今回は「円滑」の言い換え表現を紹介します!
「円滑」は物事が滞らず、すらすら運ぶこと。また、そのさまという意味の言葉です。
プロジェクトを円滑に進めるために、詳細な計画を立てました。
「円滑」は主に会議などで使われる、フォーマルな言葉です。
この記事では「円滑」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
円滑の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは円滑のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①滞りなく
滞りなく=「物事がつっかえていない状態、流れが止まっていない様子」の意味
「円滑」は物事がなめらかに進むことを意味し、「滞りなく」は問題がなくスムーズに進むことを意味します。
どちらもスムーズに進むことを意味しますが、「円滑」はもっと広く使われ、気持ちや関係なども含む感じで「滞りなく」は、特にトラブルがなくうまく進むことを指します。
日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトを滞りなく進めるために、詳細な計画を立てました。
②つつがなく
つつがなく=「当初の予定通り進んでいること」の意味
「円滑」はもっと広い意味でスムーズなこと、「つつがなく」は特に問題なくスムーズに進むことを指します。
「円滑」は順調に、「つつがなく」は特に問題なく、といったニュアンスでほぼ同じ意味ですね。
日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトをつつがなく進めるために、詳細な計画を立てました。
③よどみなく
よどみなく=「水などが静かに揺れ動くさま」の意味
「円滑」は全体的にうまく進む感じ、「よどみなく」は止まらずに進む感じです。
「よどみなく」は川の流れにたとえられており、止まることなくスムーズという意味で「円滑」とはまた違ったスムーズを表しています。
こちらも日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトをよどみなく進めるために、詳細な計画を立てました。
④順風満帆
順風満帆=「物事がすべて順調に進行することのたとえ」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むこと、「順風満帆」はすべてが完璧にうまくいくことという違いがあります。
「順風満帆」は帆船からくる四字熟語で、帆に追い風を受けている状態でスムーズに進行すること意味しています。
日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトを順風満帆に進めるために、詳細な計画を立てました。
⑤首尾よく
首尾よく=「物事が滞ることなく、なめらかに進むさま」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むこと、「首尾よく」は目的が成功することという違いがあります。
首から尻尾までなので、最初から最後までスムーズに事が進んだという意味が含まれています。
日常生活ではほとんど使わない、フォーマルな言葉だといえます。
プロジェクトを首尾よく進めるために、詳細な計画を立てました。
⑥手際よく
手際よく=「少しもつかえず、とどこおりのないさま」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「手際よく」は作業や仕事が上手に、効率よく行われることを表します。
主に個人の作業がスムーズであることを指し、個人個人が「手際よく」作業してくれるから仕事が「円滑」に進むといったニュアンスです。
日常生活でもたまに使いますが、ビジネスの場で使うことが多く、ややフォーマルな言葉だといえます。
プロジェクトを手際よく進めるために、詳細な計画を立てました。
⑦支障なく
支障なく=「物事の処理のしかた。また、物事を処理する要領・腕前」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「支障なく」は問題や障害がなく物事が進むことを表します。
「つつがなく」も問題がなかったという意味合いですが、「支障なく」は問題自体はあったが計画に影響があるほどではなかった場合にも使われる言葉です。
日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトを支障なく進めるために、詳細な計画を立てました。
⑧軌道に乗る
軌道に乗る=「物事がすらすらと順調に進捗するさま」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「軌道に乗る」は計画通りにうまく進むようになることを表します。
主に計画を立てた時に使う言葉で、「円滑」よりも限定的な使い方をしますが、その用途的にビジネスシーンでよく用いられている言葉です。
日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
プロジェクトを軌道に乗せるために、詳細な計画を立てました。
円滑の”カジュアル”な言い換え・類語!
円滑のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨スムーズ
スムーズ=「つかえることなく、すらすらと進むさま」の意味
「円滑」と「スムーズ」はほとんど同じ意味を持ち、どちらも物事がうまく進む様子を表します。
強いて言えば「円滑」の方が日常生活ではあまり使わず、会議などのフォーマルな場面に向いていて、「スムーズ」は多くの場面で使われる言葉です。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、非常にニュートラルな言葉だといえます。
プロジェクトをスムーズに進めるために、詳細な計画を立てた。
⑩淡々と
淡々と=「物事が都合よく運ぶさま・うまい具合に」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「淡々と」は感情をあまり表に出さずに進めることを表します。
感情の浮き沈みがないためとても安定していて、スムーズに事が運んでいるといえるでしょう。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
プロジェクトを淡々と進めるために、詳細な計画を立てた。
⑪順調
順調=「何かが滑らかに進む様子、または障害がなく円滑に進行する様子」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「順調」は計画通りに物事がうまく進むことを表します。
「円滑」よりもポジティブなところがあり、相手に好感をもってもらえる積極的に使っていきたい言葉です。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、非常にニュートラルな言葉です。
プロジェクトを順調に進めるために、詳細な計画を立てた。
⑫計画通り
計画通り=「物事が滞りなく捗ること。また、そのようなさま」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「計画通り」は計画に沿って進むことを表します。
結果的に「順調」であるといえますが、その過程では問題やトラブルを乗り越えた上での「計画通り」である場合もあります。
また感情面も非常に淡々とした印象を受けるので、ビジネスシーンで使う機会は多くはないかもしれません。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉だといえます。
プロジェクトを計画通りに進めるために、詳細な計画を立てた。
⑬トントン拍子
トントン拍子=「事を進めるに当たって妨げとなるものではない、特に問題ではない」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「トントン拍子」はびっくりするほど順調に進むことを表します。
非常に良いことですが、喜びの感情を隠し切れない表現であり、ビジネスシーンでも身近な人にしか使われない言葉です。
そのため主に日常生活で使う、ややカジュアルな言葉だといえます。
プロジェクトをトントン拍子で進めるために、詳細な計画を立てた。
⑭良い塩梅(あんばい)
良い塩梅=「物事が計画したとおり順調に進行するようになる」の意味
「円滑」は物事がスムーズに進むことを表し、「良い塩梅」はバランスや具合がちょうど良いことを表します。
しょっぱくもなく甘くもなく、非常にちょうど良いという意味合いで使われる言葉ですが、やや年配の方が使う言葉です。
使う機会は少ないかもしれませんが、覚えておいても損はないでしょう。
主に日常生活で使う、ややカジュアルな言葉です。
プロジェクトを良い塩梅で進めるために、詳細な計画を立てた。
⑮すんなり
すんなり=「物事がちょうど良い状態やいい具合であること」の意味
「円滑」はスムーズに進むこと全般を表し、「すんなり」は特に障害や抵抗なく進むことを強調します。
使い方は似ていますが「すんなり」は意外にも・思ったよりといった意味合いが含まれているのでややネガティブに受け取られることもあります。
そのためか「トントン拍子」同様、ビジネスシーンでも身近な人に使うのが無難でしょう。
主に日常生活で使う、ややカジュアルな言葉だといえます。
プロジェクトをすんなり進めるために、詳細な計画を立てた。
いかがでしたでしょうか?「円滑」はとてもフォーマルで日常生活・ビジネスシーンどちらにも頻繁に使う言葉ではないので、言い換えはとても重要になります。ぜひこの記事を参考に上手に使い分けて下さいね。