今回は「フルボッコ」という言葉について解説します!
「フルボッコ」とは、「フルパワーでボッコボコにする」という意味の言葉です。
「ゲームでフルボッコにされちゃった」みたいに使うよ!
「フルボッコ」という言葉は、ネット上の中では2004年頃に2チャンネルで発祥されたと言われています。
この記事では「フルボッコ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
フルボッコとは?意味は「フルパワーでボッコボコ」
「フルボッコ」の意味=全力で相手を打ちのめす
フルボッコとは、「フルパワーで相手をボッコボコにする(または、される)」という意味のネットスラングです。
全力で相手をボッコボコにするという意味ですが、拳でボッコボコにする肉体的なダメージで使われるよりも、ゲーム上や討論の場などで精神的な勝ち負けで用いられる事が多い言葉となります。
- 議論の場でのフルボッコ=議論や口論で相手を正論で叩きのめす
- ゲーム対戦でのフルボッコ=相手が手も足も出せないような圧倒的な勝ち方
- スポーツなどでのフルボッコ=大差を付けての勝利
- 人数差でのフルボッコ=大人数vs少人数など、口論や実際の暴力などでの袋叩き
上記のように、様々な場面で幅広く使われており、悲惨な状況を表現する際に用いられます。
圧倒的な勝利ってことなんだね!
フルボッコの発祥や元ネタは「2ちゃんねる?」
「フルボッコ」の元ネタ、発祥=特大掲示板?漫画?
「フルボッコ」の発祥は不明ですが、2004年には2ちゃんねるで発言されており、それ以前から使われていたものと考えられます。
ネット上では2ちゃんねるが「フルボッコ」の発祥となっていますが、2000年の漫画「OLヴィジュアル系」の中で「フルボッコ」は使われており、漫画家の「かなつ久美」さんがブログ内でも発言しております。
かなつ久美さんが「自分で考えた言葉」と言っており、もしかしたら「OLヴィジュアル系」の漫画の中から広がっていった可能性も考えられます。
また2013年6月20日には、ソーシャルゲーム「フルボッコヒーローズRX」などを手掛ける「株式会社ドリコム」が、「フルボッコ」を商標出願しました。
その際、既にネット用語として流通していた「フルボッコ」という言葉を「一企業が独占しようとしている!」と、ネット上(匿名掲示板)で反感を買い話題にもなりました。
商標登録についてはあくまで、「フルボッコ」という名前を付けてゲームなどを作ったり売ったりした場合が侵害になるだけであり、コメントなどが制限されるものではありません。
そのため現在でも、若者中心に様々な場面で「フルボッコ」は使われています。
フルボッコは、漫画の作者さんが考えた言葉かもしれないんだね。
フルボッコの使い方・例文
「フルボッコ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①ネット上での討論の場などで使われます。
もぉ!正論ばかりで悔しいわ!
俺に敵うと思うなよ!フルボッコにしてやるぜ。
使用例②ゲーム対戦の場などでも使われます。
悔しいなぁ!太刀打ち出来ないじゃないか!
フルボッコにしてやったぜ!
使用例③スポーツ対戦などでも用いられます。
このチームを僕は応援しているんだ!最後まで頑張って欲しい!
大差を付けられているね。これはフルボッコなんじゃないかな?
フルボッコの類義語や対義語
フルボッコの類義語と対義語についても見ていきましょう!
フルボッコの類義語
フルボッコの類義語としては下記のものがあります。
論破
相手を言い負かすという意味合いです。
この間の議論は凄かったよね!
あの論破は凄かった!相手の理屈を打ち負かせて圧巻だったね!
袋叩き
複数で取り囲んで攻撃する事です。
この子猫、他の野良猫に複数で虐められてたの!
何て可哀想な事を!袋叩きなんて許せないわ!
こてんぱん
「こってり」→「こてんこてん」から変化した語源で、ボロボロに負ける事を指します。
〇〇の所の奥さんは怖そうだよな。
浮気なんてしようもんなら、こてんぱんにやられちゃうよ。
フルボッコの対義語
フルボッコの対義語はありませんでした。