今回は「お大事に」の言い換え表現を紹介します!
「お大事に」は病気や怪我をした相手に対し回復を願い、気遣う意味の言葉です。
厳しい寒さが続きますが、くれぐれもお大事になさってください。
お大事には相手の体を労わる気持ちを表したややフォーマルな言葉です。
お大事には略語なので、目上の方やビジネスシーンでは略さずに「お大事になさってください」と伝える方がより丁寧で失礼がないでしょう。
この記事では「お大事に」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お大事にの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはお大事にのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①お身体を大切に
お身体を大切に=「相手の体調や健康状態を気遣って、大事にするよう呼びかける」の意味
相手の健康に対する心配や配慮を伝える表現で、相手が体調を崩した場合にも使います。
敬語ですがややフランクなので、目上の方や仕事相手には「お身体を大切になさってください」や「お身体を大切にお過ごしください」と使うとよいでしょう。
ビジネスシーンでも日常生活でもどちらでもよく使います。
例文
寒さ厳しき折、くれぐれもお身体を大切にお過ごしください。
②お身体にお気をつけて
お身体にお気をつけて=「相手の健康を願い、気遣うこと」の意味
体調を崩さないようにとの意味なので、すでに体調を崩している相手には使えません。
「お身体」は丁寧語で「お気をつけて」が尊敬語なので二重敬語ではありません。より丁寧には「お身体にはお気をつけください」と表現します。
- フォーマルな場や日常生活でも手紙やメールなどの文章や、出会ったときの別れる際の挨拶として使われます。
例文
寒い季節がやってきましたので、どうぞお身体にはお気をつけください。
③ご無理なさらずに
ご無理なさらずに=「相手の健康や状況を気遣い、無理をしないよう大切にしてほしい」の意味
相手の健康を願い、相手の負担を軽くしたいという意味の敬語表現です。
健康面だけではなく、物理的な問題があり相手が困難な状況にあるときにも使えます。
ビジネスやフォーマルな場でも、日常生活でもよく使われます。
例文
寒い日が続きますがご無理なさらずお過ごしください。
④ご自愛ください
ご自愛ください=「自分の心身を大切にし、幸せに過ごしてほしいと願う」の意味
自分の健康状態に気をつけて大切にするよう心がけを願うフォーマルな表現です。
体調を崩している相手には使いません。ビジネスメールや手紙での結びの言葉や時候の挨拶でよく使用されます。
ビジネスシーンや目上の方だけでなく、日常的にも文章だけでなく、言葉で伝えることもあります。
例文
冷え込んできましたが、どうぞご自愛ください。
⑤ご健康をお祈りします
ご健康をお祈りします=「相手の健康や病気回復を願い思いやること」の意味
目上の人やビジネスの相手には「お祈り申し上げます」と表現するとより丁寧でしょう。
手紙やビジネスメールの締めの言葉として使え、挨拶の意味合いもあります。
ビジネスシーンから日常生活での挨拶にも使われ、幅広く用いられます。
例文
寒さ厳しき折、体調を崩されたと聞きました。ご健康をお祈り申し上げます。
⑥静養なさってください
静養なさってください=「休息が必要な相手に心身ともに休んで回復をはかるよう伝えること」の意味
相手が病気や怪我のときにゆっくり休むよう労わる表現で、健康の維持のために休む意味合いが強いです。
静養するの「する」を尊敬語の「なさる」を用いることでより丁寧な表現になります。
一般的にお見舞いの際に用いられることが多いでしょう。
例文
寒さで体調を崩されたとのこと、今は治療に専念し、静養なさってください。
⑦療養ください
療養ください=「病気治療のため、回復に向け体を休めること」の意味
相手の健康状態を思いやる表現で、体を休ませる必要さを指しています。
病気や怪我を治したり、健康回復のために体を休める意味合いがあります。
目上の人やビジネスの場などで、病気や怪我で休養を取っている人に使用するのが適しています。
例文
風邪をひいたと聞きました。ゆっくり療養なさってください。
⑧養生なさってください
養生なさってください=「病気などの人に摂生や回復を願い思いやること」の意味
入院中や治療中の相手に、回復に専念するよう願う気持ちを丁寧に伝える表現です。
「なさって」は「する」の尊敬語で、そこに丁寧語の「ください」を組み合わせています。
目上の方や、ビジネスの場でも上司や取引先の相手にお見舞いの言葉としてふさわしいでしょう。
例文
寒さが続き体調不良が長引いているとのこと、どうぞ十分に養生なさってください。
⑨お労りください
お労りください=「相手に体を大切にしっかり休んで回復に専念してほしいこと」の意味
「いたわる」は大切にするという意味があります。
すでに健康状態の良くない人に対しても使えます。
フォーマルな公の場や、ビジネスでのメールや手紙に結びの言葉として活用されます。
例文
日毎に寒くなりますが、どうぞお身体お労りください。
⑩おいといください
おいといください=「お身体を大切にと相手の健康状態を気遣うこと」の意味
大切にしてください、労わってくださいという意味を持つ、日本固有の大和言葉です。
あまり耳慣れない表現かもしれませんが、丁寧さや優しさの感じられる美しい言葉でしょう。
ビジネスメールだけでなく、お礼文や挨拶状、季節の手紙などの結びにも適しています。
例文
時候柄、くれぐれもお身体おいといください。
お大事にの”カジュアル”な言い換え・類語!
お大事にのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪はやく元気になってね
はやく元気になってね=「相手の健康や無事を気にかけ、良い状態でいることを祈ること」の意味
そのままの意味で、相手に元気で健やかにいてほしいと願うことです。
相手の健康が良くないときや、心配されるときに使われます。
とてもカジュアルな言葉で、友人や家族など親しい間柄での使用が向いているでしょう。
例文
寒くなって風邪ひいたって?はやく元気になってね。
⑫ゆっくりに休んでね
ゆっくりに休んでね=「焦らずに十分に休養をとるようにとの気遣いを伝えること」の意味
相手の健康状態を配慮して、時間をゆったりと使い、行動すること指します。
日常生活での親しい相手や、職場でも同僚や後輩などに気遣いで用いるでしょう。
例文
風邪ひいて部活休むんだって?こっちは気にせず、ゆっくり休んでね。
⑬体調に気をつけてね
体調に気をつけてね=「相手に自分の体の健康に注意するよう呼びかけること」の意味
相手の健康状態を気遣い、体調を崩さないように願う意味合いがあります。
「お身体にお気をつけて」のカジュアルな表現です。
プライベートな日常会話でも、手紙やメールの締めの挨拶でも使われます。
例文
寒くなってきたから、体調に気をつけてね!
⑭無茶しないで
無茶しないで=「物事を度を超して負担にならない程度に行うこと」の意味
精神的、物理的にもその両方のどちらの負担の意味もあります。
「無茶」はでたらめで程度がひどいことを意味します。語源は仏教用語から来ていて、「無茶」は当て字になるようです。
職場や学校、日常生活でも相手を思いやるときに頻繁に使われるでしょう。
例文
風邪をひいてふらふらしてるのに、仕事に行くなんて無茶しないでね。
⑮がんばりすぎないで
がんばりすぎないで=「何かに対し耐えて努力しとおして、限界を超えないように注意を呼び掛ける」の意味
「がんばる」が困難な状況でも耐えて努力する意味を表し、それをいきすぎないように注意喚起する意味合いがあります。
日常生活において親しい相手に気遣いとして使われます。フランクな表現で、カジュアルな場面が向いているでしょう。
例文
風邪をひいて体調がよくないのだから、がんばりすぎないでね。