今回は「引き継ぎ」の言い換え表現を紹介します!
「引き継ぎ」は、他の者が処理していた作業などを代わりに行うことを表す言葉です。
この言葉は、ビジネスシーンでよく使われる、フォーマルな言葉に分類されます。
この記事では「引き継ぎ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
引き継ぎとは?意味は「業務を後任者に引き継ぐ」
「引き継ぎ」の意味=行っていた業務を後任者に引き継ぐこと
「あとの人に渡す」というニュアンスで用いられる言葉です。

次のプロジェクト業務を、○○さんに引き継ぎます。
引き継ぎの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは引き継ぎのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①申し送り


申し送り=「必要な情報や注意事項を伝達すること」という意味
短期的な業務状況や、注意事項を伝える場合に使われます。
引き継ぎの要素のひとつで、情報の確実な伝達が目的です。
ビジネスシーンでよく使われますが、社外の人に対しては使われない言葉です。



会議で決定した内容を、他部署に申し送りしておきます。
②伝達


伝達=「情報や命令、意思などを他者に伝えたり、広めたりすること」という意味
教育、組織運営など、さまざまな場面で使われる言葉です。
単純に情報を伝える行為であり、必ずしも責任や業務の移行を伴うわけではありません。
ビジネスシーンでも使われる、フォーマル寄りな言葉です。



会議で決定した内容を、他部署に伝達しておきます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③伝承


伝承=「知識や文化を世代を超えて受け継ぐこと」という意味
書物などの記録によらず、口伝えや実践的な継承によって伝えられるものを指すことが多いです。
知識、技術、文化、伝統など、無形の価値を次世代に受け継ぐ行為を指します。
カジュアルなシーンではあまり使われない、フォーマル寄りな言葉です。



当社の製作技術は、代々伝承されてきたものです。
④継承


継承=「前の世代や先人が築いたものを引き継ぎ、それを受け継いでいくこと」という意味
物理的なものだけでなく、目に見えない価値観や知識なども含めて使われる言葉です。
歴史的、文化的、精神的な意味合いが強い場面で使われます。
フォーマルなシーンや、ビジネスの場でも使われる言葉です。



当社の製作技術は、代々継承されてきたものです。
⑤承継


承継=「財産・権利・義務・地位・事業などを正式に受け継ぐこと」という意味
特定の人や団体が、それまで他者が持っていた法律上の地位や権利を引き継ぐことを指します。
相続、事業承継、契約の引き継ぎなど、法的・専門的な文脈で使われます。
カジュアルなシーンで使われない、フォーマル寄りな言葉です。



特許権を承継するための手続きを、法務部が進めています。
⑥後継


後継=「前任者の役割や地位を引き継ぐこと、またはその引き継ぐ人」という意味
組織や事業のリーダー、家業の跡取りなどに対して使われることが多いです。
長期的に役割を担うという意味合いが強いです。
ビジネスシーンでよく使われる言葉です。



新規事業の後継者は、長年の経験を持つ部門長が担うことになりました。
⑦後任


後任=「特定の役職や職務を前任者(以前の担当者)から引き継ぐ人」という意味
ある職務や役職を引き継ぐ、次の人を指します。
ポジションや、職務の交代時などで使われます。
ビジネスの場や、学校なとでもよく使われる言葉です。



次のプロジェクト業務の後任として、○○さんが選ばれました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧代理


代理=「本来その役割を果たすべき人(本人)に代わって、他の人がその職務や権限を行使すること、またはその人」という意味
本来の担当者が不在または対応できない場合に、一時的にその役割を代行することを指します。
代理人には通常、正式な権限を与えられています。
ビジネスの場でもよく使われる言葉です。



部長が出張中なので、私が代理で会議に出席します。
引き継ぎの”カジュアル”な言い換え・類語!
引き継ぎのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨後釜


後釜=「前任者が辞めたり退いたりした後、その役割や地位に就く人」という意味
時に、皮肉や批判的なニュアンスを含むこともある表現です。
役職や職務を引き継ぐ「人」を指し、特に役職の交代時に使われます。
日常会話でも使われる、ニュートラルな言葉です。



部長が退職した後、彼の後釜として新しい部長が来ました。
⑩後継ぎ


後継ぎ=「家業・家督・財産・地位などを引き継ぐ人」という意味
特に、家族経営の企業や伝統的な家柄(武家・商家など)で使われることが多い言葉です。
家業や地位、財産などを次の世代にしっかりと引き継ぐ人や、その役割を指します。
ビジネスシーンでも使われる、ニュートラルな言葉です。



社長の後継ぎとして、専務が指名されました。
⑪交代


交代=「ある役割や職務、位置などを他の人と入れ替わること」という意味
特に、複数の人が順番に同じ仕事や役割を担当する場合に使われます。
交代は通常、短期的または定期的に行われ、元の担当者が戻ることが多いです。
さまざまなシーンで使える、ニュートラルな言葉です。



次のプロジェクト担当を、○○さんに交代します。
⑫受け継ぐ


受け継ぐ=「他者から何かを引き継ぐこと、または受け取ってそのまま続けていくこと」という意味
家業や伝統、文化、技術などを次の世代や人物に渡して、それを守り続けることを指します。
単に受け取るだけでなく、それを守り、発展させていくという意味がが含まれています。
ニュートラルな言葉で、ビジネスの場でもよく使われます。



当社の製作技術は、代々受け継がれてきたものです。
⑬バトンタッチ


バトンタッチ=「何かを次の人に引き渡すこと」という意味
主に役割や責任、仕事を次の人に渡すときに使われる表現です。
短期間の役割交代や交替の意味合いで、シフト勤務や選手交代などに使われます。
カジュアルなシーンでも使える、ニュートラルな言葉です。



次のプロジェクト担当を、○○さんにバトンタッチします。
⑭代わり


代わり=「物事を他のものに交換する、または他の人や物に置き換えること」という意味
交換、代替、代理、代行など、さまざまな意味で使われる言葉です。
一時的または、代理的な役割を果たす場合に使われます。
フォーマルなシーンではあまり使われない言葉です。



出張中の部長の代わりに、私が会議に出席します。
⑮伝える


伝える=「情報や感情、意図などを他の人に知らせる、または引き継ぐこと」という意味
口頭や書面、行動など、さまざまな方法で他の人に伝達することを意味します。
情報の提供が中心で、必ずしも相手にその後の行動や役割を託すわけではありません。
日常会話でも使われる、カジュアル寄りな言葉です。



会議で決定した内容を、他部署に伝えておきます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ