今回は「近年」の言い換え表現を紹介します!
「近年」は「近ごろ」という意味の言葉です。
近年、円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しつづけています。
報道番組や新聞記事、ビジネス文書などでよく使用され、フォーマルな印象を与えます。
この記事では「近年」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
近年の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは近年のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①今日
今日=「現時点・その日」の意味
- 今日(こんにち)と読み、ある時点から話手が身を置いているその日までの期間を表します。
- 今日(きょう)と同じく、その日、本日という意味もあります。
- ビジネス文書やメールなど、フォーマルな場面での使用に向いている言葉です。
例文
今日、円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しつづけています。
②昨今
昨今=「この頃、近頃」の意味
- 昨今が示す期間には幅があり、話し手が思い出せる範囲での数日から数年を表します。前後の文脈で判断します。
- 近年と似た意味ですが、近年は年単位を意味するのに対し、昨今は比較的短い期間を表します。
- ニュースやビジネス文書、プレゼンテーションや演説などの場面で使用され、会話ではほとんど使用しません。
例文
昨今の円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
③当今
当今=「現在、このごろ、このところ、目下」の意味
- 昨今と似た言葉ですが、昨今よりも現在に焦点をあてた言葉で、ややかしこまった表現です。
- 過去から現在までの期間の意味も含むため、近年を当今と言い換えることができます。
- 文学やビジネス文書などに用いられる傾向があり、日常会話ではほとんど使用しません。
例文
当今の円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
④今節
今節=「現在、このところ、近頃、この時節」の意味
- 短く区切られた期間という意味で、やや古めかしい表現です。
- また、野球やサッカー、競馬などのスポーツ競技が開催される期間を表します。
- 今節は、近年より短い時間軸で用いられます。
- スポーツに関するニュースや情報誌などでよく使用されますが、ビジネス文書ではあまり使用しません。
例文
今節の円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
⑤当節
当節=「現在、このところ、近頃、この時節」の意味
- 今節と同じ意味で、やや古めかしい表現です。ただし、当節にはスポーツ競技の開催期間の意味はありません。
- 当今と同じく「当」がつくので、より現在のことを説明する場合に適しています。
- 文学において使用される傾向があります。
例文
当節の円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
⑥近来
近来=「最近、近頃」の意味
- 「近来にない」「近来まれな」と表現され、驚きを表したり、きわめて珍しい状況に直面した場合によく使用されます。
- 近年や昨今とは違い直近のことを表すため、遠い過去を説明する場合には使用できません。
- ビジネス文書やプレゼンテーション、演説などフォーマルな場面で使用するのに向いています。
例文
近来にない円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
⑦近時
近時=「最近、近頃」の意味
- ごく近い過去、最近のことを表す、やや古めかしい言葉です。
- 文学において使用される傾向があります。
- フォーマルやカジュアルな場面では、最近、近頃と言い換えることが多いでしょう。
例文
近時、円安によって輸入コストが増大し、物価が高騰しています。
⑧時下
時下=「現在、このところ、目下」の意味
- 「時下」は現在を表し、時候の挨拶の代わりとなる文章に使用されます。
- 季節を問わず汎用性が高いことから、ビジネス文書やメールなどで、冒頭の挨拶文としてよく用いられる言葉です。
例文
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
近年の”カジュアル”な言い換え・類語!
近年のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨最近
最近=「このところ、近頃」の意味
- 「最近」には、最も近い距離という意味もあります。
- 明確な期間の定義はありませんが、およそ数日から数か月前というように、近年と比べて短い期間を意味します。
- 日常生活でもよく使用されます。フォーマル、カジュアルのどちらでも、文書や会話に使用できる言葉です。
例文
最近、円安によって輸入コストが増大して、物価が高騰しています。
⑩近頃
近頃=「最近、このところ」の意味
- 近年のように数年間を意味することはなく、およそ数日から数か月といった短い期間を表します。
- フォーマル、カジュアルを問わず、文書や会話に使用できます。
例文
近頃、円安によって輸入コストが増大して、物価が高騰しています。
⑪この頃
この頃=「このところ、ある過去の期間」の意味
- 頃(ごろ)と読む場合、最近や近頃と同じく、少し前の過去から現在までの期間を表します。
- 頃(ころ)と読む場合は、過去の特定の期間を意味します。
- フォーマル、カジュアルを問わず、文書や会話に使用できます。
例文
この頃、円安によって輸入コストが増大して、物価が高騰しています。
⑫このところ
このところ=「近ごろ」の意味
- 最近や近頃と同じく、少し前の過去から現在までの期間を表します。
- フォーマル、カジュアルを問わず使用できる、ニュートラルな言葉です。
例文
このところ、円安によって輸入コストが増大して、物価が高騰しています。
⑬ここんところ
ここんところ=「近い過去から現在」の意味
- ここのところと同じ意味ですが、ここのところよりもくだけた表現です。
- カジュアルな会話で使用するのに適しています。
例文
ここんところ、円安によって輸入コストが増大して、物価が高騰していますね。
⑭ここ数年
ここ数年=「直近の数年間」の意味
- 明確な期間の定義はなく、前後の文脈から判断します。
- およそ1から9年間を表し、10年を超える場合は数十年と表現します。
- フォーマル、カジュアルを問わず使用できる、ニュートラルな言葉です。
例文
円安によって輸入コストが増大して、ここ数年は物価が高騰しつづけています。
⑮現代
現代=「今の時代、今の世」の意味
- 近年が時代の意味で用いられる場合、それを現代と言い換えることができます。
- 日常会話やビジネス文書、ニュースなどでよく使用される傾向があります。
例文
円安による物価高騰は、現代社会に様々な影響を及ぼします。