今回は「ご自愛ください」の言い換え表現を紹介します!
「ご自愛ください」は「ご自身のお体を大切にして下さい」と伝えるときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルな言葉に分類され、カジュアルな日常会話ではあまり使用しません。
この記事では「ご自愛ください」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ご自愛くださいとは?意味は「相手の健康を気遣う」
「ご自愛ください」の意味=相手の健康を気遣う敬語
「ご自愛ください」は、ビジネスシーンから暑中見舞いや年賀状など様々なシーンでよく使われる言葉です。
相手との関係性を問わず、気遣いを表現する際に使用しやすいでしょう。
非常にありきたりな表現でもあるため、ビジネスシーンでは他の言い替えパターンを知っておくと便利です。
お忙しいと存じますが、くれぐれもご自愛ください
ご自愛くださいの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはご自愛くださいのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご自愛専一になさって下さい
ご自愛専一になさって下さい=「自身の体の健康を第一にして下さい」の意味
「ご自愛専一」とは、「自分の体を第一に大切にする」というニュアンスです。
「ご自愛ください」をより丁寧に言い換える言葉で、目上の方への言葉としてやビジネスメールなどで活用できます。
お忙しいと存じますが、くれぐれもご自愛専一になさって下さい
②お体おいといください
お体おいといください=「体を気遣って大切にして下さい」の意味
「いとう」は漢字で書くと「厭う」となります。
「お体おいといください」のように「かばう、いたわる」という意味もありますが、「嫌がる、避ける」といった意味にも使用される漢字のため、フォーマルなシーンであってもひらがな表記のままで問題ありません。
お忙しいと存じますが、くれぐれもお体おいといください
③ご健勝をお祈りします
ご健勝をお祈りします=「元気で健康であることを祈っています」の意味
「健勝」は、「健康ですこやかなさま」を表します。
「ご健勝」という尊敬表現することで目上の人にも使用することができ、ビジネスシーンではごく一般的な挨拶の表現と言えるでしょう。
相手を気遣う言葉としても、手紙やスピーチの結び言葉として使うことも可能である便利な言葉です。
お忙しい中ではございますが、ご健勝をお祈りいたします
④養生なさってください
養生なさってください=「お大事になさって下さい」の意味
「ご自愛なさってください」は主に体調を崩していない状態の相手に対して体を気遣う際に使用されますが、「養生なさってください」は「体調の回復に専念するため体を大事にして下さい」というニュアンスです。
相手の立場を問わず使うことのできる表現ですが、すでに体調を崩してしまった人に対して使うようにしましょう。
お忙しいと存じますが、何卒養生なさってください
⑤お労りください
お労りください=「しっかりと休んで、体を労って下さい」の意味
「お労りください」は、相手の体調のみならず努力や苦労も含めて気遣う表現です。
また、健康状態を問わず、目上の方にも使うことができるので利便性が高い言葉と言えます。
お忙しいと存じますが、何卒お労りください
⑥健康にご留意ください
健康にご留意ください=「自身の健康に注意してください」の意味
字の通り「健康」に気をつけてもらいたいという気持ちを表現します。
「くれぐれも」や「十分に」などを加えると、より丁寧な文面に整えることができると言えるでしょう。
お忙しいと存じますが、くれぐれも健康にご留意ください
⑦体調崩されませんよう
体調崩されませんよう=「体の調子を悪くしないよう気をつけてください」の意味
「ご自愛ください」を少しシンプルな言い方に変えた文章と言えます。
ニュアンスもほとんど同様と言えるのと、「くれぐれも」や「お気をつけください」などの文言を加えることで、より目上の方に対して使いやすい言葉にすることができるでしょう。
お忙しいと存じますが、くれぐれも体調崩されませんようお気をつけください。
⑧ご健康をお祈りします
ご健康をお祈りします=「相手の健康を心から願っています」の意味
相手の健康の維持やこれ以上の不調に至らないように、心から願っているさまを表現します。
このままでも目上の方やビジネスシーンで十分使うことが可能ですが、「お祈りします」を「お祈り申し上げます」という謙譲語に変換することで、よりフォーマルなシーンに適した文面になると言えるでしょう。
お忙しい日々かと存じますが、ご健康をお祈り申し上げます。
⑨お健やかにお過ごしください
お健やかにお過ごしください=「健康に過ごせることを願っています」の意味
相手の心身の健康を祈っている気持ちを丁寧に伝える言葉と言えるでしょう。
相手の立場を問わず、ビジネスメールや手紙や挨拶などの結びの言葉に使うことが多い言い換え方法です。
お忙しい日々かと存じますが、お健やかにお過ごしください。
⑩ご無理をなさいませんよう
ご無理をなさいませんよう=「無理をせず、自分の健康や状況を大切にしてください」の意味
文章のニュアンスが伝わりやすい言葉ですが、「ご無理」と丁寧に表現することでフォーマルなシーンで目上の方にも使うことが可能です。
同等の立場や部下などには「ご無理をなさいませんよう」だけでも使うことが可能ですが、丁寧な表現が必要な場合は「お気をつけください」や「お労りください」などを付け加えると良いでしょう。
お忙しい日々かと存じますが、ご無理をなさいませんようお気をつけください。
ご自愛くださいの”カジュアル”な言い換え・類語!
ご自愛くださいのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪お体にお気をつけください
お体にお気をつけください=「体調に気をつけてください」の意味
「ご自愛ください」と同様に、体調を崩していない人に向けて多忙を気遣ったり、季節の変わり目などの体調を崩しやすい時期のビジネスメールや手紙などによく使用されます。
目上の方に向けても使用することができますが、シンプルな表現なのでより丁寧な文章を求められる場面ではより適切な言い換え方法を選択する方が無難でしょう。
お忙しいと存じますが、お体にお気をつけください。
⑫用心ください
用心ください=「健康に注意してください」の意味
「用心」は「気をつけること」といった意味ですが、相手を気遣う際に使用する場合は「体の不調に気をつけてください」というニュアンスの言葉であることが多いと言えるでしょう。
「用心ください」だけでは、何に用心するのか曖昧な印象なので、「体調の変化に」や「風邪が流行っていますので」など、文頭に何に用心してもらいたいかを付け加えることでより丁寧な文面にすることができます。
お忙しいと存じますが、体調の変化に用心ください。
⑬ゆっくり休んでください
ゆっくり休んでください=「時間を気にせず体を休ませてください」の意味
「時間は気にせず、体を休ませて回復に努めてください」というニュアンスの言葉です。
気心の知れた間柄であったり、同等の立場や後輩に向けて相手を気遣う気持ちを伝える際にはシンプルで使いやすい言い換え方法と言えるでしょう。
体調の良し悪しだけでなく、多忙や苦労を労う際にも使うことができます。
忙しとは思うけど、ゆっくり休んでくださいね。
⑭体に気をつけてね
体に気をつけてね=「体調に気をつけてね」の意味
「体に気をつけてね」と表現する場合の「体」は「体調」のことを指し、細かい部分は言わずもがな伝わるであろうという曖昧な表現です。
非常に簡単な言い換え方法なので、カジュアルなシーンで使用しましょう。
忙しいだろうけど、体に気をつけてね。
⑮元気で過ごしてね
元気で過ごしてね=「健康を大切に、元気に日々を過ごしてください」の意味
「体調を崩さないよう」=「元気で」という、カジュアルな表現です。
年末の挨拶や、送別の際などしばらく離れる相手の健康を祈るニュアンスで使用されることが多く、非常にシンプルな言い換え方法なので、気心の知れた相手に対してカジュアルなシーンで使いましょう。
忙しいだろうけど、元気で過ごしてね。