今回は「ほぼ」の言い換え表現を紹介します!
「ほぼ」は完全ではないものの、それに近い状態にあるときに使う言葉です。
この言葉は、比較的カジュアルな言葉に分類され、フォーマルな場面ではあまり使用しません。
この記事では「ほぼ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ほぼとは?意味は「全部あるいは完全に近い状態である」
「ほぼ」の意味=全部あるいは完全に近い状態であること
「ほぼ」は漢字表記では「粗」や「略」ですが、一般的にはひらがなで使われます。
ほぼ完成した作品だろう。
ほぼの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはほぼのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①概ね
概ね=「だいたい」の意味
「概ね」と「ほぼ」は、どちらも「だいたい」という意味を持つ言葉ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
「概ね」は、全体的な傾向や大まかな量を表すときに用いられます。
ある程度のアバウトさを含み、完全な一致や正確さを保証するものではありません。
一方、「ほぼ」は、より具体的で確度が高いことを表すときに用いられます。
「概ね」よりも精度が高く、ほぼ完全であることを示唆します。
意味合いとしてはほぼのほうがフォーマルですが、言葉としては概ねが適しています。
概ね完成した作品だろう。
②総じて
総じて=「全体として見ると」の意味
他にも、大抵の場合、多くの場合、一般的になどの意味があります。
「総じて」と「ほぼ」は、どちらも「だいたい」という意味を持つ言葉ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
「総じて」は、全体的な傾向や大まかな量を表すときに用いられます。
ある程度のアバウトさを含み、完全な一致や正確さを保証するものではありません。
一方、「ほぼ」は、より具体的で確度が高いことを表すときに用いられます。
「総じて」よりも精度が高く、ほぼ完全であることを示唆します。
こちらもフォーマルな場面で使える言葉です。
総じてこの作品は完成しているだろう。
③大抵
大抵=「多くの場合、一般的に」の意味
大抵とほぼはどちらも似た意味を持ちますが
どちらを使うべきかは、状況によって異なります。
一般的な傾向や大まかな推測をする場合は大抵を使い、
より正確な情報や確実性が高いことを伝えたい場合はほぼを使うのが良いでしょう。
フォーマルな場面で使える言葉ですが、使いどころを気を付けましょう。
この作品は大抵が完成している。
④専ら
専ら(もっぱら)=「ひとつのことに集中する」の意味
専らは他にも
主に全体の中で大きな部分を占めるもの、または優先して行うものを示すという意味もあります。
ほぼとの違いは
専らは、集中度や限定性を強調したい場合に適しています。
ほぼは、数量や程度を具体的に表したい場合に適しています。
補足として専らは口語ではあまり使われず、書面語で使われることが多いです。
フォーマルな場面で使えますが使い方に注意が必要です。
この作品は専ら作者の情熱を注いで完成された。
⑤ほとんどの場合
ほとんどの場合=「大部分を占める程度」の意味
他にはあと少しで完了・達成する程度の意味があります。
ほとんどの場合とほぼは、どちらも「ほとんど」という意味合いを持つ表現ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
ほとんどの場合 は、ある状況や出来事がほとんどの場合に当てはまることを表します。
確率や傾向を強調するニュアンスがあります。
少し、フォーマルな言葉です。
この作品はほとんどの場合、予定通りに完成する。
⑥ほぼ間違いなく
ほぼ間違いなく=「ほとんど間違いない」の意味
ほぼ間違いなくとほぼは、似た意味合いを持つ表現ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
ほぼ間違いなくは、あることがほぼ間違いなく真実であることを表します。
確信度や信頼度が高いことを強調するニュアンスがあります。
フォーマルな場面で使えること場です。
ほぼ間違いなくこの作品を期限内に完成させるだろう。
⑦極めて高い確率で
極めて高い確率で=「ほぼ、ほとんど」の意味
極めて高い確率とほぼは、どちらも「ほとんど」という意味合いを持つ表現ですが、
確率や確信度のレベルにおいて微妙なニュアンスの違いがあります。
極めて高い確率は、あることが起こる可能性が非常に高いことを表します。
ほぼ100%に近いという意味合いがあり、例外がほとんどないことを示します。
フォーマルな場面でも使える言葉です。
極めて高い確率で、来年までに作品を完成させるだろう。
⑧事実上
事実上=「形式的にはそうではないものの、実質的にはそうである」の意味
事実上とほぼは、どちらも似た意味合いを持つ表現ですが、
ニュアンスや使い方において微妙な違いがあります。
事実上は、形式的にはそうではないものの、実質的にはそうであることを表します。
状態や状況を客観的に表現する場合によく使われます。
フォーマルな場面で使える言葉です。
彼は事実上、新作を完成させている。
⑨実質的に
実質的に=「形や形式ではなく、内容や本質に重点を置いた」の意味
他には形式的な手続きなどを経ずに、結果的にそうなっているさまがあります。
「ほぼ」と「実質的に」は、どちらも程度や状態を表す言葉ですが、
それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。
ほぼは、量的な側面に焦点を当てていることが多いです。
実質的には、質的な側面に焦点を当てていることが多いです。
フォーマルな場面で使える言葉です。
この作品は実質的には終わったも同然だ。
⑩概して
概(がい)して=「全体的に見て、大ざっぱに」の意味
他には、例外は多少あるかもしれないが、大部分はそうであるという意味を持ちます。
「概して」と「ほぼ」は、どちらも全体的な様子を表す言葉ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
こちらも焦点の違いがあります。
概して は、定性的な側面に焦点を当てていることが多いです。
ほぼ は、量的な側面に焦点を当てていることが多いです。
一般的に、定性的な側面を強調したい場合は概してを使い
量的な側面を強調したい場合はほぼ を使うのが適切です。
彼は数ヶ月かけて大作を完成させた。作品は概して高い評価を得ている。
ほぼの”カジュアル”な言い換え・類語!
ほぼのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪大体
大体=「ほとんど全部」の意味
他にも、細部を除いた主要な部分などの意味があります。
「大体」と「ほぼ」は、どちらも程度や状態を表す副詞ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
大体 は、ほぼ よりも程度が弱いことが多いです。
またほぼ よりも気持ち的に弱いことが多いです。
カジュアルな場面で使える言葉です。
作品は大体、完成した。
⑫よっぽど
よっぽど=「かなり、だいぶ、ずいぶん」の意味
「よっぽど」と「ほぼ」は、どちらも程度や状態を表す言葉ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
よっぽどは、話し手の主観的な基準に基づいて程度を判断する傾向があります。
一方、ほぼ は、客観的な基準に基づいて程度を判断する傾向があります。
よっぽどはカジュアルな言葉ですので、使い方に気を付けましょう。
作品はよっぽどのことがない限り、完成するだろう。
⑬ほぼほぼ
ほぼほぼ=「ほぼを2回重ねた言葉」の意味
具体的な意味としては、程度を強調す時や言い切れない気持ちを表すときに使います。
ほぼ は、ほぼほぼ よりも程度が弱いことが多いです。
具体的には、ほぼ は限りなく近い状態を表すのに対し、
ほぼほぼ は完全に近い状態を表します。
ほぼ は、ほぼほぼ よりも気持ち的に弱いことが多いです。
具体的には、ほぼ は客観的な事実を表すのに対し、
ほぼほぼ は主観的な気持ちを表すことがあります。
ほぼほぼ はカジュアルな言葉です。
作品はほぼほぼ完成している。
⑭まずまず
まずまず=「十分ではないがある水準は超えたと判断されるさま」の意味
他にもある程度の水準に達しているさまがあります。
「ほぼ」と「まずまず」は、どちらも程度や状態を表す言葉ですが、
微妙なニュアンスの違いがあります。
ほぼ は、まずまず よりも程度が強いことが多いです。
具体的には、「ほぼ」は限りなく近い状態を表すのに対し、
まずまず はある程度の水準に達している状態を表します。
ほぼ は、客観的な基準に基づいて程度を判断する傾向があります。
一方まずまず は、主観的な基準に基づいて程度を判断する傾向があります。
まずまずはカジュアルな言葉です。フォーマルな場面では控えましょう。
作品の完成度合はまずまずだ。
⑮そこそこ
そこそこ=「程度を表す」の意味
具体的には、ほぼ は限りなく近い状態を表すのに対し、
そこそこ はある程度の水準に達している状態を表します。
ほぼ は、客観的な事実を表すのに適しています。
一方そこそこ は、主観的な気持ちを表すことがあります。
まずまずと似ていて、カジュアルな言葉です。
作品の完成までの計画ではそこそこうまくいくと思った。
いかがだったでしょうか。
今回はほぼの言い換えをお届けしました。
様々な場面で使い分けて、使っていきましょう!