今回は「ノウハウ」の言い換え表現を紹介します!
「ノウハウ」は、物事の方法や手順・秘訣というときに使う言葉です。
この言葉は、どちらかと言えば日常会話ではあまり使用しない、フォーマル寄りの言葉です。
この記事では「ノウハウ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ノウハウとは?意味は「専門的な知識や技術」
「ノウハウ」の意味=専門的な知識や技術のこと
「ノウハウ」は、英語の「know(知る)」、「how(方法)」に由来する言葉です。
仕事を円滑に進めるためのノウハウを後輩に教えた。
ノウハウの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはノウハウのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①スキル
スキル=「教養などを通して身につけた能力・技術」の意味
スキルはノウハウより個人の専門的な技術の意味合いの度合いが強くなります。
また、スキルは何かを扱う・処理する能力を表す言葉ですが、ノウハウはその能力に付随した経験なども含むような意味合いで使われることが多いです。
スキルの例文
仕事を円滑に進めるため必要なスキルを後輩に教えた。
②ナレッジ
ナレッジ=「知識・情報」の意味
ナレッジは、ノウハウと似た意味を持つため同じように使用することが出来ますが、知識を得る方法が異なります。
ノウハウが経験などから得た個人的な知識などを指すのと異なり、ナレッジはインターネットや書籍で得た知識・情報
を指す言葉のためビジネスシーンではナレッジの方がよく使用される時もあります。
ナレッジの例文
仕事を円滑に進めるためのナレッジを後輩に教えた。
③マニュアル
マニュアル=「作業全体の流れや方法を取りまとめたもの」の意味
ノウハウが、作業をしたうえでの個人の知識や経験のことを指し、マニュアルが作業自体の方法等をまとめたもので
意味としては多少異なりますが、大きく違うわけではないので同じように使用されることが多いです。
マニュアルの例文
仕事を円滑に進めるためのマニュアルを後輩に教えた。
④技能
技能=「あることを行うための技術的な能力」の意味
技能は、個人の経験から身に付く能力を指す言葉で、ノウハウと同じように思えますが技能の方が技術的な面を含んでいます。
そのため、単に経験談を表す言い換えとして使用することが多いと思われます。
技能の例文
仕事を円滑に進めるため、様々な技能を後輩に教えた。
⑤技術
技術=「物事を取り扱ったりする際の方法・手段」の意味
技術は、物事を扱う・何かを行う時の方法または特別な技を表す言葉であり、ノウハウよりも何かを行う時の根幹的な
知識の意味合いを持ちます。
技術の例文
仕事を円滑に進めるために技術を後輩に教えた。
⑥要領
要領=「物事の大事な点」の意味
要領は、物事を円滑に進めるための大事な点を表す言葉ですが、使い方が発展して物事をうまく進める方法という意味で用いられることがあります。
そのため、ノウハウと似た使い方をしますが、要領はあくまで”点(ポイント)”を指すため、ノウハウよりも狭い範囲を表す言葉になります。
要領の例文
仕事を円滑に進めるの要領を後輩に教えた。
⑦手段
手段=「物事を達成するための方法」の意味
手段は、物事を達成するための具体的な方法を表す言葉であり、ノウハウの指す”物事の方法や手順”の意味に近い使い方になります。
手段の例文
仕事を円滑に進める手段を後輩に教えた。
⑧ハウツー
ハウツー=「物事の基礎的なやり方・方法」の意味
ハウツーは、初心者を対象とした専門性の低い物事を指しますが、ノウハウはより専門性が高くハウツーよりは中級者向けの物事を指す時に用いられます。
そのため、ビジネスシーンにおいて専門性が低い情報に対してはハウツーを使う方がいいかもしれません。
ハウツーの例文
仕事を円滑に進めるハウツーを後輩に教えた。
ノウハウの”カジュアル”な言い換え・類語!
ノウハウのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨秘訣
秘訣=「物事を行ううえで効果的な方法・自分が得意な方法」の意味
秘訣は、何かを行ううえで効果的だがあまり周知されていない自分の得意な方法、を表す言葉です。
ノウハウは秘訣という意味合いも含んでいるため、同じような言葉として言い換えることも出来ます。
秘訣の例文
仕事を円滑に進めるため秘訣を後輩に教えた。
⑩テクニック
テクニック=「専門的な技法や技術」の意味
テクニックは、作業を行うための専用の技巧・技術のため、ノウハウのような個人の知識や経験とは異なり周りの人へ
共有したりすることが出来ない可能性もあるので、似た意味ではあるが使い分ける必要があります。
テクニックの例文
仕事を円滑に進めるためのテクニックを後輩に教えた。
⑪コツ
コツ=「物事を行うための重要なポイント」の意味
コツは、物事を行うための要点を表す言葉です。見たり聞いたりで習得出来ない実際の経験に基づくもののため、
ノウハウと似た意味合いで使いことが出来ますがカジュアルなシーンで使われることが多いです。
コツの例文
仕事を円滑に進めるためのコツを後輩に教えた。
⑫やり方
やり方=「物事を行う方法・手段」の意味
やり方は、物事を行う方法・手段を表す言葉ですが、ノウハウが”know(知識)”と”how(やり方)”を組み合わせた
”know-how”に由来しているので”how”の部分と同様の意味になるので同じように使うことが出来ます。
やり方の例文
仕事を円滑に進めるためのやり方を後輩に教えた。
⑬裏技
裏技=「人に知られていない方法」の意味
裏技は、マニュアル等に載っている正規以外の方法または会社内では効率的な業務や営業方法、セールステクニックを指すことがあります。
そのため、ノウハウが”経験に基づく方法”の意味を含んでいるので近しい意味で使うことが出来ると思います。
裏技の例文
仕事を円滑に進めるための裏技を後輩に教えた。
⑭方式
方式=「ある一定のやり方・決まった形式」の意味
方式は、何かの作業を進めるための定められた手順を指します。ノウハウは、”基本的な技術や知識”のことも指すので
似たような意味合いで使うことが出来ると思います。
方式の例文
仕事を円滑に進める方式を後輩に教えた。
⑮メソッド
メソッド=「目的を達成するための決められた方法」の意味
メソッドは、「考案者によって編み出された独自の手法」という意味合いでも使われています。
この意味合いで考えると、ノウハウにも”(個人が)経験したことで得た方法や知識”という意味があるので
誰かが編み出したものとして同じように使うことが出来ると思われます。
メソッドの例文
仕事を円滑に進めるメソッドを後輩に教えた。
「ノウハウ」の言い換えを15語ここでは紹介しましたが、1つの言葉にこれだけの言葉が同じような意味として
使われています。皆さんも場面場面で使い分けてみてはいかがでしょうか。