今回は「悶絶」の言い換え表現を紹介します!
「悶絶」は苦しみもだえて気絶することという意味の言葉です。
新規事業がうまく進まず、彼はいまにも悶絶しそうな様子だ。
さまざまなシーンや、いい意味でも使われる、ニュートラルな言葉です。
この記事では「悶絶」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
悶絶の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは悶絶のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①苦悶(くもん)
苦悶(くもん)=「肉体的または精神的に苦しみもだえること」という意味
精神的な苦痛や葛藤を表す場合が多いですが、身体的な苦しみにも使われます。
深刻で、重々しい印象を与える表現です。
ビジネスシーンでも使える、フォーマル寄りな言葉です。
新規事業をうまく進められていない彼は、苦悶の表情を浮かべていた。
②煩悶(はんもん)
煩悶(はんもん)=「いろいろ悩み苦しむこと、苦しみもだえること」という意味
心の中で何かに悩み苦しむこと、あるいは迷いや葛藤を抱えて心が乱れる状態を指します。
心の中の葛藤で「持続的な苦悩」を表す言葉です。
カジュアルなシーンではみられない、フォーマル寄りな言葉です。
新規事業がうまく進まず、彼は煩悶している様子だ。
③憂悶(ゆうもん)
憂悶(ゆうもん)=「思い悩み、苦しむこと」という意味
悲しみや不安を伴った、精神的な苦痛や葛藤を強調した言葉です。
主に、精神的な苦痛や内面的な悩みを表す場面で使われます。
フォーマルなシーンで使われる言葉です。
新規事業がうまく進まず、彼は憂悶している様子だ。
④苦慮
苦慮=「苦心して、いろいろと考えること、思い悩むこと」という意味
何か問題や困難に直面して、その解決方法を必死に考えたり、悩んだりすることを表しています。
身体的な痛みや極限の苦しみというよりも、精神的な疲れや悩みに使われます。
フォーマル寄りな言葉で、ビジネスの場でもよく使われます。
新規事業がうまく進まず、彼は苦慮している様子だ。
⑤難航
難航=「障害が多く、物事がはかどらないこと」という意味
暴風雨などのために、航行が困難になることという意味もあります。
プロジェクトや計画などが停滞し、進展が困難な状況を表す際に使われます。
ビジネスシーンなどでも使われる言葉です。
彼の会社は、新規事業での交渉が難航しているようだ。
⑥難題
難題=「解決のむずかしい問題、難問」という意味
無理な要求、無理な言いがかりという意味もあります。
知的・計画的な問題や、長期間かかるような挑戦などに使われます。
ビジネスの場でも使われる、フォーマル寄りな言葉です。
取引先との交渉は、条件面での難題を解決しない限り進まないようだ。
⑦悶々
悶々=「悩み苦しむさまを表す言葉」の意味
心の中でもやもやとした気持ちが続く状態や、答えが出ないことで悩んでいる様子を表す言葉です。
継続的な心の不安定さを表します。
フォーマル寄りな言葉で、日常会話でも使えます。
新規事業がうまく進まず、彼は悶々としている。
悶絶の”カジュアル”な言い換え・類語!
悶絶のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧気絶
気絶=「一時的に意識を失うこと、失神」という意味
身体的、精神的な原因によって脳への酸素供給が一時的に不足したり、強いショックや感情の高まりで意識を失う場合に使われます。
比喩的に使われることもありますが、基本的には医学的な状態として使われることが多いです。
日常会話でも使われる、ニュートラルな言葉です。
自社のマスコットキャラクターが、可愛いすぎて気絶しそうだった。
⑨失神
失神=「意識を失うこと、多くは、強い精神的ショックや肉体的打撃、あるいは脳貧血などによって起こる、気絶」という意味
意識が完全に失われる、医学的な状態を指します。
悶絶は、意識がある中で苦痛に耐える状態を描写するのに使われます。
比喩的に使われることもある、ニュートラルな言葉です。
自社のマスコットキャラクターが、可愛いすぎて失神しそうだった。
⑩悶える
悶える=「苦痛などのあまりからだをよじる、思いわずらって苦しむ、煩悶 (はんもん) する」という意味
「苦しみ」が大きな要素で、身体的・精神的どちらにも使えます。
苦しみや感情に振り回される様子を指し、動きや葛藤のある状態を表現します。
いい意味でも使われる、ニュートラルな言葉です。
同僚が、自社のマスコットキャラクターの可愛いさに悶えている。
⑪苛まれる
苛まれる=「苦しめられること、厳しく咎められること」という意味
苦しみの中でも特に、持続的で深い痛みを表現するのに適した言葉です。
物理的な痛みだけでなく、感情的な葛藤や、罪悪感や悩みによる心の苦しみも含まれます。
ビジネスシーンでも使える、ニュートラルな言葉です。
彼は新しいプロジェクトの責任を負うことになり、プレッシャーに苛まれながらも結果を出そうと努力している。
⑫身悶え
身悶え=「苦しみ、いらだちなどのため、からだをよじらせ動かすこと」という意味
外部の出来事に対して、心が乱れる様子を表します。
他者の苦しみを見て自分が感情的に揺れ動く場合や、嫉妬や失望を感じる場面で使われることが多いです。
ニュートラルな言葉で、文学的、または詩的な文脈でも使われます。
上司が不必要に厳しい指摘を繰り返すのを見て、私は身悶えしながらも言い返すことができなかった。
⑬苦しむ
苦しむ=「心につらく思う、思い悩む」の意味
思うような処理方法が見つからず困る、窮するなどの意味もあります。
あらゆる種類の苦しみに使える表現です。
さまざまなシーンで使える、ニュートラルな言葉です。
新規事業がうまく進まず、彼は苦しんでいるようだ。
⑭もがく
もがく=「もだえ苦しんで手足をやたらに動かす、あがく」という意味
事態をなんとかしようとあせる、いらだつという意味もあります。
逃れようと必死に動く、または何かを解決しようとする行動を指します。
カジュアルシーンでも使える、ニュートラルな言葉です。
彼は新規事業で困難な状況に直面するも、もがきながら問題を解決しようと努力していた。
⑮しんどい
しんどい=「ひどく疲れを感じるさま、つらい」という意味
面倒が多いさま、骨が折れるさまという意味もあります。
関西弁としてよく知られていますが、全国的にも使われている言葉です。
カジュアルな言葉で、いい意味でも使われます。
自社のマスコットキャラクターが、可愛いすぎてしんどい。