今回は「マブい」という過去の流行語について解説します!
「マブい」とは、美しい・カワイイという意味の言葉です。
マブイ姉ちゃん!みたいに使うよ!
「マブイ」の発祥には江戸時代が関わっているようで、発祥の説は2つあるようです。
この記事では「マブい」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
マブいとは?意味は「美しい・カワイイ」
「マブい」の意味=美しい・カワイイ
マブいとは美しい・カワイイという意味の過去の流行語です。
「マブい」とは、容姿が整っていて美しいことやカワイイことを意味します。
そのため、主に若い女性を指すことが多いようです。
「マブい」の「マブ」は本物という意味があるそうです。
それを形容詞化したのが、「マブい」という言葉です。
辞書によっては、「眩い」が縮まった言葉として記載している辞書もあるようです。
「マブい」は、不良やツッパリと言われる人たちの中で使われることが多かったようです。
ツッパリブームと呼ばれる1980年代までが一番使われていたようです。
現在では、使われる機会はだいぶ少なくなっているようで、死語と言われているようです。
同じような「マブ」の使われ方をした言葉として、「マブダチ」という言葉もあります。
こちらの言葉は、今も使われているようです。
「マブい」には、その他にも意味があるようです。
沖縄の方言(琉球語)では、「マブい」は魂を表すようです。
沖縄の言い伝えでは、ケガをしたり、驚くことがあると「魂(マブい)」を落としてしまうと言われています。
その際には、周囲の人がおまじないで戻してあげるそうで、その方法が伝えられているそうです。
沖縄の方言としての「マブい」は、ポジティブともネガティブ言い難いところがあります。
美しい・キレイという意味での「マブい」はポジティブに取られます。
「マブい」はカワイイお姉ちゃんと魂ってことなんだな!
マブいの発祥や元ネタは「江戸時代」
「マブい」の元ネタ、発祥=江戸時代
「マブい」の明確な発祥は分かりかねますが、2つの発祥があるようです。
1つ目は、江戸時代に落語の演目として使われていたことのようですが、明確ではないようです。
2つ目は、「眩しい」が語源となり、江戸時代の盗賊が俗語として使っていたようです。
盗賊の言葉が、明治時代の的屋、不良少年に伝わり広まっていったようです。
1970年代以降、不良やツッパリと言われる人の中で一般的に使われるようになっていったそうです。
昭和時代には、「カワイイ女性」を指し、不良以外にも使われていたようです。
平成以降には、使われることは少なくなったようです。
2020年に賀来賢人さん主演「今日から俺は」で、ヤンキー、ツッパリのドラマが放映されました。
そのドラマの影響で昭和時代に注目され、「マブい」も再注目を浴びたようです。
ドラマの終了と共に、注目が去り、現在はあまり目にする機会は少なくなっています。
盗賊や不良など、ワルが使い始めたんだな!
マブいの使い方・例文
「マブい」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
何かようですか?
姉ちゃん、マブいねぇ!
使用例②
ばあさんも昔はマブい女だったなぁ。
マブいって何?聞いたことないんだけど。
使用例③
空がマブいぜ!
マブい?眩しいだろ?
マブいの類義語や対義語
マブいの類義語と対義語についても見ていきましょう!
マブいの類義語
マブいの類義語としては下記のものがあります。
麗しい
良く整っていて美しい、褒めたくなるほど立派という意味を持つ言葉です。
ご機嫌麗しゅうございます。
容姿端麗
顔や姿が整っており、美しいさまを意味する言葉です。
容姿端麗なお嬢さんがお嫁に来てくれるなんて。
べっぴんさん
美しい女性を意味する言葉です。
「別嬪(べっぴん)」にさんをつけた言葉です。
「別嬪」は美人という意味です。
従妹が超べっぴんさんなんだよ!
マブいの対義語
マブいの対義語としては下記のものがあります。
醜い
見た目が不愉快なほど、美しくないことを意味する言葉です。
醜いって失礼じゃない!
下品
品格、品性が劣ること、卑しいことを意味する言葉です。
まぁ、下品な言葉遣い。
不細工
容貌が整っていないこと、格好が悪いことを意味する言葉です。
俺は不細工だからモテない。