元も子もないとは?意味・類語|言い換え・語源|由来・例文も紹介!

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今回は「元も子もない」という言葉について解説します!

「元も子もない」とは、利益も元手もなくす・全てを失う・何もないという意味の言葉です。

そんなことをしたら元も子もないじゃないかみたいに使うよ!

「元」は元金を、「子」は利子を意味しています。

この記事では「元も子もない」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

元も子もないとは?意味は「利益も元手もなくす・全てを失う・何もない」

「元も子もない」の意味=欲張りすぎた結果、失う必要の無かったものまで失ってしまう

「元も子もない」とは元手となる元金を投資し、その利益となる利子を手に入れようといていたらどちらも失い何も残らなかったという意味の言葉です。欲張りすぎた結果、失う必要のなかったものまでも失ってしまうという意味合いでも使われています。

言葉としては不快な状況に直面したり、議論や口論が発生し相手の主張に根拠がないと感じたり理解に苦しむ際など、しばしば感情が高ぶった際などにこの表現が使用されることがあります。

求めていた結果どころか、特定の行動や選択が期待される結果とは逆の結果を生じさせてしまった際などにも使われます。「資金を投資したが、利益を得るどころか損失を出してしまった」といった場合、「元も子もない」と思わず声に出してしまうかもしれませんね。

期待した利益を得ることもできず、全てを失ってしまう時に使われる言葉なんだね・・・。

元も子もないの由来や語源は「なにもなくなる」

「元も子もない」の由来、語源=元手も利子も失えば何もなくなる意からきています。

「元も子もない」とははじめ「もともこもない」とひらがな表記されていたようです。

元来「もと」という言葉には多くの漢字が当てはめられて使われています。

基「物事の根本となる基本」「基礎・根拠」

因「原因」

素「原料や材料」

どれも物事の始まりや元となる原因・根拠を表しており、それらが失われるということはそれ自体の意味合いや価値も失くなるということです。「もともこもない」とはその「もと」がないどころか、本来ならば付加価値として与えられたであろう「こ」となる利益すらも失っている状態を表しており、それは言葉通りに「なにもない」ということだといえると思います。

「元」が最初のものや根源を指し、「子」がその派生物や結果を表しているんだね。

語源として、投資やビジネスなど何かに挑戦する場面で失敗をしてしまい全てをなくした状態から生まれた言葉だと言われていることから、マイナスな言葉として使われることが殆どです。

元も子もないの使い方・例文

「元も子もない」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①仕事場での会話例

多額の資金を投資したプロジェクトが中止になったんだ・・・

延期どころか中止だなんて、元も子もないじゃないですか!

使用例②日常での会話例

新しい掃除機、買ってよかった?

実は性能がイマイチで吸い込みも悪いし、元も子もない感じなのよ

使用例③日常での会話例

次の試合に向けて無理して練習してたら怪我しちゃって

怪我をしたら元も子もないじゃない

元も子もないの類義語や言い換え、対義語

元も子もないの類義語と対義語についても見ていきましょう!

元も子もないの類義語や言い換え

元も子もないの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

棒に振る 

物事に対して機会やチャンスを無駄にしてしまうこと。

昇進のチャンスをつまらないことで棒に振ってしまった

無駄足を踏む

目的や目標に対して効果のない行動や努力を行うこと。何かを成し遂げるために必要のない行動や努力を指すことが多く、効率的でないと感じられる場合に使われることが多い。

会議を開いても何も決まらないじゃないか、とんだ無駄足だった!

台無し

計画が予期せぬ事態や影響によって頓挫したり、それによって思わぬトラブルが発生してしまったときに使われます。

休日の予定が雨で台無しになっちゃった

元も子もないの対義語

元も子もないの対義語としては下記のものがあります。

有意義

意味や価値があり時間や努力が有益であると感じられること。またその活動や経験が意義深いと考えられること。

大変だったけど結果として有意義な時間だったなあ

成功する

失敗することなく目的や目標を達成した様

仕事が無事に成功してよかった

意外な成果

想像していなかった成果を得られること

まさか成功するとは思わなかった!意外な成果が得られたぞ!

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