今回は「自負」の言い換え表現を紹介します!
「自負」は「自分の才能や能力に自信を持ち、誇りにすること」を表す言葉です。

お客様目線を常に意識し、サービスを提供してきたと自負しております。
自分が成し遂げたことに満足し、その上で「自分にはこれだけの力がある」と強く意識し、責任感を抱いている状態を表します。
誰かに知ってもらいたいという気持ちより決意表明や戒めに近く、感情が自己完結していて控えめなニュアンスです。
フォーマルな言葉で、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
この記事では「自負」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
自負の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「自負」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①矜恃


矜恃=「自分の能力や実績に誇りや自信を持つこと」を指す
自分の信念や品位を大切に保とうとする気持ちを表した言葉です。
自分の力や成果について、堂々と胸を張れる自信があり、それが信念や精神的支柱になっているイメージ。
品格や生き様を誇るニュアンスがあり、より重厚で堅い表現です。



お客様目線を常に意識したサービスを提供することが、私たちの矜持です。
②自任


自任=自分がその役割・立場にふさわしいと自ら思い、引き受けること
社会的な役割意識+内面的な誇りの両方を含む言葉です。
「私はこの役割を果たすべき人間だ」と責任感を持って自覚している状態を言い表します。
「自負」が能力や成果に注目しているのに対し「自任」は任務や立場に着眼点があり「役割意識」が強い言い回しです。



お客様目線を常に意識したサービス提供を自任し、日々業務にあたっております。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③主義


主義=「行動や考え方の根本となる理念」を指す
常々持っている意見や主張、方針や考え方などを「主義」と言います。
主義を掲げて取り組めば、行動や考えに一貫性が出るものです。
すると良い成果が生まれて自信となり、確信を持って「自負」できるようになります。
ニュアンスは微妙に違いますが、自負する心の裏付けとして「主義」へ言い換えるのも良いでしょう。



お客様目線を常に意識したサービス提供をするのが、私たちの主義です。
④自覚


自覚=自分の立場や役割を深く理解し、意識すること
「自覚を持つ」と表現すると、より責任感が増した言い方になります。
自負は「認識」と「誇り」を含んでいますが、自覚は「認識」のみ。
よって「自負」よりも軽い印象です。



お客様目線を常に意識したサービスが重要であると、強く自覚しております。
⑤慢心


慢心=成功に甘えて、自分を過大評価してしまうこと
誇りが過剰になった、よくない状態を表すネガティブな言葉です。
注意喚起や反省の場面で多く使われます。
「慢心せず」のように否定形にして使うと、謙虚で向上心が高い印象になるのでおすすめです。



お客様目線を常に意識したサービスで得た評判に慢心せず、今後も精進してまいります。
⑥驕り


驕り=自分の権力や能力を過信しすぎて謙虚さを失ったさま
「自負」が悪い方向に変化したネガティブワードです。
周囲を見下したり尊大な言動をしたり、わがままに振る舞う様子を「驕りがある」「驕っている」と表現します。
「自負」と「驕り」の違いは謙虚さがあるかどうか。
自分の力量に盲信せず、客観的に自己を評価していれば「自負」と言えるでしょう。
根拠のない自信や余裕をひけらかしているのであれば、それは「驕り」です。



お客様目線を常に意識してサービスを提供してきたと驕ることなく、日々研鑽を積んでおります。
⑦気概


気概=困難にも屈せず貫こうとする強い意志
強く勇ましい気持ちを印象付ける言い回しです。
できると確信している「自負」に比べて「気概」は行動への意志の強さを表現しています。



お客様目線を第一に考えてサービスし続ける気概を持ち、従業員一同取り組んでまいります。
自負の”カジュアル”な言い換え・類語!
「自負」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧誇り


誇り=自分の行動や成果に自信を持っている心情
自分が属する集団(会社やチームなど)について語る際に使われるケースが多いでしょう。
スピーチやプレゼンでの使用に適した言葉です。
「自負」に比べて「誇り」は満足感や喜びの感情を、人に伝えたいという意図が付随します。
「自負」を「誇り」と言い換える場合は「嬉しさ・満足感」だけを強調しすぎないよう意識するのがポイント。
「誇りに思うとともに、さらなる成長を目指します」などのように、身を引き締める表現を添えると良いでしょう。



お客様目線を常に意識し、サービスを提供してきたことが私たちの誇りです。
⑨自信


自信=「自分の価値や能力を信じること」を意味する
自分や属する集団の持つ力を確信している気持ちが「自信」です。
「自分はできる」「実現可能である」と信じている状態なので「自負」の言い換えになります。
「自負」には責任感が伴いますが「自信」はあくまで気持ちなので、責任意識はやや低めです。



お客様目線を常に意識し、サービスを提供してきた自信がございます。
⑩過信


過信=自分の能力や状況を過剰に信じること
自分のことに限らず、物事を過大評価している状態なら「過信」と言い換えられます。
能力や性能を実際より高く見積もって信用してしまうことを言い表した、ネガティブな表現です。
リスク管理や反省・振り返りのシーンで使われることが多いでしょう。



お客様目線を常に意識したサービス技術を過信せず、これからも努力を続けます。
⑪意気込み


意気込み=「意欲を燃やして物事に取り組もうとする気持ち」を表す
これまでの経験や成果に焦点を当てるのではなく、未来の行動に確信がある場合は「意気込み」と言い換えることも可能でしょう。
ただし成果に基づいた論理ではなく「これから頑張ります」といった具合の感情に由来する根拠では、ビジネスの世界では通用しないことがほとんど。
しっかりと論理的な根拠を述べた後に、さらに気持ちを乗せるために「意気込み」を用いた文を追加すると良いでしょう。



お客様目線を常に意識しながらサービスするという意気込みで、日々業務にあたっております。
⑫プライド


プライド=「誇り・自尊心」を意味する英語
「矜恃」や「誇り」と同義の言葉です。
「プライド」という言葉は負けん気の強い印象が出てしまい、やや感情的な表現です。
また高慢で思い上がりなことを示す英語でもあるため、ネガティブなイメージを持つ人も多いでしょう。
ビジネスシーンでの使用は避けて、カジュアルな場面で用いるのがおすすめです。



私たちには、お客様目線を常に意識したサービスを提供するというプライドがあります。
⑬自惚れ


自惚れ=「実際よりも自己評価が高く、得意になっている様子」を表す
「自惚れ」も「自負」に比べ謙虚さが失われたネガティブな言い回しです。
同じくマイナスイメージが強い「慢心」や「驕り」「過信」は、なんらかの成果を伴っている状態ですが「自惚れ」に根拠はありません。
省みたり戒めたりする際に用いると良いでしょう。



お客様目線を常に意識したサービスが評価されていても自惚れず、さらなる向上を目指していきます。
⑭独りよがり


独りよがり=「他者の意見を聞かず、自分の考えに固執している」という意味
自己中心的な考え方や言動になっている状態を表す言葉です。
「よかれと思って…」も代表的な「独りよがり」と言えるでしょう。
主にチームワークから逸脱している人や、その言動と結果を指しています。
「独りよがり」もネガティブな表現です。



お客様目線を常に意識したサービスが独りよがりにならぬよう、社員同士のフィードバックを重視しています。
⑮自己満足


自己満足=「自分だけが満足すればよく、他者の評価を顧みない」という意味
「自己満」と省略されることもある、心理学用語の1つです。
自分自身の言動や結果に満足することで、モチベーションや自己肯定感は上がります。
しかし他者からの評価を気にしない姿が、周囲から反感を買うこともあるでしょう。
そのため現代では後者のイメージが強く、あまり良い印象を持たれていません。
前後の文脈でフォローがなければ、ネガティブワードとして捉えられるため注意が必要です。



お客様目線を常に意識したサービスが、単なる自己満足に終わらぬよう研鑽を続けてまいります。
退職や転職で悩んでいるあなたへ