今回は「早とちり」という一般用語について解説します!
「早とちり」とは、間違った認識という意味の言葉です。
早とちりしちゃった!みたいに使うよ!
「早とちり」という言葉は、栃麺という食べものが発祥と言われています。
この記事では「早とちり」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
早とちりとは?意味は「失敗」
「早とちり」の意味=事実を確認せずに結論を出して失敗する事
早とちりとは情報や出来事について、事実を確認せずに結論を出して失敗するという意味の一般用語です。
「早とちりしてしまった」などと使いますが、誤った判断や評価をして失敗している時に使用します。
「とちる」は、演劇用語でセリフや演技を間違える意味です。
間違える事から「失敗」そのものを指す言葉として、広く使われております。
「早」と「とちる」が合わさり、早く判断して失敗するという意味で使用されます。
ちゃんと確認しないで失敗ってことなんだね!
早とちりの発祥や元ネタは「栃麺」
「早とちり」の元ネタ、発祥=栃麺と言う食べ物
長い間日本語で使われてきたもので、その具体的な発祥についての確かな情報は有りません。
そもそも早とちりの「とちり」は、栃麺(とちめん)の栃(とち)から来ています。
栃麺とはトチノキの実、小麦粉、そば粉を練ってうどん上にした食べ物です。
栃麺を作る時はスピードが重要で、速さが足りずに失敗する事を「栃る」と言い、失敗する事を指します。
食べ物から来てるのは知らなかった!
早さだけを求めて栃ることから、「早とちり」と言う言葉になったようです。
早とちりの使い方・例文
「早とちり」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
①誤認
ちゃんと確認しないからこんなミスをするんだよ
申し訳ありません、早とちりだったようです
②他人を評価
あの人はせっかちだねぇ、もう行っちゃったよ
よく早とちりする人で有名なんだよ、気を付けて
③内容に対して
こんな間違った情報を新聞が書くか?信じられん!
早とちりして事実無根の記事だったね、もう読まないよ。
早とちりの類義語や対義語
早とちりの類義語と対義語についても見ていきましょう!
早とちりの類義語
「早とちり」の類義語としては下記のものがあります。
思い違い
喧嘩したのは旦那の思い違いからよ
早合点
焦って早合点してしまった、落ち着かなくては
はき違い
伝えた内容と意味が違う、はき違えてるよ
早とちりの対義語
「早とちり」の対義語としては下記のものがあります。
思慮深い
そこまで考えてるなんて、なんて思慮深い人だ
注意深い
物事は注意深く観察するのが大事だよ
慎重
ケアレスミスね、慎重に考えてみましょう