ゴースティングとは?意味・元ネタ・発祥|使い方・例文|類義語・対義語も解説

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今回は「ゴースティング」というゲーム用語について解説します!

「ゴースティング」とは、オンライン対戦ゲームにおける不正行為・マナー違反を意味する言葉です。

「ゴースティングして敵の動きを把握する」みたいに使うよ!

幽霊という意味の「ゴースト(ghost)」に由来して生まれました。

この記事では「ゴースティング」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

ゴースティングとは?意味は「ゲーム配信者につきまとう違反行為」

「ゴースティング」の意味=ゲーム配信者の動きを確認しながら、先回りして不正に攻撃すること

ゴースティングとは、ゲーム配信者の生配信を見ながら同じゲームに参加し、意図的に配信者に攻撃をしかけたり、自分に有利になるよう立ち回ったりすることを言います。

通常、オンライン対戦のゲームは、自分専用の画面で行われるものが多く、敵の情報は限定的にしか知ることができません。

しかし、ゴースティングプレイヤーは、配信者がマッチ(ゲーム相手を募集すること)をかけたタイミングに合わせてゲームに参加します。

そして、配信者側の位置や装備、状態などを配信上で一方的に確認し、弱点を知った上で攻撃してくるのです。

ゲーム配信
https://www.ask-corp.jp/guide/avermedia-game-capture-part1.html

まるで幽霊のように相手につきまとい、動きを把握するという意味では、ピッタリの言葉ですね。ちなみに、ゴースティングは別名「G」と呼ばれたり、海外では「ストリームスナイプ」「ストリーミングスナイプ」と呼ばれます。

オンライン配信ゲームにおける、カンニング行為ってことなんだね!

ゴースティングの発祥や元ネタは「幽霊(ghost)」

「ゴースティング」の元ネタ、発祥=ゴースト

オンライン対戦ゲームにおける「ゴースティング」の由来は、残念ながら正確には分かっていません。しかし、「ゴースティング」という言葉自体は、2016年にアメリカで生まれたことが分かっています。

その背景には、出会い系サイトやSNSでの出会いが主流になってきたことが関係していると言われています。

恋愛の場面における「ゴースティング」とは、相手の連絡を一方的に断ち、呼びかけにも一切応じず、まるで幽霊のように突然姿を消してしまう行為のことを意味します。

ゴースティング
https://koi-memo.com/15469

こうして生まれた「ゴースティング」という言葉が、幽霊のように付きまとい、配信者の情報を不正に入手して、一方的に攻撃をしかけるという意味に派生し、次第にオンライン対戦ゲームの世界でも使われるようになったのです。

インターネットによる通信ゲームが普及するきっかけとなったのは、1997年にアメリカのエレクトロニック・アーツ社が発売した「ウルティマオンライン」だと言われています。

その後2000年に入り、韓国のガンホー・オンライン・エンターテイメントが開発し大流行した「ラグナロク・オンライン」や、NCSOFTが発売した「リネージュ」などのMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)が日本で広まり、オンラインゲームの人気に火が付きました。

MMORPG
https://games.app-liv.jp/archives/509095

では、ネット上でゲームをプレイする様子を配信したり、実況するようになったのはいつ頃からなのでしょうか。

一説によると、2002年3月27日、2ちゃんねるの掲示板に「実況!ゲームキューブを買いました」というスレッドが立てられたのが最初ではないかと見られています。

このスレッドではスレッド作成者が「バイオハザード」をプレイする様子が本人によって投稿されました。

同年7月13日には、「ニュース速報」に「【ドラクエⅢ】3日でクリアーします。【中継】」というスレッドが立てられ、「【実況】今やってるゲームを実況するスレ【速報】」に発展。これを機に、2004年になると実況系のスレッドが多数立てられるようになりました。

こういった背景から、ゲームをプレイしている様子を生配信する文化が生まれたのですが、配信者にしか知りえない情報までもがネット上に公開されるようになってしまったことで、ゴースティングという不正行為を行う人も増えたのです。

このゴースティングは、相手に対して怒りや苦痛を与え、持っていき場のない感情に追いやります。

言葉が生まれるきっかけとなった恋愛の場面においても、ゲームの場面においても、迷惑行為という意味は同じですね。

恋愛もゲームも、裏切り行為は「ダメ。ゼッタイ。」

ゴースティングの使い方・例文

「ゴースティング」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例① オンライン対戦ゲームは、フェアプレイで楽しみましょう

もしかして、君ゴースティングしてるんじゃない?

そんな不正行為はしていないよ!どうしてそう思ったの?

敵の行動を先読みして行動していたし、武器や装備もやたらと強いからさ。もしや配信を見ながらプレイしていたのかと思ったんだよ。

昔からやりこんでるゲームだから、先の予想をしながらプレイできるってだけさ。アンフェアなことはしないよ!

使用例② ゴースティングが運営にバレた人の末路は…

この人、やたら先回りして攻撃してくるし、僕の生配信を見ているようだな…ゴースティングだと運営に通報しよう。

えぇ!アカウントが永久凍結されてる!昨日のゴースティングがバレたんだ…

使用例③ 恋愛におけるゴースティングも、嫌な気持ちになるものです

最近SNSで知り合った人がいるんだけど、ここ数日返信がこないの。楽しくおしゃべりしていたのに、どうしてかしら…

それ、ゴースティングされたんじゃない?

ゴースティングってなに?

突然連絡がなくなったり、無視されたり。まるで幽霊のように姿を消すことから、ゴースティングっていうんだ。

ゴースティングの類義語や対義語

ゴースティングの類義語と対義語についても見ていきましょう!

ゴースティングの類義語

ゴースティングの類義語としては下記のものがあります。

スナイプ(スナイパー)

動画配信は見ていないものの、特定のプレイヤーと同じマッチを狙って入り込み、意図的に配信者を狙って攻撃することです。

昨日のゲーム対戦はスナイプが凄くて途中棄権したんだ。

それは辛いし、迷惑だったね。やめてほしいよね。

あんまり悪質だったから、運営に通報したけどね。うんざりだよ。

ゴースティングの対義語

ゴースティングの対義語はありませんが、ゴースティングされた場合の対応をご紹介します。

キックする

ゲームのリーダーまたはホストが、ふさわしくない行為をするプレイヤーを強制退場させることです。

あのプレイヤー、わざとに見せかけて君のこと攻撃してない?

確かに。鬱陶しいからキックして、新しい仲間を呼ぼうか!

配信に遅延を入れる

配信ツールで遅延設定をすることが可能です。リアルタイムで配信を観れなければ、ゴースティングは成立しません。

前回の配信、ゴースティングされてさぁ。負けちゃったんだよね。

今回はわざと配信遅延させてみたら?

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