今回は「導入」の言い換え表現を紹介します!
「導入」は外部から導き入れること・引き入れることという意味の言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを導入しました。
「導入」は、日常生活ではほとんど使わないフォーマルな言葉です。
この記事では「導入」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
導入の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは導入のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①新設
新設=「組織、機関などを新たにもうけること。また、新たに設備、施設などをつくること」の意味
「導入」は、既存のものに新しいものを加えるときに使い、「新設」は、新しいものを初めて作り出すときに使います。
また「図書室を新設しました」のように既存のものであっても新しく作った時は「新設」、2回目以降取り入れる時には「導入」になることが多いです。
日常生活ではほとんど使わない、フォーマルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを新設しました。
②実装
実装=「コンピューターのハードウエアやソフトウエアに新たな機能を組み込むこと」の意味
「導入」は、新しいものを取り入れて使い始めることで、「実装」は、計画や設計を具体的に形にして使えるようにすることです。
新しく「導入」したコンピューターの中に機能を「実装」したといったニュアンスで、「導入」よりも小規模だといえます。
日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉だといえます。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを実装しました。
③始動
始動=「主に、機械やプロジェクトが動きはじめること。機械の運転を始めること」の意味
「導入」は、新しいものややり方を使い始めることを意味し、「始動」は、機械やプロジェクトが動き始めることを意味します。
「新設」と近い意味ですが、「始動」はより使う場面が限定的だといえます。
その意味合いから日常生活ではほとんど使わない、フォーマルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムが始動しました。
④参入
参入=「手を出していなかった分野に加わること」の意味
「導入」は新しいものを取り入れること、「参入」は新しい分野に入って活動を始めることです。
「導入」は人が物を入れる、「参入」は人が場所に入っていくイメージですね。
日常生活ではまず使わない、非常にフォーマルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムに参入しました。
⑤配備
配備=「手配して準備を整えること」の意味
「導入」は、新しいものを初めて使い始めるときに使い、「配備」は必要なものを配置して準備を整えるときに使います。
「導入」するために「配備」するといったニュアンスですね。
こちらも日常生活ではほとんど使わない、フォーマルな言葉だといえます。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを配備しました。
⑥受け入れる
受け入れる=「人や物を迎え入れたり、引き取ったりすること」の意味
「導入」は新しい物や考え方を取り入れることで、「受け入れる」は他の人や考え方を認めて取り込むことです。
同じ取り入れることですが、「受け入れる」は文字通りやや受け身で歓迎しているニュアンスですね。
日常生活でも使いますがビジネスシーンでよく使われるため、ややフォーマルな言葉といえます。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを受け入れました。
⑦適用
適用=「当てはめること、活用すること」の意味
「導入」は新しいものを取り入れて使い始めることで、「適用」はすでにあるルールや方法を特定の場面で使うことです。
新しく取り入れるのは同じですが、「適用」はすでに取り入れているものの範囲を広げて、新しく取り入れるといった意味合いになります。
日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを適用しました。
導入の”カジュアル”な言い換え・類語!
導入のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧取り組み
取り組み=「取り組むこと。物事にあたること」の意味
「導入」は新しいものや考えを取り入れて使い始めることで、「取り組む」は何かに一生懸命に努力することです。
物事にあたることでもあるので、新しく始める意味も含んでおり「導入」に近い使い方ができます。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムに取り組みました。
⑨組み込む
組み込む=「あるものを全体の一部としてその中に入れるのこと」の意味
「導入」は何かを初めて取り入れることで、「組み込む」はすでにあるものに新しい要素を加えること。
当てはめるという意味では「適用」と一緒ですが、「適用」は主にルールや方法に使い「組み込む」はもっと広い範囲で使われる言葉です。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを組み込みました。
⑩取り入れる
取り入れる=「外にあるものを取って中に入れる。とりこむ」の意味
「導入」は何かを初めて始めることで、「取り入れる」は既存のものに新しい部分やアイデアを加えることです。
非常に広い意味を持ち、新しいものでも既存のものでも「取り入れる」を使うことができます。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを取り入れました。
⑪取り掛かる
取り掛かる=「手をつける。着手する」の意味
「導入」は新しいものや考え方を最初に取り入れることで、「取り掛かる」は作業や仕事を始めることです。
ビジネスにおいて、どちらも始めることだといえますが、システム「導入」に向けて「取り掛かる」といった順番のニュアンスになります。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムに取り掛かりました。
⑫立ち上げる
立ち上げる=「企画立案して始動させる。また、設立する」の意味
「導入」は新しいものを取り入れることに使い、「立ち上げる」は新しいものを初めて作り上げたり始めることに使います。
「導入」を計画・準備して、実際にスタートさせるのが「立ち上げる」だといえるでしょう。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを立ち上げました。
⑬開始
開始=「はじまること。はじめること」の意味
「導入」は新しいものを取り入れることに使い、「開始」は何かを始める時に使います。
「立ち上げる」と同じスタートする意味ですが、「開始」はほとんどの言葉につかえる広い汎用性があり、「導入」も「開始」であるといえるでしょう。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを開始しました。
⑭設定する
設定する=「ある物事や条件をつくり定めること」の意味
「導入」は新しいものを初めて使い始めることで、「設定する」は、主に機械や道具を使う前に準備や調整をすることです。
条件を作ったり機械を調整することはこれから始めるということなので、言い換えとして十分適した言葉です。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを設定しました。
⑮始める
始める=「物事を新たに行う。今までの、していない状態から、する状態に移す」の意味
「導入」は特に新しいものを取り入れることに使い、「始める」は一般的に何かをスタートすることに使います。
「開始」をややカジュアルにした言葉ですが、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
ですが、場合によってはビジネスシーンに適さない場面もあるので、ややカジュアルな言葉として身近な同僚に使うのが無難でしょう。
社員のスキルアップのため、オンライン研修プログラムを始めた。
いかがでしたでしょうか?「導入」自体が普段あまり使わない言葉なので、日常的に使う言い換えは少ないですね。大体の言い換えがビジネスシーンでも使える言葉なので、その時の意味を伝える目的で言葉を選びましょう。