今回は「だべる」という方言について解説します!
「だべる」とは、無駄な話をする、おしゃべりをするという意味の言葉です。
「さっきまでカフェでだべってたよ~」みたいに使うよ!
だべるの語源は「駄弁」で、明治時代の学生によって動詞化した「だべる」が生まれました。
この記事では「だべる」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
だべるとは?意味は「無駄な話をする、おしゃべりをする」
「だべる」の意味=無駄な話をする、友人知人とくだらない話をすること
だべるとは無駄な話をする、友人知人とくだらない話をすること、という意味の言葉です。
どちらかといえば学生がよく使う言葉として認知されています。
その理由は、友人知人と無駄話をくっちゃべる時間は、(人にもよりますが、)大人になってからはあまり取れないからだと考えられます。
暇な時間を潰すためにお話をするイメージです。
また、だべるは昔から使われている言葉ですが、現在は若干言葉の意味が変わってきています。
現在は、暇な時間を友人知人とダラダラ過ごしているという意味で、だべると使う場合が多くなっています。
だべるは暇な時間にくっちゃべるイメージの言葉なんだね!
だべるは方言ではない
だべるは方言と思われていますが、実際には方言ではありません。
地域に限られず、全国で使われています。
なので、標準語というのが相応しい呼び方になります。
しかし主に関西で使われているという情報もあり、首都圏方言(東京弁、新東京方言)だという説も見つかりました。
具体的にどの方言と呼べばいいかは諸説あるようですね。
だべるは全国で使われている言葉なんだ!
だべるの語源や発祥は「駄弁を動詞化した使い方」
「だべる」の語源、発祥=無駄なおしゃべりという意味の、駄弁を動詞化した使い方
だべるの元となった言葉は、無駄なおしゃべりを指す、「駄弁」という言葉です。
駄弁(だべん)をだべるのように「る」を付けて動詞化することで、無駄なおしゃべりをすることを指す言葉に変化させたんですね。
そんなだべるが使われだしたのは明治時代です。
明治時代の学生が使いだし、大正時代から昭和初期に流行語となったことで、全国に広く知れ渡ったそうです。
そのため、だべるは昔の流行語が廃れず、定着した形だといえます。
また、1980年ごろには、だべるに「ing」を付けたダべリングという言葉が流行。
ダべリングの意味は「無駄なおしゃべりをしている」という、だべるの進行形ですね。
暇だったから友達とダべリングしてたよ~
しかし、ダべリングは現在は全く流行っていないため、死語とされています。
明治時代からあった「だべる」ですが、学生がよく使う言葉ということや、1980年ごろダべリングとして流行ったことから、若者言葉と誤解されることが多いです。
実際には若者言葉ではなく、れっきとした標準語、首都圏方言ということですね。
だべるって大昔の学生も使ってたんだね!
だべるの使い方・例文
「だべる」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
まずは学生の間で使われる時のだべるです。
やっほー!今何してたの?
やることなくて、友達とだべってたよ!
学生じゃなくても、だべると使う場面はありますよね。
午後は久しぶりに、友達とカフェでだべってくるね
そうなんだ!いってらっしゃい!楽しんでおいで
また、だべる時間は有意義ではないと考える人もいます。
こら!また友達とだべってたの?少しは勉強しなさーい!
うるさいなー!勉強もしてるよ!
だべる時間は日々のリフレッシュになったり、後にいい思い出になるかもしれません。
しかし、だべってばかりは良くないかもしれませんね。
だべるの類義語や対義語
だべるの類義語と対義語についても見ていきましょう!
だべるの類義語
だべるの類義語としては下記のものがあります。
無駄話
こら!また友達と無駄話してたの?少しは勉強しなさーい!
井戸端会議
井戸端会議の意味は「女性同士がうわさ話に興じる様子」で、井戸端会議はその様子をからかって例えた言葉です。
ママは近所の人と井戸端会議してるよ!
もうちょっとで帰って来るんじゃないかな?
やることなくて、友達とくっちゃべってたわ!
だべるの対義語
だべるの対義語として合うものはありません。
だべるは喋るという意味なので、対照的な言葉は「黙る」「沈黙する」になります。