今回は「電波系」というネットスラングについて解説します!
「電波系」とは、妄想癖のある人、理解しがたい言動や行動する人を指す言葉です。

「あの人、電波系だな」みたいに使うよ!
インターネット上で広まった言葉です。
この記事では「電波系」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
電波系とは?意味は「妄想癖がある、理解できない言動や行動をする人」
「電波系」の意味=妄想癖がある、理解できない言動や行動をする人
電波系とは、妄想が激しい人や意味不明な言動や行動をする不気味な人、他者と交流を持とうとしない人を指します。
また以前からキチガイという意味で使われていたり、放送禁止用語などの代わりに使用される言葉です。
「電波」「デンパ」「デムパ」などと表記されることもあります。
主に、インターネット上や若者言葉として使われるスラングです。ネットや若者言葉の中での意味は、おかしな言動や行動、意味不明な主張をしている人に対して使われます。
ネガティブな意味で使うときには、本人に使うことのないよう注意してください。
この言葉は元々はネガティブな意味合いが強かったのですが、人と違うことが受け入れられる現代社会では他者とは違う個性を表現するポジティブ寄りの言葉としても使われています。
個性的で奇抜な独自ファッションを指す意味で使われることもあります。



電波系はネガティブに使う事もあるし、個性を表現する言葉としても使用されるんだね!
電波系の発祥や元ネタは「電波による被害妄想を訴える人」
「電波系」の元ネタ、発祥=電波による被害妄想を訴える人
元々は電波による被害妄想の症状を訴える人を指す言葉です。
かつて、電波というものが一般的ではなかった時代は被害妄想症状を訴える者は動物や霊によるものだとされ、「狐憑き」と表現されていました。
しかし昭和になり、電波を発する家電が流通するようになると「頭の中に何者かの声が電波で届く」「電波で操られている」などの主張が多くなりました。
そんな中、1981年の深川通り魔事件の犯人が自らの行動を電波から命令されたと発言したことにより、被害妄想としての「電波」という言葉が一般的にも知られるようになったのです。
そこから理解が難しい支離滅裂な主張や言動行動をとる人に用いられていました。
それが、個性的で周囲とは異なる行動や独創的な思考をする人を指す意味合いでサブカルチャーやオタク文化でよく使われる表現になっていき1990年代前半に「電波」「電波系」という言葉が広がっていきました。
また現代では、つかみ所がない人にも使われるネットスラングへと変わっていきました。



時代の流れで生まれ、事件により広まった言葉なんだね
電波系の使い方・例文
「電波系」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①理解できない人に対するケース



新しい転校生、意味不明なことを一人でずっと喋ってるんだよね。



そうなんだ、電波系なのかもしれないね。
使用例②変な主張をしている人がいるケース



〇〇さんがいつも変なこと主張してて怖いんだよね



○○さん電波系だったんだ
使用例③ポジティブに使われるケース



彼女は電波系よね、それも彼女の個性だと思うわ。



確かに!それは彼女の魅力でもある。
電波系の類義語や対義語
電波系の類義語と対義語についても見ていきましょう!
電波系の類義語
電波系の類義語としては下記のものがあります。
不思議ちゃん
「不思議ちゃん」は、普通とは異なる独自の考え方や行動をする人を指す言葉です。その人の行動や考え方が一般的なものとは異なり、独創的で奇抜なことが特徴です。



あの子は不思議ちゃんだけど、アイデアがいつも斬新で面白いんだ。
電波系の対義語
電波系の対義語としては下記のものがあります。言葉としての対義語は見つからなかったので、意味としての対義語を紹介します。
普通
特に変わったところがないこと。あたりまえで、ありふれたものであること。



彼はとても普通だけど、話してて安心するなー。
平凡
すぐれた特色がなく、あたりまえなこと。



僕の日常は平凡だけど、穏やかに過ごすことが何よりも癒しなんだ。
電波系の豆知識・ちょっといい話
電波系を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
言葉を広めた一冊『電波系』という本がある
「電波系」という言葉の普及には、根本敬さんと村崎百郎さんによる書籍『電波系』(太田出版)が一役買ったとされています。
1990年代のサブカルチャーの中でこうした本や雑誌を通じて「電波」「電波系」という言葉が広まっていきました。ネットスラングの印象が強い言葉ですが、もとをたどると活字の世界から定着していった経緯があります。



本のタイトルにもなっていた言葉だったんだね。
「電波ソング」という派生語もある
「電波系」から派生した言葉に「電波ソング」があります。
意味不明だけれど妙に耳に残る、中毒性の高いアニメやゲームの楽曲を指す言葉です。「どこかから怪電波を受信して作られたとしか思えない」というニュアンスから名付けられたもので、「電波」という言葉が音楽の世界にも広がっていったのが面白いところです。



あの中毒性のある曲、電波ソングって言うんだ!
「電波」より前は「狐憑き」と呼ばれていた
電波という概念が一般的でなかった時代は、理解しがたい言動をする人は「狐憑き」と表現されていました。
家電が普及して電波が身近になると、その表現が「電波で操られている」といった言い方に変わっていきました。時代の技術によって、同じ現象をたとえる言葉が移り変わっていくのは興味深いですね。



時代によって、たとえる言葉が変わっていくんだな。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「電波系」の意味や由来を知っておけば、ネガティブにも個性の表現にもなるこの言葉を、相手を傷つけない形で使い分けられるはずです。文脈を見極めて、上手に使ってみてください。