今回は「舐めプ」という言葉について解説します!
「舐めプ」とは、「舐めたプレイ」という意味の言葉です。
「オンラインゲームで『舐めプ』しても勝った。」みたいに使うよ!
インターネット上の格闘ゲームから発祥した言葉で、相手を格下と見下しトドメを刺さずにワザと舐め切ったプレイをして、自分の実力を見せつけることを「舐めプ」と略して呼ぶようになりました。
この記事では「舐めプ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
「舐めプ」とは?意味は「舐めたプレイ」
「舐めプ」の意味=相手を下に見て、舐め切ったプレイをする事
舐めプとは舐めたプレイの略語で、ネットスラングです。
対戦ゲームで対戦相手を格下と見下し、倒し切るチャンスをワザと逃し、おちょくる様に試合時間を伸ばすことです。本当は一撃で倒せるような相手なのに、攻撃を外したり弱い攻撃をしたり、抵抗せずに相手からの攻撃を受けたりといった行為がそれに当たります。
そうすることによって自分の実力を見せつけ、悪意をもって相手を小馬鹿にしたような態度なので、相手からしてみれば侮辱されたと思い、トラブルの原因にもなりかねません。
ちなみに、似たような言葉で「魅せプ」(「魅せるプレイ」の略)という言葉がありますが、意味としてはゲームを見ている人達を魅了する、レベルの高いプレイのことです。
舐めプと決定的に違うのは、感心する様なプレイで人の心を惹きつけ、自分が満足するだけでなく”人を楽しませることを考えた”プレイである点です。
英語で表すと「troll」が「舐めプ」と近い意味で使われますが、嫌がらせや侮辱などの意味でも使用されるので注意が必要です。
実力を出し切らずに勝つことができるという事を見せつけている感じね。されていい気はしないわね〜。
「舐めプ」の発祥や元ネタは「格闘ゲーム」
「舐めプ」の元ネタ、発祥=ネット上の格闘ゲーム
元々はネット上の格闘ゲームで、自分より格下の相手と戦う際に、見くびった対戦の仕方をしたことを舐めたプレイ、略して「舐めプ」と呼んだ事が始まりです。
舐めプは、「適当にやっても、自分は相手より格段に強いから楽勝である」ことのアピールとして、本気でないことを表現するプレイの仕方で、インターネットのゲーム業界を中心に使用されていました。
しかし、次第に格闘ゲーム以外の事柄にも使われる様になり、現在ではリアルの世界でも使われるようになりました。
スポーツは元より、仕事、勉強(試験)など成果が問われる事柄で、『本気を出さずとも軽く乗り越えられると余裕を表現』する時、また『本来の実力を出し切らずとも楽勝であることを表現』する時などに使われています。
ゲームから発症した言葉だから”プレイ”なのね!
「舐めプ」の使い方・例文
それでは、どんな時にどんな風に使うのか、使用例をみていきましょう!①は元々の使い方で、②と③は、『本来の実力を出さない』という意味で後に派生した使い方です。
使用例①対戦ゲームで使う
ゲームの対戦相手に対して本気を出さずに侮辱したプレイをするという意味で使った例。
いつまでゲームをやってるの?
俺が弱いと思って舐めプされてるんだ!悔しいから、絶対倒す!!
使用例②仕事で使う
簡単だと侮って実力を出し切らない、という意味で使った例。①の派生形。
営業成績またトップだったんだって?凄いね!
俺が舐めプしても毎回トップになれるって、この会社の営業の奴ら、レベル低くね?
使用例③テストで使う
簡単だと侮って実力を出し切らない、という意味で使った例。①の派生形。
半分以上寝ていてけど、今回のテストは君には簡単すぎたかな?
簡単だと思って舐めプしてたら、1行ずつ解答欄を間違えていて赤点を取ってしまいました。
「舐めプ」の類義語や対義語
「舐めプ」の類義語と対義語についても見ていきましょう!
「舐めプ」の類義語
「舐めプ」の類義語としては下記のものがあります。
余裕プレイ
試験は思ったより簡単で、余裕プレイでクリアできたわ!
舐める
努力なしに上手くいくと思って舐めていると、痛い目を見るぞ!
手を抜く
結果が出せなかったのは、手を抜いていた私の責任だわ。
舐めプの対義語
舐めプの対義語としては下記のものがあります。
全力
体育祭のリレーでは、クラスの優勝をかけて全力で走るよ!
本気
受験に向けて夏期講習は本気で取り組むぞ!