今回は「現状」の言い換え表現を紹介します!
「現状」は現在の事象や状態を表す言葉です。
この言葉は、日常会話でもビジネスシーンでも使われるニュートラルな言葉といえます。
この記事では「現状」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
現状とは?意味は「現在のありさま」
「現状」の意味=現在のありさまのこと
「現状」は、自分自身でどうにかできる状態を表現する言葉ともいえるでしょう。
成績を上げるためには、現状に甘んじることなく努力することが大切です。
現状の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは現状のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①近状
近状=「近頃の様子や状態」の意味
「近状」は、人や物などの最近の様子や状態がどのようなものかを表現する場合に使われる言葉です。
「近状」は、物事が途中いろいろに変わりながら進んでいく様子や状態などに関して使われます。
日常会話で使われることは少ない、ややフォーマル寄りな言葉です。
「近状」例文
お世話になった上司の近状を教えていただけますでしょうか。
②現況
現況=「今の時点での様子や状態」の意味
「現況」は、今現在の具体的な状況や事態を客観的に表現する場合に使われる言葉です。
また、不動産用語では物件をそのままの状態で売買するなどの意味を持っています。
ビジネスシーンで使われることが多い、ややフォーマル寄りな言葉です。
「現況」例文
こちらの物件は現況での引き渡しとなります。
③実情
実情=「表にはあらわれにくいほんとうの事情」の意味
「実情」は、外からはうかがい知ることができない内面的な実際の様子や事情を表現する言葉です。
「実情」は、偽りのない心情という意味も併せ持つため、感情や気持ちを伝える意味で使われることもあります。
日常会話で使われることは少ない、ややフォーマル寄りな言葉です。
「実情」例文
会議での報告により会社の実情を知ることができた。
④実態
実態=「表からはわかりにくいありのままの状態」の意味
「実態」は、目で見て確認できる状態にある事実で確証があることを表現する言葉です。
「実情」と同じ意味を持ちますが、「実情」は客観的、「実態」は、確信的な状態を表します。
日常会話で使われることは少ない、ややフォーマル寄りな言葉です。
「実態」例文
明日の会議までに取引先の実態を調査し報告いたします。
⑤現下
現下=「現在」の意味
「現下」は、過去や未来ではないまさに今、目の前のことを表現する言葉です。
「現下」は、困難な状態にあるその時のことを表す場合に多く使われます。
日常会話では使われることはないフォーマルな言葉です。
「現下」例文
現下の経済状況について正確に把握する必要があります。
⑥有り様
有り様=「物事がどのようであるかという様子」の意味
「有り様」は、ある物事のそのままの様子や状態を表現する言葉です。
また、「有り様」には、身分や境遇という意味もあります。
どちらも良くない状態や様子を表す場合に使われることが多いです。
日常会話で使われることは少ない、ややフォーマル寄りな言葉です。
「有り様」例文
大地震による被害の有り様を知り遺憾に思います。
現状の”カジュアル”な言い換え・類語!
現状のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦シチュエーション
シチュエーション=「日常生活の中の状況」の意味
「シチュエーション」は、人物の境遇や立場、状態を表現する場合に使われる言葉です。
映画や演劇、小説などでは登場人物が置かれている状態など物語を展開させるために設定された場面を意味して使われます。
日常会話でもフォーマルなシーンでも幅広く使えるニュートラルな言葉です。
「シチュエーション」例文
プロポーズするには最高のシチュエーションですね。
⑧近況
近況=「近頃の様子」の意味
「近況」は、最近の生活や身の回りの状況を表現する言葉です。
「現況」と同じ意味を持ちますが、「近況」は、個人の日常生活など身近な事柄を伝える場合や尋ねる場合に使われる言葉です。
日常会話でもフォーマルなシーンでも幅広く使えるニュートラルな言葉です。
「近況」例文
お手すきの折りに、御近況などお聞かせいただければ幸いです。
⑨現時点
現時点=「今という時点」の意味
「現時点」は、今この時という瞬間を表現する場合に使われる言葉です。
近い将来には状況が変わるかもしれないことを考えに入れながら現在のことを伝える場合に使われます。
日常会話でもフォーマルなシーンでも幅広く使えるニュートラルな言葉です。
「現時点」例文
現時点では、商品到着の確認が取れておりません。
⑩状況
状況=「さまざまに動いているその場、またはその時のありさま」の意味
「状況」は、変化し続ける物事や周囲の様子のその時の状態や事情を表現する場合に使われる言葉です。
「状況」は、時間の経過を考えの中に入れて物事が変化していく様子を伝える場合や、ある出来事が起こった時の周囲の様子やかたちなどを表す場合に使われます。
日常会話でもビジネスシーンでもよく使われるニュートラルな言葉です。
「状況」例文
天候の状況によっては、イベント会場の変更が必要になります。
⑪現在
現在=「過去と未来の間」の意味
「現在」は、時間の流れの中で話し手がここで経験している瞬間を表現する場合に使われる言葉です。
また、物事が進んでいく様子や状態を伝える場合にも使われます。
もう一つ、確かに目の前に存在していることという意味もあります。
日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われるニュートラルな言葉です。
「現在」例文
現在の目標は新製品開発を成功させることです。
⑫実際
実際=「物事があるそのままの姿」の意味
「実際」は、なにも飾らない隠し事のない物事のありのままの状態を表現する場合に使われる言葉です。
また、「実際」は、理論や空想などではなく実地の場合という意味もあります。
ちなみに仏教用語では、存在の究極的な姿という意味を持っています。
日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われるニュートラルな言葉です。
「実際」例文
この物語は実際にあった出来事をもとに作られたものです。
⑬現実
現実=「実際にこうであるというごまかしようのない状態」の意味
「現実」は、いま目の前に現れている状態や事実を表現する場合に使われる言葉です。
また、「現実」には、実際に存在していることという意味で使われることもあります。
主に自分の五感で感じたり経験している状態を表す言葉です。
日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われるニュートラルな言葉です。
「現実」例文
どんなに厳しくても現実から目を背けてはいけない。
⑭その時
その時=「何かが起こったその瞬間」の意味
「その時」は、過去に起きた出来事や、これから起こる未来の出来事についてそれが起きた瞬間を表現する言葉です。
「その時」は、何かが起こった時間を表現する場合に使われますが、「そのとき」は、何かが起こった状況を表現する場合に使われます。
日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われますが、ややカジュアル寄りな言葉です。
「その時」例文
その時の感動は言葉では言い表せないほどだ。
⑮あるがまま
あるがまま=「実際にあるそのままの状態」の意味
「あるがまま」は、自分自身や物事の外面や現状に関することを表現する場合に使われる言葉です。
「あるがまま」は、仏教では体験している世界をそのまま受け止めるという意味を持つ言葉です。
フォーマルなシーンではあまり使われないややフォーマル寄りな言葉です。
「あるがまま」例文
あるがままの自分を受け入れて生きていこう。