今回は「困難」の言い換え表現を紹介します!
「困難」は、成し遂げるのが(つらく)難しいときに使う言葉です。
この言葉は、日常生活でも使用できますが、ビジネスシーンでの使用が多くややフォーマルな言葉といえるでしょう。
この記事では「困難」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
困難とは?意味は「簡単には成し遂げられない」
「困難」の意味=簡単には成し遂げられないこと
「困難」には、「苦しみ悩むさま」というニュアンスも含まれます。
より困難なルートの制覇を目指して山に登る。
困難の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは困難のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①煩わしい
煩わしい=「心を悩ますことが多くて、気が重い。うんざりする」の意味
ほかにも複雑でめんどうくさい、煩雑である、気がおける、けむたいなどの意味を持つ言葉です。
困難同様ネガティブな気持ちを表す場合に使用されるが、日常会話よりもビジネスなどのフォーマルな場面での使用に向いています。
例文
より煩わしいルートの制覇を目指して山に登る。
②難解
難解=「内容が高度で理解、解釈がしにくいこと」の意味
困難と難解は、どちらも難しいという意味を含みます。
難解は、主に、解釈がむずかしいという意味で使われます。 対して困難は、物事をするのがむずかしいという意味で使われ、「難解」よりもむずかしい対象が幅広い点が違います。
ビジネスシーンで目上の方に使用するなど、フォーマルなシーンや文章でよく使われます。
例文
より難解なルートの制覇を目指して山に登る。
③困窮
困窮=「困り果てること。困り苦しむこと」の意味
物質的、経済的、または精神的な困難や苦境のことを指します。
したがって困難との違いとしては、困窮は広範で一般的な困難を指す言葉であり、困難はより厳しい状況を表す言葉と言えます。
日常会話には向かないフォーマルな言葉です。
。例文
この山は現在の装備での制覇は難しく、途中で困窮してしまうでしょう
④手強い
手強い=「相手にすると、容易に勝てないほど強い。負かすことがむずかしい」の意味
てごわい、てづよいと読みます。
日常会話でも使用することは出来ますが、目上の方との会話やレポートなどでも使用ができるややフォーマルよりな言葉です。
例文
より手強いルートの制覇を目指して山に登る。
⑤難題
難題=「むずかしい問題」の意味
無理な要求、無理な言いがかりや、作りにくい詩・歌・文章などの題を表す意味も持ちます。
フォーマルな文脈で使用することが出来るため、ややフォーマルな言葉と言えます。
例文
より難題なルートの制覇を目指して山に登る。
⑥骨の折れる
骨の折れる=「困難である。労力を要する」の意味
「骨を折る」とは、「骨折するように苦しいことでも、いとわずに努力する」または「人のために苦労をいとわずに一生懸命世話をする」のように物事に対して全力で取り組む姿勢を意味する慣用句です。
日常会話よりも、ビジネスシーンやフォーマルな場面での使用に向いている言葉です。
例文
骨の折れるルートの制覇を目指して山に登る。
困難の”カジュアル”な言い換え・類語!
困難のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦面倒
面倒=「手数がかかってわずらわしい・こと(さま)」の意味
面倒を見る、として使用する場合は世話、厄介といった意味を持ちます。
日常会話でも、ビジネスシーンなどでも使用ができるニュートラルな言葉です。
例文
より面倒なルートの制覇を目指して山に登る。
⑧複雑
複雑=「物の構造や物事の関係がこみ入っていること。いろいろな要素がからみ合ってわかりにくいこと」の意味
「複雑」は物事の入り組んだ側面を指し、一方で「困難」は解決や実現が難しい状況を示します。ただし、両者は似ているように見えることもありますが、実際には異なるニュアンスを持っています。
日常会話でも、ビジネスシーンなどでも使用ができるニュートラルな言葉です。
例文
より複雑なルートの制覇を目指して山に登る。
⑨試練
試練=「信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと。また、その時に受ける苦難」の意味
「試練」 は目的や意味があると感じられるもので、自分に与えられたものとして受け入れる姿勢が必要なものを指します。
ビジネスシーンで使用することもできますが、どちらかといえばカジュアル寄りな場面での使用に向いてている言葉です。
例文
より試練のあるルートの制覇を目指して山に登る。
⑩四苦八苦
四苦八苦=「非常に苦しむこと。大変苦労すること」の意味
仏教の言葉で、人間のあらゆる苦しみを表した言葉です。
文章としても話し言葉としても、あらゆる場面でニュートラルに使用することが出来ます。
例文
制覇を目指して四苦八苦しながら山に登る。
⑪難しい
難しい=「理解するのが困難である。難解である。わかりにくい」の意味
困難と難しいの違いは、 「難しい」 は、理解や実現がしにくいこと。 「困難」 は非常に難しいことです。
「難しい」 と 「困難」 は基本的に同じ意味を持ちますが、 「困難」 のほうがより実現が不可能に近い状況を表しています。
日常会話でも使用ができるカジュアルよりな言葉です。
例文
より難しいルートの制覇を目指して山に登る。
⑫ハードルが高い
ハードルが高い=「物事を達成することが難しい」の意味
この表現は、陸上競技の障害走に使用される道具である「ハードル」に由来しています。
乗り越えなくてはならない障害が大きい。困難であることを表した慣用句です。
ニュートラルに使用することもできますが、どちらかといえば日常会話として使用することをお勧めします。
例文
よりハードルが高いルートの制覇を目指して山に登る。
⑬しんどい
しんどい=「骨が折れる。つらい。くたびれる」の意味
体力や精神力が消耗している状態を表した言葉で、元々は関西地方でつかわれる表現ですが、昨今では全国的に広まり使用されています。
フォーマルな場面には向いていないので、親しい間柄で使うカジュアルな言葉となります。
例文
よりしんどいルートの制覇を目指して山に登る。
⑭ヘビィ
ヘビィ=「はげしいこと。きびしいこと。またそのさま」の意味
元々は英語の「heavy」という単語から来ていて、主に重さや量に関連した意味を持ちます。
物体の重さを表す場合 や、大量のものを指す場合に 使用され、抽象的な意味での重さや負担を示す際にも使われる言葉です。
フォーマルな場面には向いていないので、親しい間柄で使うカジュアルな言葉となります。
例文
よりヘビィなルートの制覇を目指して山に登る。
⑮ムズい
ムズい=「難しいの略語」の意味
難しいの略語として1980年代半ばに広く浸透した若者言葉です。
日常会話として使用をすることをお勧めします。
例文
よりムズいルートの制覇を目指して山に登る。
「難しい」と感じる大きさによって様々な表現が出来ますが、カジュアル寄りな言葉を選ぶことでポジティブな表現とすることも可能となります。