今回は「見せる」の言い換え表現を紹介します!
「見せる」は相手に示して見えるようにする、目線を向ける人に対して物事をわかりやすく伝える、などを意味する言葉です。
新商品に関する資料を見せる。
この言葉は、フォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉に分類されます。
この記事では「見せる」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
見せるの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは見せるのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①お見せする
お見せする=「目上の人に物や行動を見せる」の意味
「お見せする」は、「見せる」の謙譲表現として会話の中でよく使われるフォーマルな言葉です。
ビジネスシーンでは、目上の人に書類などを見て欲しい場面等で使うことができます。
例文
新商品に関する資料が完成しましたのでお見せします。
②ご覧に入れる
ご覧に入れる=「目上の人に物や行動を見せる」の意味
「ご覧に入れる」は、「見せる」の謙譲表現として使われるフォーマルな言葉です。
「お見せする」よりもさらに丁寧な印象を与えることができます。
また、「お見せする」と比較すると、「動画やプレゼンテーション・演技などの一定の時間継続されるものを見せる」ニュアンスが強い表現です。
例文
ご来場の皆様に、当社の新商品の紹介動画をご覧に入れましょう。
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③お披露目する
お披露目する=「多くの人に広く知らせること、知られていなかった物事を公にすること」の意味
見せる相手の人数が多いときに使う言葉です。
また、「お披露目」には、「結婚や縁組、襲名を知らせること」という意味もあるので、おめでたいことや明るいニュースを公にするときに適している表現です。
例文
これより、当社の新商品をお披露目いたします。
④提示する
提示する=「何らかの物を相手に差し出して見せること」の意味
「提示する」は、「差し出して見せる」という意味加えて、「相手に理解を求める」というニュアンスがあります。
データや書類などを見せて、内容を理解してもらいたい場面で使うことができます。
例文
当社の新商品に関するデータをご提示いたします。
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⑤呈示する
呈示する=「何らかの物を相手に差し出して見せること」の意味
読み方も意味も「提示する」と同じ言葉です。
ただし、「呈示する」は、相手に対して「理解すること」を求めてはおらず、「単に差し出して見せる」というニュアンスがあります。
ビジネスシーンでは、相手に対して理解を求める場面のほうが多いので、「提示する」のほうがより使いやすい表現です。
例文
当社の新商品の広告をご呈示いたします。
⑥明示する
明示する=「物事の内容や性質などの情報をはっきりと示して見せる」の意味
「明示する」には、「情報を公開する」というニュアンスがあります。
商品の原材料や使用注意事項など、公開しなければならない義務がある情報に対して使われることが多い表現です。
例文
当社の新商品の使用注意事項は、資料下部に明示しております。
⑦開示する
開示する=「物事の内容や性質などの情報の存在をはっきりと示す、公に示す」の意味
「明示する」と近い意味がありますが、「開示する」には、「情報の存在を明らかにし、誰でもその情報を得られるようにする」というニュアンスがあります。
自発的な情報の公開をおこなう際に使われることが多い表現です。
例文
当社の新商品に関する試験データを開示いたします。
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⑧掲示する
掲示する=「伝えるべき事柄を掲げて示すこと」の意味
「掲示する」には、「人前に示す」「公衆に掲げて示す」という意味があります。
紙に書いたものや画面に出したものなどを、不特定多数の人の目につく場所に掲げて見せる場面で使うことができる表現です。
例文
当社の新商品の概要は、会場内ポスターに掲示しております。
⑨展示する
展示する=「広げたり並べたりして多くの人に見せること」の意味
物品などを広げたり並べたりする手段を用いて見せる際に使うことができる表現です。
似た表現として「展覧する」がありますが、こちらは芸術作品などを対象とした場合に使われます。
対して「展示する」は、商品などの宣伝や紹介を対象に使われるため、ビジネスシーンでは、「展示する」を使うことが適している場面のほうが多いです。
例文
当社の新商品シリーズは、入り口付近のブースにて展示しております。
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⑩供覧する
供覧する=「多くの人に見せる、自由にみられるようにする」の意味
「供覧する」には、「多くの人が情報を見られるようにする」というニュアンスがあります。
似た場面で使われる言葉に「回覧する」というものがあります。こちらは「順番に回して見せる」という方法を表現する言葉なので、書類や書籍を見せる場合に限定されますが、「供覧する」はそのような限定がないので、書類や書籍以外の手段で見せる場合も使うことができます。
例文
先日発表した新商品に関する情報を社員用掲示板にて供覧いたします。
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見せるの”カジュアル”な言い換え・類語!
見せるのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪披露する
披露する=「広く伝えること、公に発表すること」の意味
「お披露目する」に近いニュアンスを表現することができる言葉です。
文章の前後によっては、フォーマルな使い方も可能ですが、ここではどちらでもない言葉として紹介します。
例文
当社の新商品を来月のイベントで披露します。
⑫表示する
表示する=「はっきりと示すこと」の意味
「表示する」には、「その内容や内部にあるものを表出させて明確に示す」という意味があります。
なので、単に外見を見せるというよりも、「詳細な情報やデータなど知らせるために見せる」場合に使うことがより適している表現です。
例文
当社の新商品の原材料をラベルに表示します。
⑬示す
示す=「相手にわかるように、物を実際に出して見せたり、自分で何かをして見せたりする」の意味
相手に対して視覚的に何かを見せる場合の多くに使うことができる表現です。
物を差し出して見せる場合だけでなく、「手本を示す」などのように、行動を見せる場合にも使うことができます。
例文
当社の新商品のメリットは、広告上部に示します。
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⑭提出する
提出する=「どこかへ出す、差し出す」の意味
書類や資料などを公の場所に出す際に使う言葉です。
「見せる」というニュアンスはありませんが、文章の前後によっては、「見せるためにどこかへ出す」という意味で使うこともできます。
例文
新商品に関する資料を提出しました。
⑮出す
出す=「ある目的のために特定の場所に差し向ける」の意味
「提出する」をさらにカジュアルにした表現としてご紹介します。
「人から見えるようにするという目的のために特定の場所に何かを差し向ける」という意味の文章にすることで、「見せる」に近いニュアンスで使うことができます。
例文
新商品に関する資料を机上に出しました。
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