今回は「ハリボテ」という一般用語について解説します!
「ハリボテ」とは、見掛け倒しという意味の言葉です。
彼はハリボテ人間だねみたいに使うよ!
ハリボテは2世紀の中国で始まり、平安時代に日本に伝来したと言われている言葉です。
張り子で外観だけ作った中身のない物という意味や、見かけは立派だが実質が伴わない人として使われます。
この記事では「ハリボテ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ハリボテとは?意味は「見かけだけ似せたもの」
「ハリボテ」の意味=外観だけ立派
ハリボテとは見た目が立派な偽物という意味の一般用語です。
張り子+ぼてが転じてハリボテになりました。
演劇やTVでは芝居の小道具、街並みなど背景に使われます。
ビジネスでは中身がない経営者の事や、自信満々に見えるが本当は臆病者に人などを指します。
外観や立場だけが立派で、中身はスカスカ・・・と言った時に使います。
表面だけってことなんだね!
ハリボテの発祥や元ネタは「2世紀の中国」
「ハリボテ」の元ネタ、発祥=2世紀の中国で始まった
ハリボテは2世紀の中国で始まったと言われています。
日本に中国から伝来したのは平安時代頃、産室に犬筥(いぬばこ)と言う一対の犬をかたどった張子の箱が飾られていました。
張り子とは、木や竹で似せたい物の外枠を作り、その外枠に紙を貼って外観を仕上げて作る方法です。
ぼてとは、かごに紙張りにしたものの総称です。
この張り子とぼてが組み合わさって、張りぼて・ハリボテという言葉が出来たようです。
平安時代には既にあったんだ
ハリボテの使い方・例文
「ハリボテ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
①外観を見て
あれは本物かな?
精巧に作られたハリボテだよ
②内面を見て
若い議員が出てきたね
2世議員で中身のないハリボテだよ
使用例③
あの人ビシッと決まった服装だね
見た目だけ気にするハリボテみたいな人だよ
「ハリボテ」の類義語や対義語
ハリボテの類義語と対義語についても見ていきましょう!
ハリボテの類義語
「ハリボテ」の類義語としては下記のものがあります。
見掛け倒し
強そうだけど見かけ倒しだったね
名ばかり
名ばかり先行して中身が無い!
看板倒れ
大言を言って看板倒れになるんじゃない?
ハリボテの対義語
「ハリボテ」の対義語としては下記のものがあります。
本物
偽物かと思ったら本物だ!
真実
ウソばっかり言って、これが真実よ
実在
架空の人物かと思ったら実在したんだ