今回は「囲い」というネットスラングについて解説します!
「囲い」とは、動画配信サイトにおける特定の人物の熱狂的なファンのことを指す言葉です。
この動画配信「囲い」コメントが多すぎる!!
「囲い」はニコニコ生放送等の動画配信サービスが普及していく中で生まれた言葉です。
この記事では「囲い」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
囲いとは?意味は「特定の人物の熱狂的なファンのこと」
「囲い」の意味=ネット配信用語で動画配信サイトにおける熱狂的なファンのこと
囲い(読み方:かこい)とは動画配信者の熱狂的なファンのことで、ネットスラングです。
ニコニコ生放送やツイキャス(ツイットキャスティング)やYoutube等、動画配信サイトの特定の配信者に向けて、常に好意を寄せ、味方になっているファンのことを指します。配信者を囲い込もうという強い意志があり排他的です。そのような熱狂的なファンを見下すような意味でも使われます。
ほとんどの場合、「囲い」の対象は異性で、同性の場合もあります。
「囲い」は配信者への思いが強すぎて、普通のファンとは区別され、周りに対して迷惑な行為をするファンというイメージがあります。さらに、エスカレートした「囲い」は、「囲い厨」と呼ばれ過激的なファンを指し、囲いよりもマイナスなイメージで使われます。例えば、配信者を脅したり、嘘の情報を流してファンを減らし自分のものにしようとしたりするファンが実際にいたようです。
現在は、過激的な行動をするファンも減り「囲い厨」という言葉も使われなくなりつつあります。と同時に、「囲い」という言葉も以前よりは穏やかな意味で使われるようになり、視聴者側だけでなく配信者側も「囲い募集中です」等と使うようになってきました。
「囲い」は、言葉のイメージが良い方向に変化はしてきているんだね!
囲いの発祥や元ネタは「動画配信サービスが普及し生まれた言葉」
「囲い」の元ネタ、発祥=ニコニコ生放送等の動画配信サービスが普及し生まれた言葉
ニコニコ生放送やツイキャス(ツイットキャスティング)やYoutube等の動画配信サービスが普及し、動画配信上でコメントが送れる参加型になったことで「囲い」という言葉が生まれ使われるようになりました。
「囲い」の元となっている言葉は「囲う」になり、自分のものとして独占する、自分のもののように扱うといった意味が含まれていて、「囲う」が名詞として成立し「囲い」になりました。
まず過激的すぎるファンという意味の「囲い厨」という言葉が存在していました。その方達は、動画配信中に熱烈なコメントを送りアピールしたり、SNSを使って他のリスナーを警告をしたり、配信者に対しても他の人と話してほしくないので配信を辞めるようにお願いをしたり、問題行動を繰り返していました。
最近では、「囲い厨」のようにはなりたくないという人が増え、その言葉自体が使われなくなりつつあり、「囲い」という言葉の方が広く使われるようになりました。とはいえ、配信者コミュニティ以外では馴染みのない言葉になるので、日常的に使用するには、時と場合によるところが大きいと言えます。
「囲い」は、ネット配信コミュニティでよく使われる言葉なんだね
囲いの使い方・例文
「囲い」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①ファン側が動画配信者に向けて
○○ちゃんの囲いです!応援してます!
囲いの皆さん!今日の配信に来てくれてありがとう!
基本的には会話というより文面でのやりとりになります。
使用例②動画配信者側がファンに向けて
ビッグニュースがあるので、囲い募集中です!
えっ!?何々!?楽しみすぎる〜
基本的には、TwitterなどのSNSを使って文面で視聴者を募ります。
使用例③動画配信について感想を言い合う
ネット配信を久しぶりに観たけど、信者が凄すぎて引いたー
囲いが多すぎると空気悪くなるよね
ネット配信後、感想を言い合う友人同士の会話になります。
囲いの類義語や対義語
囲いの類義語と対義語についても見ていきましょう!
囲いの類義語
囲いの類義語としては下記のものがあります。
バ囲い
「バ囲い」がかなり騒いでたねー
「バカな囲い」という意味で、配信者に過剰なお金を貢いでしまい生活が困窮したり、信憑性のないニュースに大パニックを起こす人の事をいいます。基本的には悪口として使われます。
囲いの対義語
囲いの対義語はありません。