今回は「共有」の言い換え表現を紹介します!
「共有」は「共同で所有する」という意味の言葉です。
社内の幹部間で開催された会議内容を共有します。
「共有」はビジネスシーンでも、日常生活でも使われる、ノーマルな言葉です。
この記事では「共有」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
共有の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは共有のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①分有
分有=「一つのものをいくつかに分けて何人かで所有すること」の意味
「共有」は一つものを何人かで所有することを言いますが、「分有」は一つのものを分けて所有するという意味合いの言葉です。
使い分けるポイントは、「分けられるものかどうか」です。
日頃の生活でよく使われるのは「共有」ですが、違いについて理解しておくといいでしょう。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、会社で所有している土地をA社と分有することが決定しました。
②公共
公共=「公のもの。社会で共有しているもの。」の意味
公共は、「社会のみんなのもの」ということを表す言葉です。
公共は社会に属している人みんなが利用できるものを指し、社会みんなで共有しているということを表します。
例としては公共交通機関、公共図書館などがありますね。
「共有」は特定の人の間でともに所有することであり、「公共」は不特定多数の間で共有しているという点で違いがあります。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、会社のロビーを公共の場として開放することが決定しました。
③共用
共用=「複数名で一つのものを使用すること。」の意味
二人以上の人が同じものを使うことを指す言葉です。
例としては、「母と娘でカバンを共有している」などと使います。
ここで、所有者は重要でない場合が多く、あくまで使用する人が二人以上の場合は、「共用」と言います。
前項の「公共」は、社会のみんなで「共用」で使っているものとも表現できますね。
例文
社内の幹部間で開催された会議の議事録は、社内共用フォルダに保存されています。
④頒つ
頒つ(わかつ)=「分けて配ること。あちこちに配ること。」の意味
「頒つ」は「共有」と違い、ともに使うのではなく、「分けて配る」というニュアンスがある言葉です。
同じものをともに使うのではなく、同じ資料などを分けて配ることなどを表します。
例文
社内の幹部間で開催された会議資料をコピーして頒ちます。
⑤配当
配当=「割り当てて配ること。」の意味
役割や試験範囲などを割り当てて配ることを指す言葉です。
「漢検2級の配当漢字は~」などと使われます。
また、株式投資などで、株主などへ配る余剰金などを「配当金」と表現する場合もあります。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、株主への配当金の割合が決定しました。
⑥配分
配分=「分けて配ること。その分け前のこと。」の意味
割合を決めて分け配ることを言います。
年間の予算をどの事業にどのように分けて計画するか、などの状況を「配分を決める」と表現します。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、次年度の予算の配分が決定しました。
⑦分担
分担=「仕事や役割などを分けて負担すること」の意味
よく耳にする使い方としては、「役割分担」でしょう。
それぞれが、一部ずつ役割や責任を担い、事業やプロジェクトを遂行していく、という場面で用いられることが多いです。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、各部署の役割分担が決定しました。
⑧分配
分配=「分けて配ること。割り当てること。」の意味
「共有」と「分配」の違いは、所有するものを分けるかどうか、という点で違いがあります。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、次年度の予算をどのように分配するかが決定しました。
⑨相持ち
相持ち=「一つのものを、一緒に所有すること」の意味
複数名で一つのものを所有することを表します。
ともに出資する予算を負担する場合などにも使われます。
この時、出資の負担割合は基本的に平等である場合が多いです。
例文
社内の幹部間で開催された会議で、次年度予定している新事業をA社と相持ちで進めることが決定しました。
共有の”カジュアル”な言い換え・類語!
共有のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩分かち合う
分かち合う=「(特に感情を)互いに分け合うこと」の意味
「共有」する対象が、ものなどではなく、主に感情である場合に使われる言葉です。
お互いの気持ちが分かり合える、共感しあえる場合に使われます。
例文
社内の幹部間で開催された会議内容を聞いた同期と、思いを分かち合うため、飲みに行く約束をした。
⑪分ける
分ける=「ものを複数に分割して与えること。」の意味
分割や分類することのみを表現する場合もあります。
文脈で、分割した上で、配り与えることまで含めて表す場合もある言葉です。
例文
これから社内の幹部間で開催される会議の資料を1人分ずつに分けます。
⑫分け合う
分け合う=「お互いに分割して所有すること。」の意味
良いことも悪いことも相手と分け、所有、負担し合うことを言います。
分け合う人数は、複数人であれば、何人でも使える言葉です。
例文
社内の幹部間で開催された会議内容を確認していた同期と、これから必要な雑務を分け合うことにした。
⑬シェアする
シェアする=「共有すること、一緒に使うこと」の意味
英語の「share」が語源になっている言葉です。
物や場所を共有して使うことだけでなく、食べ物などを分け合う場面で使われることが多いです。
CMなどでも一緒に食べることを「シェアする」と表現しているものがありますね。
例文
社内の幹部間で開催された会議内容をまとめたデータを同期とシェアした。
⑭一緒に
一緒に=「ともにすること、区別がないこと」の意味
「一緒に」の後に続く文章でやや言葉の意味は違ってきますが、基本的には「ともに」という意味で使われます。
「一緒に使う」は「共有」という意味で使われ、「〇〇を○○と一緒にする」とすると、区別なくひとまとまりにすることを表します。
例文
社内の幹部間で開催された会議内容を同期と一緒に確認することにした。
⑮同情する
同情する=「他人の苦しみや悲しみという感情に寄り添って、同じように感じること。感情の共有。」の意味
相手の気持ちに寄り添い、感情を共有することを表します。
悩んでいる友人など、親しい間柄の人との間に成立します。
例文
社内の幹部間で開催された会議内容を聞き、同期と同情し合った。