虚無るとは?意味・類義語|例文・語源|言い換え・使い方も紹介!

当サイトのコンテンツには広告が含まれています

今回は「虚無る」というネット用語について解説します!

「虚無る」とは、日常生活の中でやる気がでない、むなしい気持ちになるという意味のネット用語です。

連載中の漫画が打ち切りのような終わり方をする時にも使われます。

今日は何もやる気が出ず虚無る。みたいに使うよ!

虚無主義(ニヒリズム)という哲学の言葉からきており、漫画では「虚無戦記」という作品から生まれたと言われています。

この記事では「虚無る」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

虚無るとは?意味は「全てのものに価値や意味を持たないと感じること」

「虚無る」の意味=この世の全てのものに価値や意味を持たないと感じること

虚無るとはこの世の全てのものに意味や価値を持たないと感じることという意味の言葉です。

心の中がからっぽになり、すべての事に対してやる気が出ない、無気力感に陥ってしまった様子を意味しているので、ネガティブなニュアンスで使われます。

日常でのストレスや、趣味や目標が見つからなかったり、自身をなくした時など、ネガティブな感情に陥り何も考えたくない、ぼーっとしてたい時に使うそうです

また、漫画家石川賢さんの「虚無戦記」の単行本に収録されている作品がすべて打ち切り風に終了されていることから、連載中の漫画が打ち切りになりそうな時に「虚無る」と使われるようになりました。

やる気が出なかったり、無気力という意味なんだね。

虚無るの発祥や元ネタは「ニヒリズム(虚無主義)」

「虚無る」の元ネタ、発祥=ニヒリズム(虚無主義)

「虚無る」とは、ニヒリズム(虚無主義)という哲学の言葉からきています。

ニヒリズムという言葉は、ドイツ人のフリードリヒ・レブレヒト・ゲッツが1733年にラテン語の書を用いたことがはじまりだそうです。ですが、ニヒリズムが広まったのは1862年にツルゲーネフの「父と子」の小説でニヒリスト(虚無主義者)という表現が使われてからといわれています。

ニヒリズム(虚無主義)とは、「この世の全ての物事に意味や価値は存在せず、自身の存在を含めすべてに価値がない」という意味で、すべてがどうでもいい、という考えを指します。

虚無主義の「虚無(きょむ)」には、何物にも価値がなく、むなしいことを表すことから、日常生活でやる気が出ないなど、落ち込んだりテンションが上がらない気分の時に「虚無る」と使うことが増えたそうです。

また、もう一つの「虚無る」の語源は漫画家石川賢さんの「虚無戦記」という作品からきています。

石川賢さんの漫画のコミックスは合計100冊以上出しているそうなのですが、ほとんどの作品が打ち切りで連載が終了になっているそうです。このことから、連載中の漫画が打ち切りで終了するときに「虚無る」と使われるようになりました。

哲学の言葉から発祥して広まっていったんだね。

虚無るの使い方・例文

「虚無る」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

いつまで寝てるの。起きなさい。

仕事の疲れで何もやる気が出なくて、虚無る…。

使用例②

推しのアイドルグループが解散するみたいだね。

そうなの。ショックが大きくて虚無るよ…

使用例③

そのネット漫画はおもしろいの?

僕は好きだけど、なかなか人気が出ず虚無りそうな予感がする

虚無るの類義語や対義語

虚無るの類義語と対義語についても見ていきましょう!

虚無るの類義語

虚無るの類義語としては下記のものがあります。

空虚感(くうきょかん)

心に穴が開いたように、むなしい気持ちになること。

推しのアイドルの解散が発表されて、空虚感で仕事行きたくない…

虚無るの対義語

虚無るの対義語としては下記のものがあります。

充実(じゅうじつ)

内容が満ちており、豊かなであること

推しのアイドルのライブに行けて、とても充実したなあ

目次