今回は「なのに」の言い換え表現を紹介します!
「なのに」は「それにもかかわらず」や「だけれども」という意味の言葉です。
先述した内容と後述する内容が矛盾していることを示します。
プレゼンまであと数時間なのに、資料が完成していません。
「なのに」は幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
この記事では「なのに」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
なのにの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはなのにのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①にもかかわらず
にもかかわらず=「~であるのに」の意味
前文とは反対の内容を表す言葉で、漢字では「にも拘わらず」と表記するのが正しいようです。
「予想とは異なる結果が生じた」というニュアンスを含む言葉で、「なのに」と同じように使えます。
固い表現になるので、業務中の会話に向いています。
例文
プレゼンまであと数時間にもかかわらず、資料が完成していません。
②でありながら
でありながら=「ある事実がある一方で」の意味
「他方で」や「それなのに」、「にもかかわらず」などを意味する言葉です。
「なのに」と同じように、前文とは反対の内容を述べる時に使います。
日常会話ではあまり使われないため、フォーマルな言葉といえるでしょう。
例文
プレゼンまであと数時間でありながら、資料が完成していません。
③しかしながら
しかしながら=「それに反して」の意味
こちらも前文とは反対の内容を述べる時に使う接続詞です。
「しかし」をより強調した言い方で、意味合いとしては「なのに」と同じように使えます。
業務中でも違和感なく使えるフォーマル寄りの言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間です。しかしながら、資料が完成していません。
④しかれども
しかれども=「そうだけれども」の意味
「そうではあるが」や「しかしながら」という意味もあります。
こちらも「なのに」と同じように使えますが、やや古典的なニュアンスを持っています。
ビジネスよりも小説や記事などで使われる言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間です。しかれども、資料は完成していません。
⑤それなのに
それなのに=「そうであるのに」の意味
「それにもかかわらず」や「それだのに」という意味の言葉です。
先述の内容を受けて反対の内容を後述する接続詞で、「なのに」と同じように使えます。
ビジネスシーンで使われることも多く、ややフォーマルな言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間です。それなのに、資料は完成していません。
⑥だがしかし
だがしかし=「そうは言うものの」の意味
接続詞の「だが」と「しかし」を重ねた言葉です。
前文との対立関係をより強調したい場合は「だがしかし」を使うと良いでしょう。
文章的な表現なので、フォーマル寄りの言葉と言えるでしょう。
例文
プレゼンまであと数時間です。だがしかし、資料は完成していません。
⑦けれども
けれども=「だが、でも」の意味
逆説を表す接続詞です。
先述した内容と相反する内容を導く言葉で、「なのに」と同じように使えます。
難しい言葉ではありませんが、業務中の会話でも問題なく使えるでしょう。
例文
プレゼンまであと数時間だけれども、資料が完成していません。
⑧けれど
けれど=「だが、でも」の意味
上記の接続詞、「けれども」と同じ意味の言葉です。
こちらも「なのに」と同じように使えます。
やや話し言葉的ですが、業務中でも問題なく使えるでしょう。
例文
プレゼンまであと数時間だけれど、資料が完成していません。
⑨されども
されども=「そうではあるが、しかし」の意味
前文とは反対の内容を述べる接続詞で、漢字では「然れども」と表記します。
やや古典的で使用頻度は低いですが、「なのに」と同じ意味を持つ言葉です。
フォーマルな言葉ではありますが、ビジネスよりも小説や記事などで使われる言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間です。されども、資料は完成していません。
⑩されど
されど=「そうではあるが、しかし」の意味
先述の内容に対し、後述の内容が対立関係にあることを示します。
文章的な表現にしたい場合は「されど」を使うと良いでしょう。
日常会話で耳にすることもありますが、ややフォーマル寄りな言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間です。されど、資料は完成していません。
なのにの”カジュアル”な言い換え・類語!
なのにのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪だが
だが=「そうではあるが」の意味
「けれど」や「だけど」という意味もあります。
先述した内容と後述する内容にズレがあるときに使う言葉で、「なのに」と同じように使えます。
幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間だが、資料が完成していません。
⑫しかし
しかし=「けれども、だが」の意味
前文とは反対の内容を述べる時に使う接続詞です。
メールや文章の場合は「なのに」から「しかし」へ言い換えると良いでしょう。
カジュアルな会話にも登場することはありますが、ビジネスシーンでも使用可能です。
例文
プレゼンまであと数時間です。しかし、資料が完成していません。
⑬だけど
だけど=「だけれど」の意味
「だけれど」や「だけれども」のくだけた表現です。
逆説の補足や、前文との対比にも使われる言葉で、文脈によっては「なのに」から言い換えることができるでしょう。
日常会話で使われることが多い、ややカジュアルな言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間だけど、資料が完成していません。
⑭ところが
ところが=「そうであるのに」の意味
期待とは違った場合や、予想に反していた場合によく使われる言葉です。
前文から推測される結果から大きく外れることを述べる時は「ところが」を使うと良いでしょう。
日常会話など様々なシーンで使われるのでややカジュアル寄りな言葉ですが、業務中の会話でも使用できます。
例文
プレゼンまであと数時間です。ところが、資料が完成していません。
⑮どっこい
どっこい=「思い通りにはいかない」の意味
前文の内容を否定したり、相手の発言を遮ったりするときに使います。
また、行動を起こすときの掛け声や民謡などの合いの手として使われる場合もあります。
文脈によっては「なのに」の代わりになるでしょう。
業務中の会話ではほとんど使われないカジュアルな言葉です。
例文
プレゼンまであと数時間だ。どっこい、資料が完成していないよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。