今回は「もし」の言い換え表現を紹介します!
「もし」は、確定していない物事、事実に反する物事を仮定して次に述べる時に使う(接続詞)言葉です。
この言葉は、前後の文脈次第でカジュアルにもフォーマルにもなる可能性がある言葉といえるでしょう。
この記事では「もし」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
もしとは?意味は「仮に想定するさま」
「もし」の意味=まだ現実になっていないことを仮に想定するさま
「もし」は丁寧な表現ではないため、かしこまった場面や目上の方に対しては、より適切な言い換え語に変換することが望ましいでしょう。
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
もし可能ならどれくらい短縮できますか?
もしの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「もし」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①万一
「万一」=「可能性がほとんどない」の意味
どのようなビジネスシーンでも、問題なく使える言葉といえるでしょう。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
万一可能ならどれくらい短縮できますか?
②万が一
「万が一」=「可能性がほとんどない」の意味
「万一」と意味は全く同じです。
「万が一」は「万一」を強調する場合に使われています。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
万が一可能ならどれくらい短縮できますか?
③もしも
「もしも」=「もし」の意味
「もし」を強調した言葉で若干フォーマルさに欠けますが、社外的にも同格の相手であるなら使っても問題ない言葉といえるでしょう。
ですが、言葉の印象の捉え方が人によって違うので状況を判断してから使うようにしましょう。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
もしも可能ならどれくらい短縮できますか?
④あわよくば
「あわよくば」=「上手くいけば」の意味
比較的フォーマルな印象の言葉ですが、欲張りな印象も与える可能性がある言葉です。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
あわよくば、どれくらい短縮できますか?
⑤仮に
「仮に」=「そうだと仮定して」の意味
若干フォーマルさに欠ける印象はありますが、ビジネスシーンで問題なく使える言葉といえるでしょう。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
仮に可能であるなら、どれくらい短縮できますか?
⑥例えば
「例えば」=「前に述べたことに対して、具体的な事例を示す時に用いる語」の意味
若干フォーマルさに欠ける印象はありますが、ビジネスシーンで問題なく使える言葉といえるでしょう。
例文
今の納期から予定を早めることはできる?
できるなら、例えばどれくらい短縮できそう?
もしの”カジュアル”な言い換え・類語!
「もし」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦ともすれば
「ともすれば」=「ひょっとすると」の意味
カジュアルとフォーマルの線引きが難しい言葉といえるでしょう。
使う場合は、前後の文脈に注意が必要です。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
ともすれば、どれくらい短縮できますか?
⑧とすれば
「とすれば」=「想像や空想上のことを条件設定し仮定する」の意味
若干カジュアルな印象が強めの言葉です。
勝手知ったる部署間であれば、社内で問題なく使えるでしょう。
例文
今の納期から予定を早めることはできる?
とすれば、どれくらい短縮できる?
⑨ifの場合
「if」=「もしも」の意味
英語表現を無理やり入れ込むことで、嫌味な印象を与える可能性がある言葉といえるでしょう。
使う場合は、周囲の状況などに注意が必要です。
例文
今の納期から予定を早めることはできる?
ifの場合、どれくらい短縮できそう?
⑩最速の場合
「最速の場合」=「もし」の意味
「最速の場合=仮の予定=もし可能なら」という段階を踏んだ解釈をしています。
また、ここでは例文の都合で「最速の場合」としましたが、前後の文脈次第で「最悪の場合」や「最長の場合」などのように「最●の場合」という言葉に言い換えることが可能です。
その場合も、同様の段階を踏んだ解釈をしています。
例文
今の納期から予定を早めることは可能でしょうか?
最速の場合、今から何日くらいで納品できますか?
⑪何なら
「何なら」=「なんでしたら」の意味
軽いノリで発言をしてるという印象を与える可能性が高い言葉といえるでしょう。
例文
今の納期から予定を早めることはできる?
何ならどれくらい短縮できる?
⑫ひょっとして
「ひょっとして」=「もしかるすると」の意味
カジュアルな印象が非常に強い言葉です。
使う場合は、同期など気心の知れた間柄に限定するようにしましょう。
例文
今の納期から予定を1日早めることはできる?
ひょっとして、もっと短縮できたりする?