今回は「もどかしい」という言葉について解説します!
「もどかしい」とは、期待や願望が叶わないことによって感じられる苛立ちや煩わしさという意味の言葉です。
もどかしい恋愛。みたいに使うよ!
「擬く(もどく)」を由来としています。
この記事では「もどかしい」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
もどかしいとは?意味は「期待や願望が叶わないことによって感じられる苛立ちや煩わしさ」
「もどかしい」の意味=期待や願望が叶わないことによって感じられる苛立ちや煩わしさ
もどかしいとは、期待や願望が叶わないことによって感じられる苛立ちや煩わしさという意味の言葉です。
物事が思い通りにいかなかったり、望む結果が得られなかったりして、イライラや不満を感じる状態を表します。
例えば、努力したにもかかわらず目標が達成できなかった場合や、他人の言動が理解しにくいと感じる場合など、うまくいかない出来事にこの言葉が使われます。
達成できそうなのになかなか進展しない、または物事がスムーズに進まないことによる不快感やイライラ感を表現する言葉なんだね!
もどかしいの由来や語源は「擬く(もどく)」
「もどかしい」の由来、語源=「擬く(もどく)」
「もどかしい」の語源は、漢字で表すと「擬しい」であり、その語源は「擬く(もどく)」に由来します。
この「擬く」は、「非難する・似せて作る」といった意味を持つ言葉であり、形容詞化されて「非難したくなるような気持ち」が「もどかしい」となったと考えられています。
元々は「さからって非難すること」を指す言葉であった「擬く」が、その意味が転じて「気に入らない」という広い意味にも使われるようになったとされています。
一般的に「もどかしい」は、ひらがな表記とされることが多いです。
「もどかしい」は、本物ではないが何かに似せて真似るというニュアンスも持ち合わせています。
この言葉は、様々な状況や感情に対して使われ、幅広い表現に適用されたり、抽象的な感情にも拡がりを見せる点が興味深い言葉だと感じますね。
ちなみに、源氏物語からの引用で「もどかししきところなく(仏道を)ひたみちに勤め給へ」という古典的な表現でも使われており、古くからある言葉だということが伺えます。
もどかしいの使い方・例文
「もどかしい」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
さっきの試合は、最後のセットで勝てると思ったよ
本当にね。もどかしい試合だったね。
使用例②
今日合格通知が届いたんだけど、君は?
まだ届いていなくて、もどかしい気持ちで過ごしているよ。
使用例③
時間はかかってもこどもには、自分の洗濯物は自分で畳ませているよ
すごいわね~。私は、もどかしくて見ていられなくなっちゃう
もどかしいの類義語や言い換え、対義語
もどかしいの類義語と対義語についても見ていきましょう!
もどかしいの類義語や言い換え
もどかしいの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
歯がゆい
達成感や満足感が得られないことにより、焦りやイライラが生じるときに用いられます。
この表現は、物事がうまく進まないことによる煩わしさや不満を表現するのに使います。
試合で勝ちたかったけれど、引き分けで終わり、気持ちが歯がゆい。
じれったい
物事の進展が遅いと感じたり、期待していることがすぐには実現しない状況で使われます。
この言葉は、不安や興奮といった感情が入り混じった状態を表現する際に用いられます。
彼がなかなかプロポーズをしてくれなくて、じれったい。
まどろっこしい
物事が細かい部分や複雑な要素で構成され、理解しにくい状態を指す言葉です。
また、抽象的で分かりにくいものや、ややこしい状況、論理的でなかなか解明できない事柄などにも使われます。
その計画はまどろっこしくて、理解しにくい。
もどかしいの対義語
もどかしいの対義語としては下記のものがあります。
清々しい
さわやかで爽快な感じを表す言葉です。
清潔で気持ちが良い、または心地よく爽やかな印象を与える状態や感覚を指します。
山の頂上からの風は清々しく、気分が爽快だった。
簡潔な
物事が非常にシンプルで、複雑さがなく、明確でわかりやすい状態を指します。
簡明であり、要点を的確にまとめていることを表現する言葉です。
簡潔な説明で、すぐに理解できた。
心地よい
気持ちが良くて快適な状態を指します。何かが心地よいと感じると、それが心地よさや快適さをもたらることを意味します。
公園での風景と爽やかな風が心地よく、リラックスできた。