今回は「選ぶ」の言い換え表現を紹介します!
「選ぶ」は二つ以上のものの中から、目的にかなうものをえりわけ、また、とり出すというときに使う言葉です。
この言葉は、どちらかと言えば日常生活で使用されるカジュアル寄りな言葉といえます。
この記事では「選ぶ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
選ぶとは?意味は「条件にかなうものをえり分ける」
「選ぶ」の意味=条件にかなうものをえり分けること
「選ぶ」は複数のモノからえり分けることを指すため、1つしかないものにたいしては使用しません。
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ選ぶ
選ぶの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは選ぶのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①択む(えらむ)
択む=「いくつかのもののうちで,条件にかなうものを決める。また,決めて抜き出す」の意味
「名誉の執筆に択まれて」などといった、多くの中から目的や基準にかなうものを取り出す、などの表現に使用することがおすすめです。
フォーマルな場面や文章作成時などに使用できる言葉です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ択む
②採択
採択=「ある意見・案などを、よいものとして選び取ること」の意味
いくつかの選択肢が明示され中から選んで取り上げる際に使用します。
ビジネスシーンなどのフォーマルな場面に向いていて、日常会話には向かない表現です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ採択する
③選る(える)
選る=「複数の中から目的や基準にあったものを取り出す」の意味
選ぶを丁寧な表現にした言葉であり、意味は同じです。
ビジネスシーンなどのフォーマルな場面に向いていて、日常会話には向かない表現です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ選る
④選する(せんする)
選する=「多くの中からえらびとる」の意味
また、詩歌・文章をえらぶ、えらんで編集するといった意味を持つので、対象を踏まえての使用をおすすめします。
丁寧な表現となり、フォーマルな場面で使用できます。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ選する
⑤簡抜
簡抜=「えらんで、よりぬくこと」の意味
選びぬくこと。おおぜいの中から選んで用いること。
選択肢が多い際の、フォーマルな場面での使用が適しています。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ簡抜する
⑥厳選
厳選=「厳重な基準によって選ぶこと」の意味
選ぶとの違いは 厳しい基準を設けているかどうかです。
厳しく選ぶために、選ばれる側の数が少ないと言えるシーンで特に使われやすい表現になります。
日常生活でも使用できますが、フォーマル寄りな場面での使用に向いています。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ厳選する
⑦選定
選定=「選んで、それにきめること」の意味
数ある中から、目的に合ったものを「選ぶ」ことに加え、そこに一定の基準を設けてその基準をクリアしたものだけを選ぶものです。
「選定」で選び出されるのは、一つの場合もあり複数の場合もありますが、「選ぶ」よりもかなり絞り込まれたものとなります。
人と物どちらでも使えますが、物に対して使われることが多い言葉です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ選定する
⑧選抜
選抜=「多数のものの中から基準や目的にあったものを選び出すこと」の意味
選抜はより良いものを選ぶという場合に使います。
また選抜は人に対して使用することも多い言葉です。
日常生活でも使用できますが、フォーマル寄りな場面での使用に向いています。
例文
数ある候補の中から優秀な作者を選抜する
選ぶの”カジュアル”な言い換え・類語!
選ぶのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨選択
選択=「複数の中から、よいもの、目的にかなうものなどを選ぶこと」の意味
選ぶ「行為」を示した言葉です。
日常会話でも、フォーマルな場面でもどちらでも違和感なく使用することができます。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつ選択する
⑩ふるう
ふるう=「ふるいにかけてより分ける」の意味
元来、ふるいにかけて不要、不適のものを除く意味を持ちます。ある基準に基づいて選び分けることを指し、「篩う」とも書く。
どんな場面でも使用しやすい言葉ですが、ふるうは同音異義語として、「大きく振り動かすこと」と使い方をするため、会話の流れや前後の言葉など、使い方を気を付ける必要があります。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつふるう
⑪選別
選別=「選び分けること。より分けること」の意味
また選んで、一定の基準に従い別々にするという意味合いを持ちます。
日常会話でもビジネス等のまじめな会話でも使用できるニュートラルな言葉です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品の選別を行う
⑫より分ける
より分ける=「対象を種類や適否によって区分けし、別々にする意」の意味
いくつもある中から、目的に合ったものを取り出すといった意味を持ちます。
選ぶだけでなく、選んだものを分けることを、日常生活でも使いやすくカジュアル寄りした表現です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をより分ける
⑬好き好む
好き好む=「特に好む。とりわけ好きになる」の意味
他方よりもいいと思う(または思われる)ときに使う言葉です。
日常会話で使用が出来、カジュアル寄りで使用しやすい言葉です。
例文
数ある候補の中から好き好んで優秀な作品を決める
⑭チョイス
チョイス=「選び出すことや選択肢」意味
英語の「choice」に由来しており、選択することや自由に選択できる権利という意味もあります。
フォーマルなシーンでの使用には向いていないため、日常会話での使用に向いています。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつチョイスする
⑮セレクト
セレクト=「選択すること、より抜くこと」の意味
選ぶや選択することを表したカタカナ語です。
動詞として使用する場合は「セレクトする」といった使い方をします。
日常生活や世間話でも使用がしやすい言葉です。
例文
数ある候補の中から優秀な作品をひとつセレクトする