今回は「なんだかんだ」の言い換え表現を紹介します!
「なんだかんだ」は、ああだこうだ、あれやこれや、という意味の言葉です。

なんだかんだで、新製品を発売できました。
日常会話でも使われるカジュアルな言葉です。
この記事では「なんだかんだ」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
なんだかんだの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはなんだかんだのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①様々


様々=「いろいろであること」の意味
多様性や多岐にわたる状況を表現でき、説明や提案の場面で活用されます。
「多種多様な」「多岐にわたる」「多方面にわたる」のように言い換えられます。
「様々」と「色々」は似ていますが、ニュアンスが違います。
- 「様々」:ややフォーマルな表現。ビジネスシーンや書き言葉でも使われる。 種類の多さを強調する傾向がある。
- 「色々」:日常会話でよく使われる。ややくだけた表現。 数量の多さを強調する傾向がある。
例文



様々な協力のもと、新製品を発売できました。
②諸般(しょはん)


諸般=「いろいろの事柄」の意味
複数の事情や理由をまとめて説明する時に使われる言葉です。
「諸般の事情」とは、「さまざまな事情」や「いろいろな事情」という意味です。
複数の要因が複雑に絡み合っている時や、具体的な理由を個別に説明するのが難しい時に、まとめて表現するために用います。
「諸事情」「種々(しゅじゅ)の事情」も同じ意味です。
例文



諸般の事情で、新製品の発売が延期されます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③万事


万事=「すべてのこと」の意味
物事が順調に進んだことや、準備が整っていることを強調する時に使われます。
「万事順調」「万事抜かりなく」「万事解決」など、より具体的なニュアンスを伝えることができます。
類義語に「一切」「全部」「円満」があります。
例文



万事において入念な準備を重ねた結果、新製品を発売できました。
④百般(ひゃっぱん)


百般=「いろいろな方面」の意味
多岐にわたる努力や配慮があったことを強調する時に用いられる言葉です。
類義語に「多方面」「多岐」「あらゆる」「種々」があります。
例文



百般の努力が実を結び、新製品を発売できました。
⑤事に触れて


事に触れて=「何かにつけて。折に触れて」の意味
過去の出来事や感謝の気持ちなどを改めて伝える際に用いられる表現です。
フォーマルな表現で、ビジネス文書やスピーチなどで使われます。
「~に関連して」「~について」「~を踏まえて」のように言い換えられます。
例文



事に触れて申し上げますが、皆様の尽力により、新製品を発売できました。
⑥理屈を立てる


理屈を立てる=「物事の道理や筋道を明確にし、論理的に説明すること」の意味
論理的な思考や説明能力を示すための表現です。
類似表現に「論理的に説明する」「筋道を立てる」「根拠を示す」「合理的に説明する」があります。
例文



理屈を立てて開発を進めてきた結果、新製品を発売できました。
⑦言質を取らせない


言質を取らせない=「後に不都合になるような証拠となる言葉を残さないさま」の意味
特定の情報や発言について責任を回避したり、将来的な不利益を避けたりするために用いられる表現です。
情報隠蔽をしているような印象も与えるので多用は避けるとよいでしょう。
「明言を避ける」「確約を避ける」「慎重な姿勢を維持する」のように言い換えられます。
例文



言質をとらせないよう、正式な発表を控えていましたが、新製品の発売発表ができることになりました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧多事多難


多事多難=「事件が多くて、困難が絶えないこと」の意味
困難な状況を乗り越えたことを伝える際に効果的な言葉です。
ネガティブな印象を与える可能性があるため、明るい未来に繋げる言葉と併用するとよいでしょう。
類義語に「困難な状況」「難局」「苦境」があります。
例文



多事多難な状況下でしたが、予定通り新製品を発売できました。
⑨多種多彩


多種多彩=「種類がとても多いさま」の意味
製品やサービス、人材などの多様性や豊富さを表現する際に有効な言葉です。
類義語に「多種多様」「バラエティ豊か」「豊富」があります。
「多種多様」とはニュアンスが異なります。
- 「多種多彩」:変化に富んだ美しいものがたくさんあること。色や形、デザインなど、視覚的な多様性や美しさを強調する場合に使われる。
- 「多種多様」:種類や様式が様々であること。種類や様式、性質などの多様性を幅広く表現する。
例文



多種多彩な技術と知見を結集させて、新製品が発売しました。
⑩玉石混交


玉石混交=「良いものと悪いものが混ざっている状態」の意味
社会や組織、市場などの場面で使われます。
中国の晋の時代の思想家である葛洪(かっこう)の著書に由来のある言葉です。
「ピンからキリまで」「質がばらばら」「選別が必要」のように言い換えられます。
例文



社内で様々な意見があり、玉石混交の状態での新製品発売となりました。
なんだかんだの”カジュアル”な言い換え・類語!
なんだかんだのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪色々と


色々と=「さまざまな物事や状態」の意味
口語的な表現であり、フォーマルな場面や目上の人に対しては、適切に言い換えるとよいでしょう。
状況に応じ、「諸々」「様々」「多岐にわたり」「種々」のように言い換えます。
例文



色々とありましたが、新製品を発売できました。
⑫あれこれ


あれこれ=「複数の色々な物事を漠然と指し示すこと」の意味
日常的に使われる言葉です。
具体的な内容を曖昧にする表現です。
「諸々」「種々」「諸般」は丁寧な言い換え語です。
例文



あれこれありましたが、新製品を発売できました。
⑬どうにかこうにか


どうにかこうにか=「どうにか、なんとか」の意味
「どうにか」を強めた言い方です。
口語的な表現で、苦労や困難を強調する表現です。
「おかげさまで」「辛うじて」「尽力いたしまして」のように言い換えられます。
例文



どうにかこうにか、新製品を発売できました。
⑭そうこうして


そうこうして=「時間経過の中で様々な事柄が進行している様子」の意味
経過の説明や、時間経過の強調する時に使われます。
類義語に「そうこうするうち」「そうこうしているうち」があります。
例文



そうこうしているうちに、新製品を発売できました。
⑮ああ言えばこう言う


ああ言えばこう言う=「何か言われたら必ず何かを言って返し、反論または回避すること」の意味
建設的な議論を阻害するので、注意が必要な言い回しです。
類義語に「議論が平行線をたどる」「水掛け論」「押し問答」などがあります。
例文



ああ言えばこういうという議論を重ねた結果、新製品を発売できました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ