ご海容とは?意味|言い換え・類語|例文・使い方|由来・語源も解説

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今回は「ご海容(ごかいよう)」というビジネスシーンで使われている言葉について解説します!

「ご海容(ごかいよう)」とは、こちらのミスや失敗、失礼ごとを相手に寛大な心で許していただくという意味の言葉です。

「乱筆乱文、ご海容ください」みたいに使うのよ

ご海容とは、ミスや失敗を広い心で許すという意味の「海容」に「ご」を付けて謙譲語にした言葉です。

この記事では「ご海容」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

ご海容とは?意味は「相手が寛大な心で失敗を許すこと」

「ご海容(ごかいよう)」の意味=相手が寛大な気持ちで失敗や失礼事を許してくださるということ

ご海容(ごかいよう)とは相手が寛大な気持ちでミスや失敗、失礼事などを許してくださる、という意味のビジネスシーンで使われる言葉です。

ご海容は主にビジネスシーンの書簡や、目上の人との手紙などで使われます。

書面などでは「ご海容ください」のように書き、相手に対して「寛大な気持ちで、失敗や失礼ごとをどうかお許しください」と伝える言葉ですね。

ニュアンスとしては「大目に見てください」「ご容赦ください」のようになります。

失敗をした後に「すみませんでした」のように使う言葉ではありませんので、注意したいですね。

「ご海容ください」は、「大目に見てください」ってことなんだね!

ご海容の語源や由来は「海容」

「ご海容(ごかいよう)」の語源、由来=ミスや過ちを寛大に許すという意味の言葉「海容(かいよう)」

ご海容という言葉・表現の生まれは、海容という言葉を敬語にしたことです。

海容(かいよう)とは寛大な気持ちでミスや過ちを赦すという意味の言葉で、それに「ご」が付いたのがご海容です。

「ご」は相手を立てる謙譲語なので、ご海容は海容がへりくだった形なんですね。

海容という言葉の成り立ちは読んで字のごとく、広さの象徴である「海」と、許す・聞き入れる・ゆとりがあるなどの意味を持つ「容」が熟語になったものです。

それぞれの漢字の意味がそのまま熟語の意味になった言葉ですね。

そんなご海容、ビジネスシーンなどで度々使われてきた言葉ですが、いつから使われるようになったのかはわかっていません。

かなり昔から使われ続けている表現だと思われます。

「ご海容」は失敗を寛大に許す意味の海容が、謙譲語になった言葉なんだね!

海容の使い方・例文

「海容」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

今日は仕事でミスばっかり…どうかご海容を…。

入ったばかりなんだから、そんなものですよ!
気を落とさないで!

使用例②

検討した結果、今回の○○さんの企画は見送らせていただくことになりました。何卒ご海容ください。

ガーーーン…

使用例③

今回の無礼に関しては、上の人がご海容くださったぞ。
今後は気を付けるように!

本当にすみませんでした!

ご海容の言い換えや類対義語

ご海容の言い換えや、類義語と対義語についても見ていきましょう!

ご海容の言い換えや類義語

ご海容の言い換えや類義語としては下記のものがあります。

大目に見る

「大目に見てください」は「ご海容ください」などよりも砕けた表現になります。

より年齢や立場が近い相手などに使い、お堅いビジネスシーンなどでは不適切です。

今日は仕事でミスばっかり…どうか大目に見てください…

ご容赦ください

事情があって相手の期待に添えない場合に使う言葉です。

ご海容くださいとは、かなり近い表現です。

まだ慣れていないものでミスがあるかもしれません。
どうかご容赦ください…

ご理解ください

ご理解くださいは「察してください」のような意味を持つ言葉です。

「ご海容ください」は相手に許しを請うイメージですが、「ご理解ください」はこちらの事情をわかってもらうイメージで意味の違いがあります。

シチュエーションに応じて使い分けたいですね。

事情をご理解頂ければ幸いです。

ご海容の対義語

ご海容の対義語として、挙げられるものはありません。

ご海容は許していただく意味を持つので、反対の意味は「許していただけなかった」などのニュアンスになります。

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