今回は「脳死」というネット用語について解説します!
「脳死」とは、現実に対して集中力や判断力が鈍った状態という意味の言葉です。
「脳死プレイしてるな」みたいに使うよ!
「脳死」の元ネタは、医療用語の「脳死状態」です。
この記事では「脳死」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
脳死とは?意味は「現実世界に対して意識や判断力が鈍った状態」
「脳死」の意味=現実世界に対して何も考えないで意識や判断力が鈍った状態
脳死とは、何も考えないで意識や判断力が鈍った状態という意味のネットスラングです。
ゲームなどにおいて、戦術や戦況を考慮することなく、何も考えずにプレイしてもゲームが進行することを指します。
こうした頭を使わずに作業することを脳死プレイといいます。
また別の意味では、長時間パソコン操作やスマホなどに没頭しすぎることで頭が「脳死」状態になっていることを表します。
この場合の意味は、「思考停止」と考えるのが自然です。
TwitterなどのSNSでは、よく見かける「脳死」ですが、使い方によっては他者を傷つけてしまう可能性があるスラングです。他の言い回しがないかよく考えてから使用することをおすすめします。
医学的にはヘビーな意味を持つので、不愉快に思う人がいるんだね。
脳死の発祥や元ネタは「医療用語」
「脳死」の元ネタ、発祥=医療用語「脳死状態」
ネットスラング「脳死」の元ネタは、医療用語の「脳死状態」です。
医療用語の「脳死状態」とは、ヒトの脳幹を含めた脳全体の機能が失われた状態です。
ネットスラングである「脳死」は、医療用語の「脳死」とは意味が異なるものであり、意識や注意力が低下した状態のこと。
考えることを放棄して意識や判断力が鈍った状態を、医学的な用語である「脳死」になぞらえて表現したものと考えられます。
その語源としては、2010年代初頭、ゲームのプレイ中に集中力が切れると「脳死状態」に陥るという表現したことから、ネット用語として広まったとされています。
その後SNS上では、ゲームをしない人たちの間でも意識や注意力が低下した状態、つまり「思考停止」状態を表現するために「脳死」と使用されるようになりました。
インターネット上でのコミュニケーションの中で生まれた言葉ですが、元の医療用語としての「脳死」という言葉が持つ重さや、不快な思いをする人がいるということを理解した上で、表現しましょう。
何も考えないで使ってたけど、元は医療用語なんだね。
脳死の使い方・例文
「脳死」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
ゲーム中での会話に出てくる「脳死」
久しぶりにあのバトルゲームしようよ。
いいね。脳死連打して勝つ!
使用例②
何も考えない思考停止状態の時に使う「脳死」
SNSでアップしてたイラスト凄いね!
脳死で書いた落書きだよ。
使用例③
意識や注意力が低下したときの「脳死」
なんで、こんなになるまで飲んだの!?
疲れすぎて脳死だったんだよ。
脳死の類義語
脳死の類義語についても見ていきましょう!
脳死の類義語
脳死の類義語としては下記のものがあります。
思考停止
「脳死」を意味する言葉。
あのゲーム、思考停止状態でクリアしたから攻略法なんて覚えてないよ。
無脳
脳死と同じく、考えることを放棄して無意味な行動繰り返す人やサイトを指す言葉
私はただの無脳ゲーマーだから、何も考えないで突撃する!