喪男とは？意味・特徴｜使い方・例文｜語源・発祥｜類義語・対義語も解説

今回は「喪男」という言葉について解説します！

「喪男」とは、ズバリ！モテない男性という意味の言葉です。

ネット掲示板2チャンネルの「モテない男性板」のスレッドから生まれたネットスラングです。

この記事では「喪男」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ！

喪男とは？意味は「女性に縁がなくモテない男性」

「喪男」の意味＝サエなくて奥手なので女性に縁がなく、モテない男性

喪男とはモテない男性という意味の、ネット掲示板・2ちゃんねる発祥のネットスラングです。

主にインターネット上で使われ始め、今では広く若者を中心に使われるようになりました。読み方は「モテない男性」を省略して、「もお」「もおとこ」「もだん」。

「服喪」「喪中」「喪服」など、暗いイメージの「喪」という漢字を当て、モテないことへの残念さ、悲哀等を表現し、ネガティブに使用することが多いようです。

そもそも、女性との交際経験がない、告白されたことがないという事だけではなく、女友達を始めとする女性全般に縁がない男性を指しているので、日頃交流のある親族以外の異性がいるのであれば、「喪男」とは表現しません。

「喪男」の特徴としては、

• 女性経験がない
• 自虐的
• 受け身でネクラ、自分に自信がもてない
• ネガティブ思考
• モテたい気持ちすら持っていない
• 現実の女性に興味がなく、恋する相手は二次元
• 結婚を諦めている（結婚する気がない）

などが挙げられます。ちなみに、モテない女性は「喪女」と言い、モテない男女を総称して「喪」と呼びます。

ちなみに、過去に女性と付き合った経験があったり、本当はモテていたりしても「喪男」を装う場合があります。「ネットで喪男」略して「ネ喪」です。

「喪男」コミュニティーでの居心地が良く、喪男を装う場合があるようです。

モテない男性の中に入り、優越感を得るために喪男を装う人もいて、その場合、発言からそれがバレたりして嫌われがちです。

喪男の発祥や元ネタは「2ちゃんねるのモテない男性板」

「喪男」の元ネタ、発祥＝2ちゃんねるの「モテない男性板」スレッド

発祥は、ネット掲示板・2ちゃんねるの「モテない男性板」というスレッド。そこで生まれた用語の1つが「喪男」です。

「モテない男性」を略して「モ男」。そこに、残念な、もの悲しい意味合いを込めて「喪」の漢字を当てたのが「喪男」です。ネットスラングで、その後、しだいに広く使われるようになりました。

1990年代に開設された2ちゃんねる（今の5ちゃんねる）は、2000年代前半に盛り上がりを見せたネット上掲示板ですが、その中の「モテない男性板」では、モテない事を自虐的に表現し合い、どこかその状態を楽しんでいるような風潮があります。

決して卑屈過ぎるわけではなく、ユーモアを交えながら「喪男」であることを楽しむ独自の文化ともいえるでしょう。

喪男の使い方・例文

「喪男」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①　女性に縁がなく、モテないサエない男性を指して使う「喪男」

端的にモテない男性を表現するのに使う使い方です。

使用例②　プライドを保つためクールぶって使う「喪男」

女性との交際経験がなかったり女友達がいなかったりするのを、あえて自ら選択しているような印象を与える、開き直りを表現する使い方です。

使用例③　ネガティブ思考、自虐的に使う「喪男」

本人は現状打破を願いつつも、未だ女性との関わりから縁遠い自分をネガティブにとらえ、自虐的に表現した使い方です。

喪男の類義語や対義語

喪男の類義語と対義語についても見ていきましょう！

喪男の類義語

喪男の類義語としては下記のものがあります。

鯛男

モテないところは「喪男」と同じですが、違いは、モテたいという意思を持っている男性のこと。女性に興味があり、モテたい、お付き合いしたいことを隠さず前向きに表現することが特徴です。萌え豚・声豚・バチャ豚等へと変化することもあります。

モテるために努力したり、行動に移したりするのも「モテたい男、鯛男」の傾向といえます。

毒男

独身の男性を略して「独男」。「独」の部分をもじって「毒男」。モテない・経済力がない等の理由で結婚したくてもできない独身男性を揶揄した言葉です。自虐的に用いるところは「喪男」と同じですが、周囲が独身男性への蔑称の意味を込めて使ったりすることもあります。

気を付けたいのが、「女性を傷つける」毒のある悪い男の意味で「毒男」と表現することもあるので、使う時には注意が必要ですね。

非モテ

モテないこと。

喪男の対義語

喪男の対義語としては下記のものがあります。

モテ

リア充

現実社会での生活（リアル）が充実していること。