使える表現と言えます。
今後同じような失態をしないよう自分自身を戒めて反省したのち、改めて業務に取り組んでいきたいと思います。
注意の”カジュアル”な言い換え・類語!
注意のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨用心
用心=「不測の事態が起きないように、またそうなっても対応できるように警戒しておくこと」の意味
用心は、「万一の事態に備える」という意味があり、警戒と少し意味が似たような言葉です。
ビジネスシーンでも、「風邪にはご用心ください」などと丁寧に注意を促したいときに適した言葉と言えるでしょう。
今後同じような失態がないよう、十分に用心して業務に取り組んでいきたいと思います。
⑩注目
注目=「関心や注意を向けて見つめること」の意味
類義語の「注視」は、一点に向けて注意深く見つめるという意味ですが、「注目」は関心があるものの成り行きや動向を見守るという意味を持っています。
ビジネスシーンで使うこともありますが、比較的日常会話で使われることが多い言葉と言えるでしょう。
今回このような失態を犯してしまった原因に改めて注目して、今後同じことが起きないよう業務に取り組んでいきたいと思います。
⑪気を付ける
気を付ける=「まだ起きていない事態に向けて注意を払ったり、心構えをすること」の意味
気を付けるを気おつけると表記するのは誤りなので、注意しましょう。
ビジネスシーンでも使用できる言葉ではありますが、「留意」などのフォーマルな言い換え言葉を使用した方が適当でしょう。
今後同じような失態を犯さないよう、気を付けて業務に取り組んでいきたいと思います。
⑫心する
心する=「次の事態に向けて、十分に心の準備をすること、注意して気を配ること」の意味
心するは事前に心構えをしておくという意味があり、類義語の警戒や用心よりも少しカジュアルな表現となります。
ビジネスシーンでも使えますが、より丁寧な言葉で言い換えた方が適当でしょう。
今後同じような失態を犯さないよう、改めて気を引き締めながら心して業務に取り組んでいきたいと思います。
⑬気を配る
気を配る=「失敗なくスムーズに事が進むようにあらゆることに気を付けること」の意味
気を配るとは先回りして周囲に気を使い、相手が喜ぶ行動や物事が円滑に回るよう行動をとることを指します。
似た意味で「目配り」「心配り」があります。「目配り」は広い範囲で周囲を見渡し、その中で必要な行動をとることを指し、「心配り」は相手の立場に立って声かけや行動をすることを指す表現です。
今後同じような失態をしないよう、問題の要因となりそうなことに十分気を配りながら、業務に取り組んでいきたいと思います。
⑭見守る
見守る=「目を離さずに、事成り行きを見続けること」の意味
見守るは、相手が無事であるかどうか確認しながら、目を離さずに様子を見ているさまをあらわす時に表現する言葉です。
高齢者や子供に対して使用することが多い言葉と言えるでしょう。
今回このような失態を犯してしまったため、しばらくの間上司の見守りのもと業務に取り組むことになりました。
⑮見張る
見張る=「周囲を見渡して、警戒しているさまをあらわしている」意味
大きく目を見開くほど、何かに感心しているときや驚いているさまを「目を見張る」と言います。「あの人の才能には目を見張るものがある」といった、良い意味で使うことが多い表現と言えます。
今後同じような失態を犯さないよう、自分自身の行動を見張るくらいの意識をもって、業務に取り組んでいきたいと思います。