ネ申とは?意味・ネット用語|読み方・元ネタ|使い方・類語も紹介!

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今回は「ネ申」について解説します!

早速ですが、「ネ申」は、最高だ、すばらしいという意味のネット用語です。

「あの監督の作品はネ申!」みたいに使うよ!

「ネ申」は、カタカナの「ネ」と申し上げるの「申」を組み合わせて「神」にした文字です。

なぜ、このような特殊な表記の文字が生まれたのでしょうか?

この記事では「ネ申」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

ネ申とは?意味は「最高だ、すばらしい」

「ネ申」の意味=最高だ、すばらしい

「ネ申」(神)は、最高だ、すばらしいという意味のネット用語です。

「ネ申」は、カタカナの「ネ」と申し上げるの「申」を組み合わせて「神」にした文字です。

発祥は後述しますが、読みはかみのほか、ネと申を分けて読む「ねしん」「ねもうす」があります。

もともと、ネット上では、貴重な情報や画像等を提供してくれた人を「神様のように優しくて親切な人」という感謝の意味を込めて「神」と呼んでいました。

現在、「ネ申」(神)と言う言葉は、

  • 偉業を成し遂げた人、努力によって生み出された質の高い作品を「ネ申だ!」と称賛する
  • 「ネ申○○」(すばらしい○○)のように言葉の頭に付けて強調する
  • 「AKB 48ネ申(ねもうす)テレビ」(2008年から定期的に放送)のタイトルから、AKBグループで一番好きなメンバーや楽曲に対して「▲▲ちゃん、ネ申!」と表現する
  • ネット上で知識を自慢する人、目立ちたいだけの発言をする人を「ネ申が降臨した」「さすがネ申」と揶揄する

など、ポジティブな意味にもネガティブな意味にも使われています。

上記のように、言葉は広まるうちに意味の増減や変化が起こることがありますが、あえて別の文字(ネと申)を組み合わせて漢字一文字の「ネ申」にして使うようになったのは、やむを得ない理由があったためと考えられます。

「ネ申」の発祥について、詳しく見ていきましょう!

「ネ申」という表記はどうして生まれたのかな?

ネ申の発祥や元ネタは「パソコン通信」

「ネ申」の元ネタ、発祥=パソコン通信

「ネ申」は、「神」を大きく強調した文字です。

「ネ申」の発祥は、まだワープロ専用機が使われ、文字のサイズを自由に指定できなかった1990年代後半までさかのぼります。

当時、大きくしたい文字は、幅を2倍にした「倍角文字」を使って表記していました。ところが、パソコン通信では、倍角による強調が使えませんでした。

そこで、漢字の偏(へん)と旁(つくり)を別の文字で表現し、「倍角風にする」という方法が生みだされました。

「ネ申」は、この方法を使って偏をカタカナの「ネ」、旁を申し上げるの「申」で表し、文字幅を大きくしています。

パソコン通信は、1980年代から1990年代後半に流行したサービスです。
専用のソフトを使ってパソコンとホストコンピュータを電話回線で接続し、ホストコンピュータを中心に、利用者同士が情報収集や意見交換を行っていました。

2000年代になると、交流の場は、文字のみのやり取りしかできなかったパソコン通信から、画像や動画も投稿できるインターネット掲示板やSNSに変わりました。

それでも「ネ申」が使われ続けているのは、ネット利用者の中に「自分の考えが伝わるのは文字だ」という気持ちがあるからではないでしょうか?

もし、ネット上で知らない言葉を見かけたら、ぜひ意味だけでなく発祥も調べてみてください。

もしかすると、「ネ申」のように、パソコン通信時代から使われている言葉かもしれませんよ!

「ネ申」は、文字しか使えない中で生みだされたアイデアなんだね!

ネ申の使い方・例文

「ネ申」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

人や物を称賛する使い方です。

勧めてくれた映画、すごくよかった!

あの監督の作品はネ申!

使用例②

相手への感謝を表す使い方です。

これ、休んでた分のノートだよ。

ありがとう。マジでネ申!

使用例③

相手を揶揄する使い方です。

この作品は10回以上見てるから、何でも聞いてくれよ。

おっ!ネ申が降臨したぞ。

ネ申の類義語や対義語

ネ申の類義語について見ていきましょう!

ネ申の類義語

ネ申の類義語としては下記のものがあります。

直接の類義語はありませんが、「すごく」「とても」を強調する言葉が当てはまります。

超○○

勧めてくれた映画、すごくよかった!

あの監督の作品は超最高だよ!

ネ申の対義語

ネ申の対義語はありません。

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