今回は「薬を飲む」の言い換え表現を紹介します!
「薬を飲む」は薬を体内へ取り入れるという意味の言葉です。
治療の一環として、薬を飲むことがあります
この言葉は、一般的によく使われるカジュアルな表現です。
この記事では「薬を飲む」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
薬を飲むの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは薬を飲むのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①薬を嚥下する
薬を嚥下する=「薬を胃に送り込む」の意味
「嚥下」は「えんげ」と読み、食べ物を飲みこみ胃へ送るという意味です。
語源は、子ツバメが大きな口を開け親鳥から餌をもらい、飲み込む姿からと言われています。
したがって、胃に送り込む動作を表すことができる言葉になります。
また、「燕(つばめ)」という漢字が「嚥下」に使われているのは、この語源からということがわかります。
あまりなじみにない言葉ですが、「よく噛んで嚥下する」「嚥下するのが難しい」と使います。
治療の一環として、薬を嚥下することがあります
②内用する
内用する=「薬を飲む、内服」の意味
「内用」は、医療の分野で使われることが多い言葉です。
物体を体内に入れるという意味があり、薬の使い方を伝えることができます。
つまり、「内用する」で「薬を飲む」という意味で使うことができるのです。
また「薬を内用する」という使い方でも問題ないとされています。
この言葉は、文章で使われることが多いです。
また「内用薬」は、口や消化器官、血液から体内へ入れることができるすべての薬に使うことができます。
治療の一環として、薬を内服する必要があります
③経口投与
経口投与=「薬を飲んで体内へ入れる」の意味
薬を飲む動作を表す言葉なので、注射や点滴などは「非経口投与」と言います。
また「経口摂取」も、口から栄養を取り入れるという意味なので、薬に対して使うことができます。
ここまでの内容だと同じに思えますが、違いがあります。
医師や薬剤師がよく使うのは「経口投与」の方になり、薬に対して使う言葉です。
「経口摂取」は介護用語として使われることもあり、食べ物や飲み物に対しても使います。
治療の一環として、経口投与が必要です
④分服する
分服する=「一定の量の薬を数回にわけて飲む」の意味
まとめて飲む薬ではなく、何回かにわけて飲む薬であることを伝えることができる言葉です。
「分服する」のみで上記の意味がありますが、「薬を分服する」と使うこともできます。
また、薬の説明中にでてくることがあるので、聞いたことがある言葉でもあります。
この飲み方は、薬の効果を持続させることができる、副作用を減らすことができます。
さらに、意味の中に効果なども含まれている言葉です。
治療中の薬は、分服するようにと言われています
⑤薬を飲用する
薬を飲用する=「薬を飲む行為」の意味
上記の使い方をすることもありますが、「飲用」は水などの液体を飲むことを表す言葉です。
ゆえに、「薬は水で飲用する」と使う方が正しいと言われる場合もあります。
また、いくぶんか継続して飲むという意味が「飲用」にはあり、「飲む」のかしこまった表現方法です。
治療中は、薬を飲用する必要があります
⑥内服薬を飲む
内服薬を飲む=「飲み薬を飲む」の意味
口から入れるタイプの薬を「内服薬」と言います。
「経口投与」を少しカジュアルにした言葉です。
また「内服する」と使うこともあり、薬を口から飲むという意味になります。
この場合、「病院からもらった薬を内服する」と使います。
医学用語で使われることが多く、「飲み薬」をフォーマルにした言葉です。
治療の一環として、内服薬を飲む必要があります
⑦服薬する
服薬する=「薬を飲む行動すべて」の意味
この言葉のみで、正しく薬を飲むことを伝えることができます。
そして薬であれば、飲み薬に限らず使うことができる言葉です。
また、薬剤師から薬の説明を受けることを「服薬指導」と言います。
似た言葉で「服用」がありますが、薬を飲む行動を指す言葉なので少し違いがあります。
治療の一環として、服薬する必要があります
⑧薬を一服飲む
薬を一服飲む=「薬を1回飲む」の意味
「一服」は、タバコ休憩のときに使われることが多いです。
しかし、お茶や薬を飲む、休憩する場合にも使うことができます。
この言葉の語源は薬からと言われており、「服」には、飲むという意味があります。
また、お茶やタバコも元は薬として伝わってきた言葉です。
そのため、タバコやお茶、薬に対して使うことができるのです。
ですが、「薬を一服飲む」という表現は、あまりなじみがありません。
普段使いよりも、少しかしこまった場面で使うといいでしょう。
治療の一環として、薬を一服飲む必要があります
薬を飲むの”カジュアル”な言い換え・類語!
薬を飲むのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨薬を摂取する
薬を摂取する=「薬を体内へ入れる」の意味
「摂取」には、摂って自分のものにする以外に、栄養などを体内に入れるという意味があります。
この意味にある「栄養」には、食べ物や飲み物、薬が含まれています。
さらに、ただ口から取り入れるという意味だけではなく、体内に吸収されるプロセスも含まれています。
そのため、「水分を摂取する」「ビタミンを摂取する」「塩分摂取を抑える」と様々な使い方ができます。
治療の一環として、薬を摂取する必要があります
⑩頓服を飲む
頓服を飲む=「決まった回数はなく、症状がでたときに薬を飲む」の意味
「頓服」は、症状がでたら飲む薬のことです。
1日に飲む回数は決まっていないので、ずっと飲み続ける薬ではありません。
また、「頓服薬」をもらうときに医師や薬剤師から1日に飲んでもいい量を説明されます。
飲む回数は決まっていませんが、上限がある薬というわけです。
痛み止めや解熱剤としてもらうことがあり、聞きなじみのある言葉です。
治療中は、頓服を飲むことがあります
⑪錠剤を飲む
錠剤を飲む=「薬を飲む」の意味
粉薬を圧縮し、飲みやすくそして持ち運びしやすくした薬を「錠剤」と言います。
薬の種類の1つを表す言葉です。
次に「飲む」は、噛まずに体の中へ入れるという意味があるので、上記の意味になります。
錠剤以外に、粉薬やシロップ、タブレットといろんな種類の薬があります。
治療の一環として、錠剤を飲むことがあります
⑫薬を摂る
薬を摂る=「薬を摂取する、取り入れる」の意味
「摂る」には、栄養をとる、摂取する、取り込むという意味があります。
直接人体へ取り入れるという意味でよく使う言葉です。
そのため、薬だけではなく食べ物や飲み物対しても使うことができます。
例えば、「野菜を積極的に摂る」「水分をしっかり摂る」と使います。
ちなみに「摂」にも、取り入れるや取り込むという意味があります。
治療の一環として、薬を摂る必要があります
⑬飲薬を飲む
飲薬を飲む=「飲む形状の薬を飲む」の意味
「飲薬」は、「内服薬」をカジュアルにした言葉です。
「飲み薬」と表記されることもあり、口から飲むタイプの薬の総称になります。
フォーマルな言葉にしたい場合は、「内服薬」以外に「経口投与」と言い換えることができます。
治療の一環として、飲薬を飲む必要があります
⑭薬を使う
薬を使う=「薬を用いる、使用する」の意味
「使う」は、目的のために物などを用いるという意味がある言葉です。
「棚を作るためにトンカチを使う」といった使い方をすることが多いです。
今回の「薬を使う」の場合は、「薬を飲む」「薬を塗る」という意味で使われています。
すなわち、使用方法ではなく利用する点に焦点が当たっていることになります。
治療の一環として、薬を使うことがあります
⑮薬を飲み込む
薬を飲み込む=「丸飲みする」の意味
この言葉に使われている「飲み込む」は、噛まずに丸飲みするという意味です。
この意味以外に、出かけた言葉やあくびなどを我慢する、理解するや納得するという意味があります。
また、中へ引きこんで外に出さないようにするという意味で使うこともできます。
ちなみに「薬を飲み下す」という表現も飲んで胃へ入れるという意味なので、同じような使い方をします。
しかし、「飲み下す」には「飲み込む」にある感情を我慢する、理解するなどの意味はないで注意しましょう。
治療中は、薬を飲み込むのが大変です