今回は「かくかくしかじか」という言葉について解説します!
「かくかくしかじか」とは、話すと長いから省略するという意味の言葉です。
かくかくしかじかで遅れてしまった…みたいに使うよ!
「かくかくしかじか」は昔から使われていた略語です。
この記事では「かくかくしかじか」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
かくかくしかじかとは?意味は「いろいろあって」
「かくかくしかじか」の意味=こうこうこういうわけで(いろいろあって)
「かくかくしかじか」とは話を省略したい時に使う言葉です。
「かくかくしかじか」の意味は内容を具体的に話さず、その内容の代用として用いる表現です。話を省略したい時に使います。説明したら長くなるから、そこを「かくかくしかじか」として、結論だけを述べるといった使い方がされます。
「かくかくしかじか」=「こうこうこういうわけで(いろいろあって)」といったニュアンスです。
「かくかくしかじか」とう言葉自体には特に意味はありません。過去に起こった出来事を、会話中で簡略化して話すために生まれた表現です。言葉自体に特に意味はありませんが、大変便利な表現なのです。
「かくかくしかじか」は字面的には面白い印象ですが、意味がよく分からない人も少なくない言葉とされています。なんとなく言葉の響きが良い・面白いために意味もなく使いたくなるような言葉とされています。
「かくかくしかじか」の返答に関してはビジネスシーンには向かないので気を付けましょう。
「かくかくしかじか」は簡略化して話す言葉ってことなんだね!
かくかくしかじかの発祥や元ネタは「日本書紀」
「かくかくしかじか」の元ネタ、発祥=西暦720年頃に「日本書紀」で最初に登場した言葉
ヤマトタケルをはじめとする日本国の創世記をつづった壮大な物語「日本書紀」に初めて登場した言葉です。古語のひとつであることは間違いありませんが、語源も誰が使い始めたのかは定かではありません。
”日本書紀”の中では、漢字表記されていたようですが、おそらく日本人が独自に発達させてきた言葉と考えて良さそうです。
「かくかくしかじか」という言葉は古文のひとつで「かくかく」と「しかじか」の二つの言葉に語源があります。
漢字表記には「斯く斯く然然」と書かれている場合もあります。
しかし、読み方・意味・使い方は同様です。漢字表記すると、一見わかりずらいかもしれませんが、一般教養として漢字の使い方を覚えておくとよいでしょう。
「かくかくしかじか」という言葉は、古くても江戸時代頃からは、すでに使用されていたと考えられています。当時は「しかじかかくかく」とも言われていたといいます。
「かくかくしかじか」は昔からあった言葉なんだね!!
かくかくしかじかの使い方・例文
使用例①
悩みでもあるのかい?
実は、かくかくしかじかがありまして、困っています。
使用例②
何故、そんなことになっているんだ??
取引先とかくかくしかじかありまして…
使用例③
一体どういうことなんだ!!
私がミスをした理由はかくかくしかじかで…
かくかくしかじかの類義語や対義語
「かくかくしかじか」の類義語と対義語についても見ていきましょう!
「かくかくしかじか」の類義語
「かくかくしかじか」の類義語としては下記のものがあります。
あれこれ
あれこれ言わずにやってみようかな
色々
色々あるけど、人のせいにしてはいけないよ。
てんやわんや
ホームパーティーの用意でてんやわんやだわ…
「かくかくしかじか」の対義語
「かくかくしかじか」の対義語はみつかりませんでした。