今回は「項目」の言い換え表現を紹介します!
「項目」は、何かをある基準で仕分けした際の一つ一つ、辞典や事典の小見出しを意味する言葉です。
時間の都合上、重要な項目に絞ってご説明ください。
「項目」は、どちらかというと学問やビジネスで使われる、ややフォーマルな言葉です。
この記事では「項目」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
項目の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「項目」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①事項
事項=「物事の一部分である一つ一つの要素、あるテーマや内容に関する項目や要素」の意味
「事項」は「項目」によく似た意味の言葉です。
しかし、厳密には違いがあります。「項目」は小見出しやタイトルといった短いフレーズを指すことが多いです。一方、「事項」は項目の内容、つまり、小見出しやタイトルに続く文章を指すことが多いです。
「事項」は、日常生活からビジネスまで広く使われる、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要事項に絞ってご説明ください。
②案件
案件=「問題となっている事柄、審議しなければいけない事柄」の意味
「案件」とは、すでに問題となっている事柄のことです。また、何らかの問題があると考えられ、これから審議などの対応が必要な事柄も指します。
しかし、そこまでの意味を含まず、ビジネスシーンでは、一つ一つの業務、あるいは、営業や商談の一件一件を指すことが多いです。
「案件」は、ビジネスでよく使われる、ややフォーマルな言葉です。
時間の都合上、重要案件に絞ってご説明ください。
③条目
条目=「箇条書きの文書、箇条書きの規則・法令、その一つ一つの項目」の意味
「条目」とは、箇条書きになっている文書のことで、特に、箇条書きの規則や法令を指すことが多いようです。
「条目」は、日常生活ではまず使われない、フォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な条目に絞ってご説明ください。
④条項
条項=「箇条書きにした項目」の意味
「条項」も規則や法令に関して使われることが多く、「条目」とほぼ同じ使われ方をします。
しかし、意味からすると、「条目」は箇条書きの文書全体、その文書の一つ一つの項目の両方を指します。一方、「条項」は一つ一つの項目のみを指すと考えられます。
「条項」は日常生活ではほとんど使われない、フォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な条項に絞ってご説明ください。
⑤チャプター
チャプター=「書物や論文の章、録画された映像の区切り、人生や歴史の大きなひと区切り」の意味
「チャプター」は、「章」「人生や歴史の大きなひと区切り」などを意味する英単語「chapter」をカタカナ表記にした言葉です。
日本語の「チャプター」は、録画された映像のひと区切りを表す際に使われることが多いです。
「チャプター」は、日常生活からビジネスまで使われる、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要なチャプターに絞ってご説明ください。
⑥事柄
事柄=「物事の内容や状態、物事そのもの、事実」の意味
「事柄」は、「事項」によく似た意味合いの言葉です。
しかし、厳密には違いがあります。「事柄」は、物事の概要や様子、物事の全体を示します。一方で、「事項」は物事を構成する一つ一つの要素を示します。つまり、「事項」は「事柄」に含まれ、「事柄」を構成する一つ一つの要素であるといえます。
「事柄」は、日常生活から学問やビジネスまで広く使われる、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な事柄に絞ってご説明ください。
⑦論点
論点=「議論の中心となっている問題点、議論の要点」の意味
「論点」とは、議論や検討をすべき項目のことです。
したがって、「論点」は「項目」の一つではありますが、議論や検討の対象に限定された「項目」であるといえるでしょう。
ビジネスや学問で使われることが多い、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、論点を絞ってご説明ください。
⑧議題
議題=「会議で討議される具体的な項目」の意味
「議題」も「項目」の一種ですが、会議で討議されることに限定されます。
「議題」は、政治やビジネスでよく使われる、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な議題に絞ってご説明ください。
⑨トピック
トピック=「論題、題目、問題点、話題」の意味
「トピック」は、英単語「topic」をカタカナ表記にした言葉で、英語も日本語もほぼ同じ意味で使われます。
「トピック」は、多様な話題や問題点の中で、特に注目すべき内容を指して使われることが多いです。例えば、ニュースで視聴者の関心を集めたり話題となったりするようなことが「今日のトピック」といったコーナーで紹介されます。
「トピック」は、報道・情報番組やビジネスでよく使われる、ややフォーマルな言葉です。
例文
時間の都合上、トピックを絞ってご説明ください。
項目の”カジュアル”な言い換え・類語!
「項目」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩テーマ
テーマ=「思想、主題、題目、楽曲の主旋律、社会的な課題」の意味
「テーマ」は、ドイツ語「Thema」をカタカナ表記した言葉です。「テーマ」は、行動や創作・催しなどの基調となる考えを意味します。例えば、春をテーマとした催しでは、桜やチューリップといった春の花を飾ることなどがそうです。
「テーマ」は、ビジネスでは会議などで中心となるお題という意味で使われることが多いです。
「テーマ」は、日常生活からビジネスまで幅広く使われる、ニュートラルな言葉です。
時間の都合上、テーマを絞ってご説明ください。
⑪箇所
箇所=「問題となっている場所」の意味
「箇所」の「箇」は、昔は竹を数えるときに用いられていました。それが、しだいに他の物を数えるときにも用いられるようになり、「所」と合わさって「箇所」という熟語になったとされます。
「箇所」は、特定の場所や部分を表す際に使われます。例えば、「破損箇所」「問題の箇所」というような使われ方をします。また、前述の通り、「一箇所」「二箇所」というように助数詞として物を数える際に用いられます。
「箇所」は、日常生活からビジネスまでよく使われる、ニュートラルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な箇所に絞ってご説明ください。
⑫ポイント
ポイント=「箇所、要点、点数」の意味
「ポイント」は、英単語「point」をカタカナ表記にした言葉です。
「ポイント」は、「箇所」と同じように特定の場所を示す際にも使われます。例えば、「セールスポイント」「チェックポイント」などがそうです。
「ポイント」は、ビジネスよりも日常生活でよく使われる、ややカジュアルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要なポイントに絞って説明してください。
⑬部分
部分=「全体をいくつかに分けたうちの一つ」の意味
「部分」は、「箇所」と同様の使い方ができる言葉です。
「部分」は、狭い範囲を示す際に使われます。
「部分」は、どちらかというと日常生活でよく使われる、ややカジュアルな言葉です。
例文
時間の都合上、重要な部分に絞って説明してください。
⑭ところ
ところ=「場所、場面、部分、内容、範囲」の意味
「ところ」は、「箇所」「ポイント」「部分」をシンプルに表した言葉です。
「ところ」は、日常会話向けのカジュアルな言葉です。
例文
あまり時間がないから、必要なところだけ説明してね。
⑮くだり
くだり=「文章中の記述の一部分、前述した事柄」の意味
「くだり」は、上記の意味と同じようなニュアンスで、お笑いでよく使われます。「くだり」がお笑いで使われる場合、漫才やコントの「流れの一部分」といった意味であると考えられます。例えば、「最後にAさんがボケるくだりが面白い」などという使われ方をします。
「くだり」はくだけた印象のある、カジュアルな言葉です。
例文
あまり時間がないから、必要なくだりだけ説明してね。