今回は「出来事」の言い換え表現を紹介します!
「出来事」は「社会や身の回りに起こる事柄」を表す言葉です。
この言葉は、フォーマルにもカジュアルにも使える汎用性の高い言葉でしょう。
この記事では「出来事」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
出来事とは?意味は「おこった事柄」
「出来事」の意味=おこった事柄や事件のこと
また「不意に起こった事件・事故」というネガティブな意味合いで用いられることもあります。
こんな出来事、初めてのことで驚いた。
出来事の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは出来事のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①事例
事例=「前例となる事実。」という意味を表す言葉
具体例として引き合いに出す事のできる、実際にあった出来事を表しています。
基本的には「過去に実際にあった例」という意味で用いられます。
フォーマルな場面に適しており、日常会話で使うにはあまり向きません。
こんな事例、初めてのことで驚いた。
②事象
事象=「ある事情のもとで、表面に現れた事柄。現実の出来事。」という意味を表す言葉
特定の状況や現象、出来事を指す一般的な表現です。
自然現象や経済の動向、政治的な出来事、科学的な発見なども事象として捉えられます。
フォーマルな場面に適しており、日常会話で使うには向きません。
こんな事象、初めてのことで驚いた。
③事故
事故=「思いがけず生じた悪い出来事。物事の正常な活動進行を妨げる不慮の事態。」という意味を表す言葉
予期せず、意図せずに発生する不幸な出来事で、典型的には損傷または傷害をもたらすものを表します。
「不慮の事故」や「交通事故」など、ニュースや新聞などで見聞きする事の多い言葉ですよね。
フォーマルな言葉ですが、日常会話でも使われています。
こんな事故、初めてのことで驚いた。
④事件
事件=「世間が話題にする様な出来事。問題となる出来事。」という意味を表す言葉
特に法令上で扱われる事柄に使われることが多く、揉め事・争い・犯罪・騒ぎ・事件などが挙げられます。
事故との違いは「故意」の有無で、故意がある場合は事件となります。
フォーマルな言葉ですが、日常会話でも使われています。
こんな事件、初めてのことで驚いた。
⑤案件
案件=「問題になっている事柄。審議しなければならない事柄。」という意味を表す言葉
今まさに対処すべき問題として直面している事柄、検討・審議・調査などの対象になっている事柄を意味します。
ビジネスシーンでは、業務として扱われている事項全般を案件と呼び、対外的な営業・商談の単位を案件と呼ぶことが多いです。
ややフォーマルな場面に適しており、日常会話ではあまり使いません。
こんな案件、初めてのことで驚いた。
⑥事態
事態=「物事の状態、成り行き。」という意味を表す言葉
何かが起こっている状況や状態を指す言葉です。
特に問題や困難な状況を表現するのに使われることが多く、現在の状況や進行中の出来事を表現するのに適しています。
フォーマルな場面に適しており、日常会話で使うにはあまり向きません。
こんな事態、初めてのことで驚いた。
⑦騒動
騒動=「多人数が騒ぎ立てて秩序が乱れること。またその様な事件や事態。」という意味を表す言葉
揉め事や争いという意味もあります。
何らかの事件やトラブルが発生し、人々の関心を引き、多くの人々が関与することがあるのが騒動です。
一般的にはネガティブなイメージがありますが、時には社会問題の解決や変革のきっかけとなる意味がある言葉です。
ややフォーマルな表現ですが、日常会話で使うこともできます。
こんな騒動、初めてのことで驚いた。
出来事の”カジュアル”な言い換え・類語!
出来事のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧例
例=「前にすでにあったこと。先例。前例。」という意味を表す言葉
手本になる様なこと。模範。規範。という意味もあります。
「例」には、「例の件について、ご相談したいのですが」のように、話し手と聞き手の間で理解し合っている事柄を示す場合もあります。
ニュートラルな言葉なので、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できます。
こんな例、初めてのことで驚いた。
⑨こと
こと=「世の中に起こる、自然または人事の現象。事柄。出来事。」という意味を表す言葉
「事」は、最も広く用いられる言葉の一つで様々な意味があります。
世の中に起こる、自然または人事の現象。事柄。出来事。など多岐に使用します。
「失敗したらことだ」など大変な事態や重大な出来事などと言う意味でも使えます。
ニュートラルな言葉なので、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できます。
こんなこと、初めてのことで驚いた。
⑩イベント(event)
イベント=「出来事。催し物。行事。」という意味を表す言葉
起こる出来事や事柄、特定の場所や時間で行われる催し物、競技などの意味があります。
また、結果や影響が重要な事象や状況を示す時にも使用します。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
こんなイベント、初めてのことで驚いた。
⑪ケース(case)
ケース=「ここの事例。場合。」という意味を表す言葉
場合や状況、事例や問題、状態などを表しています。
また日本語表記の「ケース」は容器や入れ物を表していることが多いです。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
こんなケース、初めてのことで驚いた。
⑫場合
場合=「物事が行われているときの状態・事情。局面。」という意味を表す言葉
もし、ある事が起こったとき。そうなった折など、特定の状況や条件を示す言葉です。
「雨の場合、傘を持って出かける。」という文では「場合」は「雨が降るという状況」を示しています。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
こんな場合は初めてで驚いた。
⑬一大事
一大事=「放置できない重大な出来事。用意できない状態。」という意味を表す言葉
何かが予想外の展開を見せ、その影響が広範囲に及ぶような事態を指すことが多いです。
「一大事」は、「大事(だいじ)」をさらに強調した、やや大げさな言い方になります。
基本的にはカジュアルな場面で使われますがフォーマルな場面でも使われます。
こんな一大事、初めてのことで驚いた。
⑭一件
一件=「一つの事柄。ある一つの事件。」という意味を表す言葉
個々の出来事や案件を指し示す際に使用されます。
また物事を遠回しに言う言葉。あのこと。例のこと。と言う意味もあります。
「例の一件はどうなりましたか」のように、すでに知られている事柄、事件を遠回しにさして言う時に使用します。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
こんな一件、初めてのことで驚いた。
⑮物事
物事=「物と事。もろもろの物や事柄。」という意味を表す言葉
さまざまな事柄や出来事を指す表現です。
日常生活や仕事、学校などで起こる出来事や問題、考えなければいけない事柄を総称して表すことができます。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
こんな物事、初めてのことで驚いた。