今回は「揉める」の言い換え表現を紹介します!
「揉める」は争いが起きてごたごたするという意味の言葉です。
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、揉める場面がありましたが、最終的には解決しました。
「揉める」は、日常生活のカジュアルな場面でも、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面でも使用できる柔軟な言葉です。
この記事では「揉める」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
揉めるの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは揉めるのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①論争
論争=「意見の違っている人が、互いに自分の説を主張して争うこと」の意味
特定の課題やプロジェクトに関して意見の対立や議論が発生したときに用いる、フォーマルな言葉です。
客観的な事実を基に、それぞれの意見を主張するというニュアンスが強い言葉です。
また、感情的な対立や意見の衝突を連想させ、ネガティブな印象を与えることがあるため、ビジネスシーンでは、「議論」「意見交換」などの表現が適しています。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で論争がおきましたが、最終的には解決しました。
②渡り合う
渡り合う=「激しく論じ合う」の意味
ビジネスシーンでは、困難な状況や複雑な問題に対処する際の強い意志や、交渉力、問題解決能力などを表現する時に使う、ややフォーマルな言葉です。
似ている言葉の「対峙する」は 直接的に相手と向き合い、意見の衝突や競争をする状況を示します。
また、「しのぎを削る」は互いに優劣を競い合い、激しい争いを繰り広げる様子を表す言葉です。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、互いに渡り合う場面がありましたが、最終的には解決しました。
③論判(ろんぱん)
論判(ろんぱん)=「論じて是非を判定すること」の意味
「是非などを議論して争うこと」の意味も持つ言葉です。
ある事柄について、それぞれの立場から意見を述べ、その是非を明らかにする時に使われます。
公式な文書やフォーマルな場面での使用が適しているでしょう。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれたために論判がおこなわれ、最終的には解決しました。
④争う
争う=「相手にまさろうとして、また、何かを得ようとして張り合うこと」の意味
日常会話では「けんかする」といった負のイメージが強い言葉ですが、ビジネスシーンでは、より良いアイデアの創出や問題意識の共有などのメリットも持ちます。
似ている言葉に、「対立する」「競争する」「講義する」などの表現がありますね。
「対立する」は 意見や立場が異なるニュアンスで、「競争する」は 優位に立つべく他の者と比較することです。
また「抗議する」は 不当な扱いなどに反対し、自分の意見を表明することを表します。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少し争う場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑤口論する
口論する=「口で言い争うこと、言い合い」の意味
一般的に感情的な対立や意見の衝突を伴う、ややネガティブな印象を与える言葉です。
ビジネスシーンでは、「意見交換をする」「議論する」「建設的な対話をする」「異なる見解を持つ」などの、より建設的な表現を用いることが望ましいでしょう。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少し口論する場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑥対立する
対立する=「二つのものが反対の立場に立つこと」の意味
ビジネスシーンでは、意見の相違、利害の衝突、対立状態などを表します。
ネガティブな印象を与えるため、状況によっては誤解や混乱を招く可能性がある言葉です。
「対立する」のかわりに、「意見が異なる」「見解が分かれる」「利害が対立する」「異なる視点を持つ」などの表現を用いることで、より建設的なコミュニケーションが可能になります。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少し対立する場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑦衝突する
衝突する=「相反する意見や利害がぶつかり合うこと」の意味
「二つ以上のものがぶつかること」のニュアンスもあります。
ビジネスシーンでは、意見の対立を意味し、ネガティブな印象を与えることが多いややフォーマルな言葉です。
「意見が食い違う」「見解が一致しない」「利害が対立する」「目標が異なる」などは、より建設的なコミュニケーションが可能になる表現です。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少し衝突する場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑧紛争する
紛争する=「二者以上が対立し、意見や利益の食い違いから争うこと」の意味
ビジネスシーンでは、企業間、企業と顧客、あるいは企業と政府機関などの間で発生する、利益や権利に関する対立状態を表すフォーマルな言葉です。
具体的には、契約、知的財産、競争法や労働問題に関する状況で使われる言葉です。
「紛争」に関するその他の言葉に、「訴訟」「仲裁」「調停」がありますね。
「訴訟」は法廷で争うこと、「仲裁」は第三者を介して紛争を解決すること、「調停」は第三者が当事者間の合意形成を支援することを意味します。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、紛争する事態が発生しましたが、最終的には解決しました。
⑨意見が対立する
意見が対立する=「複数の人が同じ物事に対して異なる意見を持つこと」の意味
ビジネスシーンでは、異なる視点・情報の違い・利益の対立・価値観の違いなどの意味合いを持つ言葉です。
似ている表現に、「見解が割れる」「見方が分かれる」「賛否両論ある」「反論が相次ぐ」などがあります。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が対立する場面がありましたが、最終的には解決しました。
揉めるの”カジュアル”な言い換え・類語!
揉めるのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩ケンカする
ケンカする=「言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと、いさかい」の意味
日常会話では頻繁に用いられる、ややカジュアルな言葉です。
ビジネスは理性的なコミュニケーションを重視し、感情的な対立を避けることを目的とするため、その直接的な表現は避けられる傾向があります。
フォーマルな場面では、「衝突する」「対立する」「摩擦が生じる」などのより穏やかな表現が適しています。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少しケンカする場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑪ギクシャクする
ギクシャクする=「物事の進行や人間関係などがスムーズに進まず、ぎこちない状態」の意味
日常会話でも使われるややカジュアルな言葉です。
ビジネスシーンでは、人間関係・プロジェクト進行・コミュニケーションなど様々な場面で活用されます。
似ている言葉の「ぎこちない」は 動作や言動が自然でなく不器用な様子を表し、「滞る」は物事がスムーズに進まず停滞している状態を表す言葉です。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少しギクシャクする場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑫こじれる
こじれる=「物事がもつれて、うまく進まなくなる」の意味
日常会話でも使われる、ややカジュアルな言葉です。
ビジネスシーンでは、人間関係・プロジェクト・交渉などのさまざまな場面で使われる言葉です。
似ている言葉に、「複雑化する」「悪化する」「行き詰まる」がありますね。
「複雑化する」は 状況が煩雑でわかりにくくなる状態を示し、「悪化する」は 状況が悪くなりより深刻になる状態を表します。
また、「行き詰まる」は 状況が行き詰まり、先に進めなくなる状態を表す言葉です。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少しこじれる場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑬ゴタゴタする
ゴタゴタする=「雑然として秩序のないさま」の意味
「ゴタゴタする」は、日常会話でよく使われる言葉です。
カジュアルな印象を与えるため、フォーマルな場面では「複雑化する」「滞る」「議論がまとまらない」などのより丁寧な表現に置き換えることが望ましいでしょう。
「ゴタゴタする」は、鎌倉時代の禅僧、兀庵(ごったん)の話が複雑であったことに由来し、複雑でわかりにくい状態や混乱している状態を表す言葉として定着したという説があります。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少しゴタゴタする場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑭カオスになる
カオスになる=「秩序(ルール・法則)が失われて混沌とした状態になること」の意味
状況が非常に混乱し、制御不能な状態になることを表現する際に使われる、カジュアルな言葉です。
ビジネスシーンでは、「混乱する」「制御不能になる」「パニック状態になる」など、より丁寧な表現に置き換えることが求められます。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、カオスになる場面がありましたが、最終的には解決しました。
⑮グダグダになる
グダグダになる=「しまりがない、めりはりがない、または、収拾のつかない状態」の意味
物事がだらだらと長引き、効率が悪くなったり、結論が出ない状態になることを表す、カジュアルな言葉です。
ビジネスシーンでは、「効率が悪い」「停滞する」「議論が平行線をたどる」など、より丁寧な表現に置き換えることが望ましいですね。
例文
新しいプロジェクトの進め方について、チーム内で意見が分かれ、少しグダグダになる場面がありましたが、最終的には解決しました。