ご配慮の言い換え15語!ビジネスでの別の言い方や類義語は?

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今回は「ご配慮」の言い換え表現を紹介します!

「ご配慮」は相手を気遣う行為や心遣いをあらわし、相手への敬意を示す言葉です。

あなたのご配慮にいつも助けられています。

ビジネスシーンなどで使用される、フォーマルな言葉です。

この記事では「ご配慮」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

ご配慮の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!

まずはご配慮のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。

ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。

①お気遣い

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お気遣い=「配慮・心配りへの感謝」の意味

「お気遣い」は「気」と「遣い」の組み合わせです。

  • 気(き):他人や物事に対する気づかいや意識のこと。
  • 遣い(つかい):「遣う」の名詞形。注意や思いを働かせること。

「ご配慮」は丁寧な対応・配慮全般への感謝を表しますが、「お気遣い」は個人的な気づかいに感謝を示します。

目上の人や上司、同僚、部下などに使います。

仏教用語に由来のある「遠慮会釈(えんりょえしゃく)」は、つつましく控え目にして他人のことを思いやる意味です。

類義語に「ご親切」「ご厚情」があります。

「お気遣いなく」は、「気にしないでください」「心配しないでください」の丁寧な表現です。

例文

あなたのお気遣いにいつも助けられています。

②お心遣い

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お心遣い=「思いやりや気づかいに対する感謝の気持ち」の意味

「お心遣い」は、「心」と「遣い」の組み合わせから成り立っています。

  • 心(こころ):思いやりや気持ち、人の感情や考え方、思慮深さを表す。
  • 遣い(つかい):「遣う」の名詞形。特に他人や物事に対して注意を払うこと。

目上の人や先輩など、相手への敬意を表しています。

贈り物をもらったり、入院時の差し入れをもらったときなどに使用します。「お金」の意味もあります。

「お気遣い」とは意味が異なり、 相手が自分へ特別な配慮をしてくれた時に使われる、心からの気づかいや思いやり のことです。

例文

あなたのお心遣いにいつも助けられています。

③お心配り

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お心配り=「相手が自分の安否や状況などを気にかけてくれること」の意味

「お心配り」は、「心」と「配り」の組み合わせです。

  • 心(こころ):人の感情や考え方、思慮深さ。
  • 配り(くばり):「配る」の連用形で、気を配る、注意を払うこと。

相手の健康や状況を気づかう時に使われます。報告書や企画書などのビジネス文書には使用しません。

目上の人には、 より丁寧な「お心遣い」が適切です。

類義語に「ご心配」「ご懸念」があります。

例文

あなたのお心配りにいつも助けられています。

④ご高配

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ご高配(ごこうはい)=「気づかいや心配りを敬って言う言葉」の意味

「ご高配」の「高」は相手への敬意、「配」は 相手が自分へ気を配ることです。

自分に対する特別な気づかいに深い感謝を伝える言葉です。目上の人に使い、初対面の相手・同僚や部下には使用しません。

主に書き言葉で使われ、取引先へのメールや挨拶状の中で用います。

同じくよく使われる敬語表現に「ご愛顧」がありますが、「ご高配」の方が敬度が強くフォーマルな場に適しています。

「ご愛顧」はひいきされる側からいう言葉なので、自分がしたことには使いません。

例文

上司の御高配にいつも助けられています。

⑤お察し

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お察し=「相手が推察することの丁寧表現」の意味

「察する」の敬語表現で、相手への理解や共感を示します。

目上の人には「お察しいたします」、同僚に対しては「お察しですね」のように使います。

「お察し」に似ている言葉に次のようなものがあります。

  • 「推察」:おしはかること
  • 「お見受け」:相手の状況や様子を見て判断したり、理解したことの丁寧な表現
  • 「斟酌(しんしゃく)」:先方の事情をくんでやること
  • 「ご賢察(ごけんさつ)」:相手が推察することを敬うこと
  • 「ご明察 (ごめいさつ)」:相手の推察が的確なことを示すこと

「心中お察しいたします」は、相手が困難な状況に直面したり、悲しみや苦しみを抱えている時に、慰めや励ましの意味を込めて使われます。

例文

あなたにお察しいただき、助かっています。

⑥ご芳情

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ご芳情(ごほうじょう)=「敬意を込めて、親切心思いやりを表現すること」の意味

目上の人や取引先などに使う表現で、お礼状やメール、喪中はがきや年賀状などで使われます。

「ご芳情を賜(たまわ)り」は、相手の親切な行為や心遣いへ深く感謝する言葉です。

「芳」は「良い香り・美しい」、「情」は「気持ち・思い」の意味です。

「賜り」は「もらう」の謙譲語で、相手から何かをいただいたことを丁寧に表します。

似ている言葉に「芳心(ほうしん)」「芳志(ほうし)」「情け」があります。

例文

大変助けられました。ご芳情に深く感謝いたします。

⑦ご親切

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ご親切=「良いことをしてもらった時のお礼の言葉」の意味

親切な行為へお礼を伝える言葉です。

「親」は「親しい・身近に接する」、「切」は「心から・ひたすら強く」の意味があります。

「親切」を表す四字熟語には以下があります。

  • 「温厚篤実(おんこうとくじつ)」:穏やかで優しく、人情に厚く誠実なこと
  • 「懇切丁寧(こんせつていねい)」:細やかなところまで注意が行き届き、手厚く親切なこと
  • 「懇到切至(こんとうせっし)」:隅々まで心が届き、この上なく親切なこと
  • 「 老婆心切(ろうばしんせつ)」:年老いた女性が子や孫を深く愛し、親身になって世話を焼くこと

目上の人へだけでなく、同僚や部下にも使えます。

「ご懇意に(ごこんいに)」「御芳心(ごほうしん)」などの類義語があります。

例文

あなたのご親切にいつも助けられています。

⑧ご協力

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ご協力=「ある目的の達成に、複数の人や組織が力を合わせ、共同で作業すること」の意味

協力を尊んで使う言葉で、依頼やお礼をする時に使います

「ご配慮」は状況や立場を考えた上での気遣いへ、「ご協力」は具体的な行動で支援したことへの謝意です。

「お力添え」「ご支援」「ご尽力」「サポート」「バックアップ」のように言い換えられます。

全員の力を結集し、一致協力して任務に当たることを示す「戮力協心(りくりょくきょうしん)」は中国の古典に由来した四字熟語です。

目上の人へは「お力添え」や「お手伝い」などを使うとよいでしょう。

例文

あなたにご協力していだたき、いつも助けられています。

⑨考慮

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考慮=「相手側の状況や気持ちを理解し、適切な対策をとること」の意味

「ご考慮」は相手側に何かを検討や判断をしてほしい時に使います。

「考慮する」「考慮に入れる」は似ていますが、意味が異なります。

  • 「考慮する」:ある事柄について、様々な側面から検討・分析すること。広い視野で総合的に判断する。
  • 「考慮に入れる」:ある事柄を、判断の材料の一つとすること。特定の要素を判断の際に重視する。

また、「考慮する」と同じ意味を持つ「鑑みる」は、過去の経験や他者の事例を参考にするニュアンスを含みます。

「思慮分別(しりょふんべつ)」は、物事の道理や善悪などを注意深く考えて判断することです。

「思慮」 の語源は、古代中国の思想家・孔子の教えをまとめた「論語」、「分別」の語源は、古代中国の思想家・孟子の教えをまとめた「孟子」の中にあります。

例文

あなたに考慮していただき、いつも助けられています。

⑩注意

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注意=「気をつけること、気をくばること」の意味

ビジネスシーンでは、警告や注意喚起、指摘や依頼をする時に使われますが、相手に不快感を与えない、丁寧な言い回しを心がけるとよいでしょう。

「ご指導」「ご指摘」「改善点」のように言い換えられます。

丁寧語に「ご注意ください」「ご留意ください」があります。

  • 「ご注意ください」: 特定の行動や状況への注意・警戒を促す。具体的に危険や不利益を避けるよう促す意味合いが強い。
  • 「ご留意ください」:ある事柄について、心に留めておいてほしいという気持ち。注意喚起だけでなく、配慮や理解を求める意味合いも含まれる。

細心の注意をはらう意味の四字熟語に「胆大心小(たんだいしんしょう)」があります。

「胆大」は度胸があり大胆であること、「心小」は心が細やかで注意深いことを表し、大胆さと慎重さの相反する要素を兼ね備えることを指します。

例文

あなたに注意していただき、いつも助けられています。

ご配慮の”カジュアル”な言い換え・類語!

ご配慮のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。

ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。

⑪気配り

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気配り=「手落ち・失敗のないように、あれこれと気をつけること」の意味

単なる丁寧な言葉遣いや立ち振る舞いだけでなく、相手への深い理解と共感に基づいた行動を指す言葉です。

「目配り」「気配り」「心配り」は、相手に配慮する気持ちを表しますが、微妙にニュアンスが異なる言葉です。

  • 「目配り」:周囲の状況に注意を払う
  • 「気配り」:相手の気持ちや状況を察知し、それに応じた行動をする
  • 「心配り」:相手の幸福を願い、積極的に援助する

例文

あなたの気配りにいつも助けられています。

⑫思いやり

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思いやり=「他人の気持ちや状況を理解し、気遣いをすること」の意味

ビジネスシーンでも日常的においても使える、相手への共感、配慮、尊重の気持ちを表す言葉です。

「優しさ」「親切」「労り」「計らい」「ホスピタリティ」のように言い換えることができます。

例文

あなたの思いやりにいつも助けられています。

⑬気を利かせてくれる

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気を利かせてくれる=「相手の状況や立場に適した行動をとる様子」の意味

ビジネスシーンでは、より丁寧な表現や状況に合わせた言い回しが適しています。

ビジネスシーンで使う場合は、以下のような丁寧な言い換えがよいでしょう。

  • 「ご配慮いただき、ありがとうございます。」
  • 「お心遣いありがとうございます。」
  • 「ご親切にありがとうございます。」
  • 「お世話になります。」
  • 「助かります。」

例文

あなたが気を利かせてくれるので、いつも助けられています。

⑭気にかけてくれる

カジュアルな言葉を表す画像

気にかけてくれる=「相手が自分や物事に対して関心や配慮を持ってくれたこと」の意味

相手への感謝の気持ちを伝える際に使う言葉ですが、ビジネスシーンではより丁寧な表現がよいでしょう。

「心を配る」「思いやる」「気配りする」「世話をやく」のように言い換えられます。

例文

あなたが気にかけてくれるので、いつも助かってます。

⑮考えてくれる

カジュアルな言葉を表す画像

考えてくれる=「相手が自分のために思慮深く行動し、配慮や助言をしてくれること」の意味

相手が何かを検討したり、解決策を提案したりする際に使われる表現です。

ビジネスシーンでは、「ご思案頂きありがとうございます」のように、より丁寧で具体的な表現を使うとよいでしょう。

例文

あなたが考えてくれるのでいつも助かってます。

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