今回は「ご愛顧」の言い換え表現を紹介します!
「ご愛顧(ごあいこ)」は「引き立ててもらう」「贔屓(ひいき)にしてもらう」「目をかける」という意味の敬語です。
長年にわたるご愛顧に心より感謝申し上げます。
取引先や顧客などに対して日頃の感謝の意を伝える時に使われる、ややフォーマルな言葉です。
この記事では「ご愛顧」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ご愛顧の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはご愛顧のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①お引き立て
お引き立て=「相手から受けた愛顧や支援、または相手に求める支援」の意味
「引き立て」に丁寧の「お」をつけた言い方です。
「お引き立て」には、大きく分けて以下の2つの意味があります。
- 「力添え、支援」: 相手が自分のことを力強く引き上げてくれる、あるいは支援してくれるという意味
- 「引き立ててくれる」: 相手が自分の製品やサービスを積極的に利用してくれる、あるいは会社を贔屓にしてくれるという意味
例文
長年にわたるお引き立てに、心より感謝申し上げます。
②ご愛顧を賜り
ご愛顧を賜り=「ひいきされる立場の人が、ひいきしてくれた相手に対して、感謝の意を伝える」の意味
よく使われる丁寧な表現で、「愛顧してくれていること」に対する感謝の気持ちを伝える時に使われます。
「賜る」は「もらう」と「与える」の両方を表す言葉です。
「もらう」という意味を示す際には謙譲語、「与える」という意味では尊敬語として使われます。
例文
長年にわたるご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
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③ご贔屓
ご贔屓(ごひいき)=「気に入った人に目をかけ世話をするという意(贔屓)の丁寧な表現」の意味
目上の人やお客様に対して使う、丁寧な言葉です。
「判官贔屓(ほうがんびいき/はんがんびいき)」は、弱い者や敗者に同情して肩を持ったり、応援する意味があります。
「判官」という昔の役職を務めていた、源 義経に由来のある四字熟語です。
例文
長年にわたるご贔屓に、心より感謝申し上げます。
④ご高配
ご高配=「相手の配慮や心配りを敬う言葉」の意味
「高」には相手への敬意、「配」には配慮を表す意味があります。
フォーマルな場面で使われる、非常に丁寧な言葉です。
似ている言葉に「ご厚情」「ご親切」があります。
例文
いつもご高配いただき、誠にありがとうございます。
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⑤ご厚情
ご厚情(ごこうじょう)=「相手の厚い情けや深い思いやり」の意味
深い情けや思いやりのことを意味する「厚情」に、丁寧の「お」をつけた表現です。
目上の人や社外の人に対して、長年の取引や協力に感謝を述べたい場合などに使われます。
似ている表現に「ご厚意」「ご親切」「ご高配」があります。
例文
長年にわたるご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
⑥ご厚誼
ご厚誼(ごこうぎ)=「親しい付き合いや厚いよしみ、情愛のこもったつきあい」の意味
目上の人や社外の人に対して使う、丁寧で敬意を込めた表現です。
「誼」は「よしみ」と読み、親しい間柄、親しみを意味します。
同じ読み方の「ご交誼」とはニュアンスが異なります。
- 「ご厚誼」:長年の付き合いの中で築き上げられた信頼関係や、恩を感じているような、より特別な関係性のこと
- 「ご交誼」:友人同士や同僚など、対等な関係の人々との親しい付き合いのこと
例文
長年にわたるご厚誼に対し、心より感謝申し上げます。
⑦お力添え
お力添え=「他人の仕事を手助けすること」の意味
「力添え」に丁寧さや敬意を加える接頭語の「お」を付けた敬語表現です。
ものごとを依頼したり、感謝する時に使われます。
例文
長年にわたるお力添えに、心より感謝申し上げます。
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⑧ご高配
ご高配=「相手の配慮や心配りを敬う言葉」の意味
配慮や心配りを表す「高配(こうはい)」に、尊敬を表す接頭語「ご」を付けた敬語です。
相手に気を配り、丁寧に対応するという意味合いを持つ言葉に「配慮」がありますが、ニュアンスや使われ方が異なります。
- 「高配」:相手の地位や立場を尊重するニュアンスを含む、より丁寧でフォーマルな印象
- 「配慮」:より一般的な言葉で、相手への気遣いを表す
例文
長年にわたるご高配にあずかり、心より感謝申し上げます。
⑨ご好評
ご好評=「評判が良いこと」の意味
顧客への感謝の意を伝えたり、商品の魅力をアピールしたりする時に使われます。
同じく、良い評価を表す言葉に「高評」がありますが、ニュアンスや使われ方が異なります。
- 「好評」:一般的な人々から良い評価を得ていること
- 「高評」:評価が非常に高いこと、特に専門家や権威者からの評価が高いことを強調する場合
「好評」の度合いに分けて「大好評」「絶賛」「人気沸騰」「飛ぶように売れる」のように言い換えられます。
例文
長年にわたりご好評をいただき、誠にありがとうございます。
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⑩ご支援
ご支援=「力や物資などを提供し、応援すること」の意味
相手からの協力や応援に対して感謝の意を伝えたり、相手に対して協力や応援を依頼したりする時に使われる言葉です。
似ている言葉に「ご協力」「ご助力」「ご鞭撻」があります。
例文
長年にわたるご支援に、心から感謝を申し上げます。
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ご愛顧の”カジュアル”な言い換え・類語!
ご愛顧のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪いつもご利用いただき
いつもご利用いただき=「相手が自分の製品やサービスを継続して利用してくれていることに対する感謝の気持ち」の意味
お客様への感謝の気持ちを伝える時に使う、汎用性の高い表現です。
より丁寧な表現に、「日頃よりご愛顧いただき」「平素より格別のご厚情を賜り」があります。
例文
いつもご利用いただきありがとうございます。
⑫普段からお付き合いいただき
普段からお付き合いいただき=「相手への感謝の気持ちを伝える時に使う表現」の意味
取引先や顧客との長期的で継続的な関係性を表す時に使われる丁寧な表現です。
「いつも」と似た意味合いを持ちますが、ニュアンスの違いがあります。
- 「いつも」: より日常的な、頻繁なやり取りへの感謝を表す
- 「普段から」: 長期的な関係性や習慣的な行為への感謝を表す
例文
普段からお付き合いいただき感謝しています。
⑬いつも応援いただき
いつも応援いただき=「継続的な応援やサポートを受けていることに対する感謝を表す」の意味
取引先、顧客、上司、同僚など、様々な相手に対して使われる言葉です。
「日頃よりご声援いただき」「多大なるご支援を賜り」のように言い換えると、より丁寧な印象になります。
例文
いつも応援いただきありがとうございます。
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⑭いつもお世話になり
いつもお世話になり=「日頃から相手から支援や助けを受けていることに感謝していること」の意味
フォーマルな場面でも、日常的にも使える言葉です。
「ご多忙の中、ありがとうございます」「大変お世話になっております」などのより丁寧な表現がよいこともあります。
例文
いつもお世話になりありがとうございます。
⑮使ってくれて
使ってくれて=「相手が自分のために何かをしてくれたことに対する感謝の気持ちを表す」の意味
カジュアルな印象で、親しい間柄の相手に使うことが多い表現です。
かしこまった場面では、「ご利用いただきありがとうございます」「ご活用いただきありがとうございます」「ご検討いただきありがとうございます」のような、より丁寧な表現が適しています。
例文
使ってくれてありがとう。
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