今回は「見る」の言い換え表現を紹介します!
「見る」は目を通して物を捉えるときに使う言葉です。
この言葉は、日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使われる、ニュートラルな言葉といえます。
この記事では「見る」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
見るとは?意味は「視覚によってとらえる」
「見る」の意味=物事を視覚によってとらえること
「見る」はそのまま使うとカジュアルな印象を与えますので、シーンに応じて謙譲語や尊敬語を使いわける必要があります。
来月発売の我が社の新製品を見ましたか?
見るの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは見るのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご覧になる
ご覧になる=「見る」の尊敬語
- 「ご覧になられましたか?」といった使い方は二重敬語になるため、誤った表現にならないように注意が必要です。
- 尊敬語であり、相手に敬意を払う表現です。
- フォーマルな場面で、目上の人に対して使います。
例文
社長!来月発売の我が社の新製品をご覧になりましたか?
②拝見する
拝見する=「見る」の謙譲語
- 「ご覧になる」と同様、二重敬語にならないように注意が必要です。
- 謙譲語とは自分の立場をへりくだって、間接的に相手を立てる表現です。そのため、目上の人に「拝見してください」といった表現は間違いです。
- フォーマルな場面で使われます。ビジネスシーンではよく使われます。
例文
御社が発売した新製品を拝見しました。とても素晴らしく、我が社でもぜひ取り扱わせて頂きたいです。
③注視する
注視する=「注意してよく見ること」の意味
- 興味・関心を持っている場合や詳細を確認する必要がある場合に使われます。
- 「見る」よりも重要性を強調する場合に使います。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
消費者の動向を注視して、新製品の開発を進めていきましょう。
④凝視
凝視=「目を凝らしてじっと見ること」の意味
- じっと目を凝らさなければ対象が何か分からない場合や相手の真意が分からない場合に使います。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
他社の新製品を見ましたか?我が社が来月発売する予定の製品と酷似していて、思わず凝視してしまいました。
⑤観覧
観覧=「見物すること」の意味
- ビジネスシーンでは相手に資料や施設内を見てもらう際などに使われます。
- 「見る」と違うのは、ただ視界に入るだけでなく、よく見る場合に使われています。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
来月発売の我が社の新製品のカタログをお送りしますので、ご観覧ください。
⑥凝望
凝望=「目を凝らしてじっくり見ること。じっと遠くを見つめること」の意味
- 「見る」よりもより強い集中力や熱心さ、執着をもって見ることを表します。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
我が社の新製品の説明をしている新人の彼は、凝望されて緊張していますね。
見るの”カジュアル”な言い換え・類語!
見るのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦見て取る
見て取る=「見てそれと知ること。認めること。」の意味
- 目で見ただけでその事情が分かるといった状況で使われます。
- カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われます。
例文
我が社の新製品の売り上げが好調なのは、このデータから見て取れるな。
⑧確認
確認=「物事・行動に間違いがないかどうかをはっきりと確かめること」の意味
- 検分したり、考察したりする場合や物事を目視で一瞬で確かめられる場合にも使われるので幅広く応用できます。
- 「確認」には「見る」以外にも「調べる」、「聞く」、「触る」なども含まれます。
- 日常生活やビジネスシーンでも様々な場面でよく使われます。
例文
来月発売の我が社の新製品を確認しましたか?
⑨目視
目視=「自分の目で直接見ること」の意味
- 人づてに聞いたり、対象をデータで見たりするのではなく、自分の目で確認するときに使います。
- カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われます。
例文
我が社の新製品です。安全性を目視で確認しましたか?
⑩目を通す
目を通す=「一通り見る。ざっと見ること」の意味
- 一字一句もれなく細かく見てほしいときは適切ではありません。
- 目上の人に伝える時には命令のニュアンスが含まれるので、他の言い回しがよいでしょう。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われます。
例文
来月発売の我が社の新製品の説明書です。事前に目を通しておいてください。
⑪注目
注目=「あるものに視線をそそぐこと。関心や注意を向けること」の意味
- 「注目」することによって、情報の取捨選択や判断を行ったり、興味を持ったりすることができます。
- 「見る」よりも、より注意深く見るときに使われます。
- 日常会話やビジネスシーンなど様々な場面で使われます。
例文
こちらを注目してください。来月発売の我が社の新製品です!
⑫チラ見する
チラ見する=「短時間だけ、相手の方に視線を向けること。ちらりと見ること」の意味
- 会話の中で使われることが多く、若い人たちがよく使います。
- カジュアルな場面で使われ、ビジネスシーンではあまり使いません。
例文
他社が新製品の発表をしていて、チラ見してきたけど、お客さんがたくさん集まってたよ。
⑬チェック
チェック=「確認すること。書類などを照らし合わせて確かめること」の意味
- 「確認」と似ていますが、「チェック」の方が使う場面が限定されます。
- 日常会話やビジネスシーンで広く使われます。
例文
来月発売の我が社の新製品をチェックしましたか?
⑭見つめる
見つめる=「対象から視線をそらさずに、じっと見続けること」の意味
- 視線だけでなく、意識も対象に集中しているという意味合いがあります。
- 「見る」以上の深い思慮や洞察力が必要な場面に使われます。
- カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われます。
例文
先月発売された新商品が全く売れてない。その事実をきちんと見つめる必要がある。
⑮ウォッチ
ウォッチ=「注視すること。観察すること」の意味
- 腕時計や懐中時計などの意味合いもあるので気を付けましょう。
- 「見る」よりも軽いニュアンスになります。
- カジュアルな場面で使われます。
例文
新製品の開発に向けて、他社の動向をウォッチしといて。