今回は「ルッキズム」という言葉について解説します!
「ルッキズム」とは、外見至上主義という意味の言葉です。
「ルッキズムは社会問題になっているよ」みたいに使うよ!
「ルッキズム」は外見を意味する「Looks」と、主義を意味する「ism」という二つの言葉が合わさって出来た言葉です。
この記事では「ルッキズム」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ルッキズムとは?意味は「外見至上主義」
「ルッキズム」の意味=外見至上主義、外見で人の良し悪しを決めること
「ルッキズム」とは「外見至上主義」という意味で、外見で人の良し悪しを決め、人の価値を「容姿や見た目」を重要視して決める考え方です。
「ルッキズム」は「Looks」=「外見」と、「ism」=「主義」という二つの言葉が合わさって出来た言葉です。
外見重視主義者のことを「ルッキスト(lookist)」と呼びます。
例えば「容姿の良い人には親切にする」、「容姿が好みでない人には素っ気なくなる」など外見によって接し方を変えたり差別をすることがあげられます。
このような考え方により、「顔が美しくないといけない」「痩せていないとダメだ」と思い込んでしまい、整形依存や過度なダイエットによる摂食障害に陥ってしまう人が増えているようです。
また、人種差別や学校や職場でのいじめ、見た目による風評、偏見に繋がってしまう要因になります。
「ルッキズム」は差別的な要素を含むネガティブなニュアンスの言葉です。
現在、世界で社会問題として取り扱われていて、「ルッキズム」のような考え方を見直そうと、内面美や人それぞれが持つ個性を尊重する動きが広がってきました。
ルッキズムが題材の作品は「美女と野獣」、「フランケンシュタイン」、「ダンボ」、「整形水」など数多くあります。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
ルッキズムが精神的にも肉体的にも悪影響を及ぼしてしまうんだね!
ルッキズムの発祥や元ネタは「ファット・アクセプタンス運動」
「ルッキズム」の元ネタ、発祥=「ファット・アクセプタンス運動」
「ルッキズム」は1970年前後にアメリカで誕生した「ファット・アクセプタンス運動」という市民運動の中で生まれた言葉です。
この運動は主に太った女性達が「身体的差別をなくし、太ったままでいる権利」を主張するものでした。
日本でも「容姿端麗」や「才色兼備」という四字熟語があるように「ルッキズム」のような考えは古くからあるとされています。
テレビ番組で出演者の容姿をからかう事が面白いとされ、アイドルやモデルになれるのは可愛くて細い子ばかりであり、容姿で選ばれるミス・コンテストが各地で行われていました。
また、昭和時代の求人では実力ではなく、見た目重視の「顔採用」が当たり前の企業もありました。
現在でもこのような採用は完全にはなくなっておらず、就職活動のためにプチ整形をする人もいるようです。
「ルッキズム」古くから世界各国で根付いている考え方なんだね。
ルッキズムの使い方・例文
「ルッキズム」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
やっぱり女の子は黒髪で細い子がいいな。
ルッキズムな考えはもう古いよ!
使用例②
君ってモデルとしか付き合わないよね。
俺はルッキズムなんだ!
使用例③
うちの会社は美男美女しか採用しない!
ルッキズムはやめて実力で選びましょうよ。
ルッキズムの類義語や対義語
ルッキズムの類義語と対義語についても見ていきましょう!
ルッキズムの類義語
ルッキズムの類義語としては下記のものがあります。
面食い
「オレ面食いだから」って言われてフラれた・・・
外見至上主義
外見至上主義のアイドルの世界は大変だなぁ。
外見差別
昔より外見差別は減ったけど、まだまだ完全にはなくならないね。
ルッキズムの対義語
ルッキズムの対義語としては下記のものがあります。
アンチルッキズム
「ルッキズム」に反対する人。
僕はアンチルッキズムだから安心して!
内面至上主義
性格などの内面を重視する考え方。
内面至上主義の女の子と付き合いたいな。
B専
一般的に不細工、不格好と言われる人が好きなこと。
友達に彼氏を紹介したら「B専だね」って言われた。