今回は「直す」の言い換え表現を紹介します!
「直す」は「元の良好な状態にもどす」や「改める」、「別の状態に変える」、「片づける」などの意味をもつ言葉です。
この書類を直してください。
「直す」は世間話や日常会話で使いやすいカジュアルな表現です。
この記事では「直す」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
直すの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは直すのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①修正する
修正する=「間違いや誤りを正す」の意味
また、「ずれている部分を調整する」という意味があります。
不十分・不適当と思われる箇所を改める場合には、「直す」の代わりに「修正する」を使うと良いでしょう。
日常会話で耳にすることもありますが、仕事でも使えるフォーマル寄りの言葉です。
例文
この書類を修正してください。
②訂正する
訂正する=「誤りを正しく直す」の意味
特に言葉や文章、文字の誤りを正すときに用いられる言葉で、基本的には自分に対して使います。
自らの失敗を受け入れて誤りを正すようなシーンでは、「直す」から「訂正する」に言い換えると良いでしょう。
日常会話よりもビジネスにおける会話でよく使われるフォーマル寄りの言葉です。
例文
この書類を訂正しておきます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③校正する
校正する=「(文字や文章を比べ合わせて)誤りを正す」の意味
他にも「印刷物の仮刷りと原稿を照らし合わせ、誤植や体裁の誤りを正す」や「目盛りの補正を行う」などの意味があります。
商品のパンフレットや社内報など、印刷したものの内容について言及するときは「直す」より「校正する」が適しています。
日常会話ではあまり使われないため、フォーマル寄りの言葉といえるでしょう。
例文
この書類を校正してください。
④変更する
変更する=「(決められた物事などを)変える」の意味
すでに決まっていたことや、これまでに作り上げてきたものを変化させるときによく使われる表現です。
「別の状態に変える」という意味の「直す」は、「変更する」に言い換えることができるでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
例文
この書類を変更してください。
⑤修繕する
修繕する=「(壊れたり悪くなったりしたところを)つくろい直す」の意味
主に機械や機器、施設、情報通信システムなどを正常な状態に保つときに使われる言葉です。
会社の建物や設備を維持管理する際は、「直す」の代わりに「修繕する」を使用すると良いでしょう。
どちらかというと業務中の会話で使われることが多い言葉です。
例文
この機械を修繕してください。
⑥修復する
修復する=「(傷んだ箇所を)直して元のようにする」の意味
また、人間関係などを再構築するときにも使われる言葉です。
壊れたものや破損した物体に対して幅広く使うことができるので、文脈によっては「直す」の代わりになるでしょう。
ビジネスシーンで使われることも多いため、フォーマル寄りの言葉と言えます。
例文
この書類を修復してください。
⑦改訂する
改訂する=「(書物の内容を)改め正す」の意味
また、「法律や取り決めなどの一部を改めて正当な形にする」という意味もあります。
対象が本や書籍、著作物などの場合は「直す」から「改訂する」に言い換えると良いでしょう。
日常会話ではあまり耳にしないフォーマル寄りの言葉です。
例文
この社内規定を改訂してください。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧改善する
改善する=「悪いところを改めてよくする」の意味
ビジネスにおいては「生産性を上げる」や「品質を向上させる」、「納期を短くする」などの意味で使われることもあります。
よりよい仕事に繋がるような内容のときは、「直す」から「改善する」と言い換えると良いでしょう。
フォーマルなニュアンスを持ち、ビジネス向きの言葉です。
例文
この書類を改善してください。
⑨改良する
改良する=「不便な点や悪い点を改めて良くする」の意味
先述の「改善する」と似た意味をもつ言葉です。
よりよい結果に繋がる見込みがあるときは、「直す」の代わりに「改良する」を使うと良いでしょう。
ビジネスシーンでよく使われるため、フォーマル寄りの言葉と言えます。
例文
この書類を改良してください。
直すの”カジュアル”な言い換え・類語!
直すのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩質を向上させる
質を向上させる=「品質を改善する」の意味
ビジネスにおける「質」とは製品やサービス、そして業務そのものの出来具合を指します。
また、「向上させる」は「よりよい方向・優れた状態に向かわせる」という意味があります。
「良好な状態にする」という意味の「直す」は、「質を向上させる」と言い換えることができるでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
例文
この書類の質を向上させてください。
⑪手を加える
手を加える=「不具合を直したり補正したりする」の意味
他にも「加工する」や「手数をかける」という意味があります。
「修正する」という意味でよく使われるので、文脈によっては「直す」から「手を加える」に言い換えることができるでしょう。
日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
例文
この書類に手を加えてください。
⑫手直しする
手直しする=「(いったん出来上がった後で)不完全な部分を直す」の意味
完成した製品が設計書と異なっていたり、不具合が見つかったりする場合に使われる表現です。
「直す」とほぼ同じように使えますが、部分的にやり直すときは「手直しする」という表現が適しているでしょう。
カジュアル、フォーマルどちらの場面でも使える言葉です。
例文
この書類を手直ししてください。
⑬内容を正す
内容を正す=「よくないところや誤っているところを直す」の意味
また、「乱れているところを整える」という意味もあります。
「直す」は「(幅広く)正常でない状態を元に戻す」という意味がありますが、「正す」は「(態度や姿勢などの)乱れたところをきちんとする」という意味があるため、ニュアンスの違いに注意が必要です。
日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
例文
この書類の内容を正してください。
⑭メンテナンスする
メンテナンスする=「元の状態・正常な状態を維持する」の意味
英語の”maintenance(メンテナンス)”を由来とする言葉で、「(機械や建物、コンピューターなどを)保守・保全する」という意味があります。
日々の点検で見つかった不具合を「直す」という場面では、「メンテナンスする」と言い換えられるでしょう。
ビジネスだけでなく世間話でも使いやすいカジュアルなニュアンスの言葉です。
例文
この機械をメンテナンスしてください。
⑮ブラッシュアップする
ブラッシュアップする=「企画や構想、表現をさらに洗練させる」の意味
他にも「知識や技術を向上させる」や「完成度を高める」、「磨きをかける」という意味があります。
“brush up(ブラッシュアップ)”はもともと英語で「磨く」や「身繕いする」という意味の言葉です。
資料や企画書に手を加えてよりよいものにするときは、「直す」から「ブラッシュアップする」に言い換えると良いでしょう。
ビジネスシーンでもよく登場する言葉ですが、幅広い場面で使えます。
例文
この書類をブラッシュアップしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ