今回は「情強」という言葉について解説します!
早速ですが、「情強」の意味は、情報を集めたり活用したりする能力が高い人のことです。
「さすが情強だね!」みたいに使うよ!
情強は「情報強者」の略語です。
情強は、集めた情報の質や真偽を自分で判断できる人を表現するときに使います。
ただ、最近は上記とは違った意味で「情強」が使われているのをご存知でしょうか?
この記事では「情強」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
情強とは?意味は「情報を集めたり活用したりする能力が高い人」
「情強」の意味=集めた情報の価値や真偽を判断し、正しく活用できる人を指す言葉
情強は、情報強者の略語で、読みは「じょうきょう」です。
なお、情強には「じょうごわ」という読み方もありますが、こちらは意地っ張りという意味です。
この記事では、「情強(じょうきょう)」について説明するよ!
情強は、さまざまな情報を集め、更に集めた情報の質や信頼性を判断する能力が高い人のことを指します。
ネットやスマホ、SNSが普及したことで、人々が接する情報量は日々増え続けています。数多くの情報源から自分が求めている情報を見つけ出し、発信元は信用できるか、内容に嘘はないかを判断するのはかなり難しいことです。
情強は、情報収集の手段としてパソコンやネットを使う能力、収集した情報が活用できるものかどうかを判断する能力が高い人に対して使われます。したがって、情報を持っているだけの人を情強とは言いません。なぜなら、集めた情報を鵜呑みにし、真偽を確かめないままネット上に拡散してしまう可能性があるからです。
情強は、ただ情報を集めるだけではなく、集めた情報を分析し、正しく活用できる力がある人を指す言葉と覚えておきましょう。
「情強」は、集めた情報を正しく扱うことができる人のことなんだね!
情強の発祥や元ネタは「情報格差が生んだ強者と弱者」
「情強」の元ネタ、発祥=「情弱」の対義語
情強は、情報格差から生まれた言葉です。
インターネットなどの情報通信技術やパソコンをはじめとする情報通信機器を使う機会がある人とない人では、集めた情報の量や質、信頼性を判断する力に差が生まれます。この差を情報格差と呼び、日本では2000年頃から使われるようになりました。
情強=情報収集と活用ができる人は、情報格差社会の中では強者になります。一方、情強と対をなす弱者が情弱(じょうじゃく)です。
情弱は、情報弱者の略語で、インターネット環境が整備されていないなどの理由で情報収集が困難な人、情報の選択や真偽の判断に慣れていない人のことを指します。
しかし、日本では情報通信技術の普及により、日常生活で情報格差を感じることがあまりないため、情強も情弱もネット上で意味が変化していきました。
具体的には、「情強」は、自分のことを情強と思い込んでいる人、知識を誇示して相手より優位に立とうとする人、「情弱」は、パソコンやスマホが使いこなせない人、情報に疎く社会の動きについていけない人という皮肉や軽蔑の意味を込めて使われるようになっています。相手を不快にさせる可能性があるため、使い方には注意が必要です。
「情強」も「情弱」もネガティブな意味で使われることが多いから気を付けよう。
情強の使い方・例文
「情強」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①尊敬の意味で使う「情強」
情強の本来の意味である「情報を集めたり活用したりする能力が高い人」を称賛する使い方です。
○○さん、ネットで広まっていた情報をデマだと見破ったんだって!
さすが情強だね!
使用例②皮肉の意味で使う「情強」
自分のことを情強だと思っている人への皮肉を込めた使い方です。
俺、ゲームの裏技をたくさん知ってるんだぜ!
情強だね。
使用例③批判の意味で使う「情強」
知識を誇示して優位に立とうとする人を批判する使い方です。
▲▲さんって、いつも自分の知識を押し付けてくるよね。
情強だから、他の人の意見を聞く気がないんだよ。
情強の類義語や対義語
情強の類義語と対義語についても見ていきましょう!
情強の類義語
情強の類義語としては下記のものがあります。
情報リテラシーが高い
情報リテラシーは「知識や情報を有効活用できる能力」という意味です。
○○さん、ネットで広まっていた情報をデマだと見破ったんだって!
情報リテラシーが高い人ってすごいね!
情強の対義語
情強の対義語としては下記のものがあります。
情弱
パソコンやスマホを使うことや情報収集が苦手な人を軽蔑した使い方です。
■■のネット予約って、どうやればいいの?
そんなことも知らないなんて情弱だね。
情報リテラシーが低い
情報リテラシーが低いね。