今回は「モブ」という言葉について解説します!
「モブ」とは、目立たない人、影が薄い人という意味の言葉です。
「あいつ、モブだよね!」みたいに使うよ!w
アニメ雑誌で「モブキャラクター」という単語が出始め、のちにゲーム業界でも使われ出しました。
この記事では「モブ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
モブとは?意味は「目立たない人、影が薄い人」
「モブ」の意味=目立たない人、特徴がない人、影が薄い人、群衆、通行人
モブとは目立たない人という意味のネットスラングです。
アニメやゲームなどに出てくる、”その他大勢の群衆”に対して用いられたのが最初で、ネットを中心に使われ出しました。
話の本筋に直接関わらないような重要性の低い出演者、いわゆる主人公でも脇役でもないキャラクターを「モブキャラクター」と表現したのです。
次第に若い人たちを中心に実生活にも言葉が浸透し、職場や学校といったコミュニティーの中で、中心人物やその周りの重要な役割を果たすメンバー以外
の事を「モブ」「モブキャラクター(モブキャラ)」と呼ぶようになりました。
使い方としては、自分の事を自虐的に「モブ」と表現することもあります。
ただ、どちらかというと第三者の陰口として、本人がいないところで
あいつはモブだからな
というように使用することが多いので、言葉のイメージとしてはネガティブです。
「モブ」はその後ろに言葉を足して、さまざまに派生しています。
《「モブ○○」の一部例》
- 「モブオタク」…アイドルオタク用語。特徴がなく常に平凡な行動をとるオタク
- 「モブ社員」…会社で存在感のない平凡な社員
- 「モブ顔」…特徴のない顔
- 「モブ女子」…目立たない女子
- 「モブい」…一般的でありふれている
- 「モブかわ」…名前や個性はないが、可愛らしい事
”どこにでもいそうな、特徴のない人たち”ってことなんだね!
モブの発祥や元ネタは「英語の『mob』から」
「モブ」の元ネタ、発祥=英語の「mob」から、目立たない人を揶揄する表現に。
「モブ」は英語表記「mob」の直訳で、「群衆」や「暴徒」、「ギャング」などから発祥したネットスラングです。
日本ではゲーム用語で「mobile object」(プレイヤーに操作されない「モブキャラ」)の略語の側面もあり、そこに「群衆」の意味がプラスされて、ゲームやアニメ以外の実生活でも定着していったような流れです。
1970年代頃、アニメ雑誌などで「モブキャラクター」という単語が使われ始めました。主人公でも脇役でもない、名無しの、その他大勢に対しての呼び名です。
それが2000年代にゲーム業界でも同じような意味で使われるようになり、次第に若い世代で、目立たない人を揶揄するような使い方になっていったようです。
ニホンデハ、”地味で無個性な人を茶化して「モブ」って表現スルノネ!
モブの使い方・例文
では、実際どのように使えばいいのか、「モブ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
今度勇気を出して、学年イチ美人な彼女に告白しようと思うんだ。
や、やめなよ。モブキャラが太刀打ちできる相手じゃないよ!
使用例②
会社内で不正が発覚したらしいぞ!
モブ社員の俺が不正の元を暴いて一躍有名になってやる!
使用例③
球技大会の参観、楽しみにしているわね!
俺、学校でモブだから、来ても探せないと思うよ。
モブの類義語や対義語
モブの類義語と対義語についても見ていきましょう!
モブの類義語
モブの類義語としては下記のものがあります。
エキストラ
映画、ドラマ、CMなどで主役たちの後ろに映る、ストーリー上重要性の低い出演者のこと。
ドラマのエキストラ出演のオーディションに落ちたんだ。
陰キャ
主に若者の間で使われている「陰気なキャラクター」のこと。
学生時代はずっと陰キャだったけど、努力して出世コースに乗りました。
サブキャラ
小説や演劇などの脇役。モブキャラよりはメインキャラクターに近いのが特徴。
あんなにカッコいいのに、サブキャラを演じているのもまた見どころね!
モブの対義語
モブの対義語としては下記のものがあります。
メイン
英語で、主な、主要な、主なもの、の意。
今回のインタビューのメインは君だ!
主役
主要な人物の役(をする役者)のこと。
あの映画の主役をやっているのは私の好きな俳優さんなのよ。
メインキャラクター
作品の中心となる登場人物のこと。
町おこしのメインキャラクターは町の特産品がモチーフなんですって。