今回は「引き継ぎ」の言い換え表現を紹介します!
「引き継ぎ」は他の者が処理していた作業などを代わりに行うことという意味の言葉です。
次のプロジェクト業務を、○○さんに引き継ぎます。
ビジネスシーンでよく使われる、ニュートラルな言葉です。
この記事では「引き継ぎ」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
引き継ぎの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは引き継ぎのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①申し送り
申し送り=「必要な情報や注意事項を伝達すること」という意味
短期的な業務状況や、注意事項を伝える場合に使われます。
引き継ぎの要素のひとつで、情報の確実な伝達が目的です。
ビジネスシーンでよく使われますが、社外の人に対しては使われない言葉です。
会議で決定した内容を、他部署に申し送りしておきます。
②伝達
伝達=「命令・意思・情報などを口頭または書類で相手に伝えること」という意味
生物学で、神経線維の興奮がシナプスを介してニューロン(神経細胞)または筋肉・分泌腺などに伝えられること、興奮伝達という意味もあります。
単純に情報を伝える行為であり、必ずしも責任や業務の移行を伴うわけではありません。
ビジネスシーンでも使われる、フォーマル寄りな言葉です。
会議で決定した内容を、他部署に伝達しておきます。
③伝承
伝承=「伝え聞くこと、人づてに聞くこと」という意味
ある集団の中で、古くからあるしきたり・信仰・風習・言い伝えなどを受け継いで後世に伝えていくこと、また、そのようにして伝えられた事柄と言う意味もあります。
知識、技術、文化、伝統など、無形の価値を次世代に受け継ぐ行為を指します。
カジュアルなシーンではあまり使われない、フォーマル寄りな言葉です。
当社の製作技術は、代々伝承されてきたものです。
④継承
継承=「前代の人の身分・仕事・財産などを受け継ぐこと、承継」という意味
物理的なものだけでなく、目に見えない価値観や知識なども含めて使われる言葉です。
歴史的、文化的、精神的な意味合いが強い場面で使われます。
フォーマルなシーンや、ビジネスの場でも使われる言葉です。
当社の製作技術は、代々継承されてきたものです。
⑤承継
承継=「前の代からのものを受け継ぐこと、継承」という意味
特定の人や団体が、それまで他者が持っていた法律上の地位や権利を引き継ぐことを指します。
相続、事業承継、契約の引き継ぎなど、法的・専門的な文脈で使われます。
カジュアルなシーンで使われない、フォーマル寄りな言葉です。
特許権を承継するための手続きを、法務部が進めています。
⑥後継
後継=「前任者や師・先輩などから、事業・学問・地位などを引き継ぐこと、また、その人、あとつぎ」という意味
あとに続くこと、特に、あとから続く軍隊、あとぞなえという意味もあります。
長期的に役割を担うという意味合いが強いです。
ビジネスシーンでよく使われる言葉です。
新規事業の後継者は、長年の経験を持つ部門長が担うことになりました。
⑦後任
後任=「前の人に代わって任務に就くこと、また、その人」という意味
ある職務や役職を引き継ぐ、次の人を指します。
ポジションや、職務の交代時などで使われます。
ビジネスの場や、学校なとでもよく使われる言葉です。
次のプロジェクト業務の後任として、○○さんが選ばれました。
⑧代理
代理=「本人に代わって事を処理すること、また、その人」という意味
本来の担当者が不在または対応できない場合に、一時的にその役割を代行することを指します。
代理人には通常、正式な権限を与えられています。
ビジネスの場でもよく使われる言葉です。
部長が出張中なので、私が代理で会議に出席します。
引き継ぎの”カジュアル”な言い換え・類語!
引き継ぎのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨後釜
後釜=「前の人に代わって、その地位に就く人、後任者」という意味
のち添いの妻、後妻(ごさい)という意味もあります。
役職や職務を引き継ぐ「人」を指し、特に役職の交代時に使われます。
日常会話でも使われる、ニュートラルな言葉です。
部長が退職した後、彼の後釜として新しい部長が来ました。
⑩後継ぎ
後継ぎ=「前任者に続いて、その地位に就くこと、また、その人、後任」という意味
師の学問や芸などを引き継ぐこと、また、その人、後継者という意味もあります。
家業や地位、財産などを次の世代にしっかりと引き継ぐ人や、その役割を指します。
ビジネスシーンでも使われる、ニュートラルな言葉です。
社長の後継ぎとして、専務が指名されました。
⑪交代
交代=「役割や位置などを互いに入れかえること、また、互いに入れかわること」という意味
特に、複数の人が順番に同じ仕事や役割を担当する場合に使われます。
交代は通常、短期的または定期的に行われ、元の担当者が戻ることが多いです。
さまざまなシーンで使える、ニュートラルな言葉です。
次のプロジェクト担当を、○○さんに交代します。
⑫受け継ぐ
受け継ぐ=「前の人が残した仕事などを引き受けて行う、また、ある人の性質や意志などを引き継ぐ、継承する」という意味
家業や伝統、文化、技術などを次の世代や人物に渡して、それを守り続けることを指します。
単に受け取るだけでなく、それを守り、発展させていくという意味がが含まれています。
ニュートラルな言葉で、ビジネスの場でもよく使われます。
当社の製作技術は、代々受け継がれてきたものです。
⑬バトンタッチ
バトンタッチ=「仕事や責任などを後任者に引き継ぐこと」という意味
リレー競走で、走者が次の走者にバトンを手渡すこと、バトンパスという意味もあります。
短期間の役割交代や交替の意味合いで、シフト勤務や選手交代などに使われます。
カジュアルなシーンでも使える、ニュートラルな言葉です。
次のプロジェクト担当を、○○さんにバトンタッチします。
⑭代わり
代わり=「入れかわること、交替すること、また、そのもの」という意味
ある役割を、他のものがすること、また、そのものという意味もあります。
一時的または、代理的な役割を果たす場合に使われます。
フォーマルなシーンではあまり使われない言葉です。
出張中の部長の代わりに、私が会議に出席します。
⑮伝える
伝える=「言葉などで知らせる、伝達する」という意味
あるものを受け継いで残す、また、あるものを受け継いで次の代に授け渡す、伝授するという意味もあります。
情報の提供が中心で、必ずしも相手にその後の行動や役割を託すわけではありません。
日常会話でも使われる、カジュアル寄りな言葉です。
会議で決定した内容を、他部署に伝えておきます。