今回は「お褒めの言葉」の言い換え表現を紹介します!
「お褒めの言葉」は相手からの好意的な評価や感想に対して、感謝や敬意を示すときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマル寄りでもカジュアル寄りでもないニュートラルな言葉といえます。
この記事では「お褒めの言葉」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お褒めの言葉とは?意味は「相手の成果にたいして感謝を表す」
「お褒めの言葉」の意味=相手の行動や成果にたいして感謝を表すことば
ビジネスシーンでは「お褒めの言葉」に対して丁寧な返答をすることが大切といえるでしょう。
皆様からのお褒めの言葉に、大変感謝しております。
お褒めの言葉の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはお褒めの言葉のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①頌詞
頌詞=「人の功績や徳をほめたたえる言葉」の意味
頌詞(頌辞)は、単に功績をほめるだけでなく、その人の徳や人柄、思想などを深く理解し敬意を表す言葉です。
式典や神事に使われることが多い言葉で、聴衆の心に感動をあたえ、その人の功績や神仏のご利益を長く記憶に留める効果があります。
フォーマルな言葉のため、日常会話には向きませんが「感謝の言葉」や「称賛の言葉」として言い換えをすることで日常会話でも使うことができます。
例文
受賞者の功績を称える頌辞が述べられました。
②賞詞
賞詞=「功績や善行を称賛する言葉」の意味
賞詞は功績を称え、ねぎらうために贈られる文書です。
功績に対する感謝の気持ちや、今後のさらなる活躍を期待して激励の言葉を添える形で使われます。
フォーマルな言葉のため、日常で使うのには向きません。
例文
長年にわたる貢献に対して、賞詞を贈呈されました。
③讃美
讃美=「偉大なもの、神聖なものとしてたたえること」の意味
讃美は宗教的な文脈で使われることが多いですが、芸術作品や自然の美しさなどをたたえる場合にも使われます。
相手に感謝の気持ちを表したり、励ましたりもできる言葉です。
ややフォーマル寄りな言葉ですが、日常会話では「べた褒め」などに言い換えすることで使いやすくなります。
例文
その絵画の美しさは、見るものを魅了し賛美の言葉を誘います。
④賛辞
賛辞=「ある人や物事をほめたたえる言葉」の意味
賛辞は人物、作品、出来事などさまざまな場面で使える言葉です。
感謝の気持ちや尊敬の気持ちを使える効果があり、抽象的にほめるのではなく、具体的なエピソードや事例をあげてほめるのがポイントになります。
ややフォーマル寄りな言葉ですが、日常会話でも使えます。
例文
新しい作品を拝見しました。独創的な視点に感銘を受けましたので賛辞を贈らせていただきます。
⑤頌徳
頌徳=「立派な行いをほめたたること」の意味
頌徳の対象は偉人や先覚者、あるいは功績のあった人になります。
文章や言葉でほめたたえるだけではなく、像を立てたり、碑を建てたりすることなども含まれます。
フォーマルな言葉なので、日常会話には向きません。
例文
彼の今までの功績は、永遠に頌徳されるでしょう。
⑥表敬
表敬=「目上の人や尊敬する人に対して、敬意を表すために訪問すること」の意味
表敬は相手への敬意や感謝の気持ちを伝えることが重要です。
相手の地位や功績を認めて、敬意を表す言葉になります。
表敬はフォーマルな言葉なので、日常会話で使うのには向きません。
例文
この度はご栄転誠におめでとうございます。表敬の念を込めて、ささやかですが祝電をお送り申し上げます。
⑦賞賛
賞賛=「優れた功績や価値のあるものに対して、その価値を認め讃えること」の意味
賞賛は誰かが素晴らしい成果を上げたり、優れた行動を取ったりしたときに、その人を高く評価して称えることを表します。
相手の行為や成果が客観的に見ても優れているときに使うのが適切です。
ややフォーマル寄りな言葉ですが、さまざまな場面で使うことができる言葉です。
例文
彼のプロジェクトの管理能力は素晴らしい、皆が彼の努力を賞賛しています。
お褒めの言葉の”カジュアル”な言い換え・類語!
お褒めの言葉のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧絶賛
絶賛=「何かを非常に高く評価し、称賛すること」の意味
絶賛は「非常にほめる」や「大いに称賛する」といった意味を指します。
絶賛を使うことで、その対象が非常に優れていることを強調することができますし、「絶賛中」という表現で、その高評価が現在進行中であることを示すこともあります。
ニュートラルな言葉で、使える幅が広いため便利な言葉です。
例文
彼の研究の成果は、学会で絶賛されています。
⑨うれしい言葉
うれしい言葉=「人が言われて嬉しく感じる言葉」の意味
うれしい言葉は人の心を温かくし、ポジティブな感情を引き起こすような言葉です。
感謝や感動の気持ちを伝えるのに適してます。
ややカジュアル寄りの言葉ですが、「うれしいお言葉」のように丁寧な言い換えをすれば、フォーマルな場面でも使えます。
例文
そのうれしい言葉に勇気をもらいました。
⑩ナイスなコメント
ナイスなコメント=「共感や称賛を表す発言」の意味
ナイスなコメントは、相手のコメントが的確だったり、共感できたり、面白かったりすることを称賛する意味を持ちます。
相手の発言を肯定的に受け入れる時に用いると効果的な言葉です。
カジュアルな言葉なので友人や同僚、親しい人には使えますが、目上の方には「貴重な意見ありがとうございます」などに言い換えたほうが良いです。
例文
この記事に対するナイスなコメントありがとうございます。
⑪完璧ですね
完璧ですね=「ある物事や行為に対して欠点がなく、完全であること」の意味
完璧ですねは「完全に欠点がない」「非の打ち所がない」という意味で使われます。
ポジティブな評価を表す言葉で、相手に対する称賛や感謝の気持ちを表すのに非常に適しています。
ややカジュアル寄りの言葉ですが、丁寧な言葉なのでフォーマルな場面でも使える言葉です。
例文
彼が作成したこの報告書は、完璧ですね。
⑫素晴らしい
素晴らしい=「非常に高い評価や賞賛を表すこと」の意味
素晴らしいは非常にポジティブな意味を持つ言葉なので、他人を褒めたり、良いものに対して感謝や感動を表現する場面で使うのが適切な言葉です。
フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも、違和感なく使えるニュートラルな言葉です。
例文
あなたのアイデアは、素晴らしいですね。
⑬素敵です
素敵です=「非常に優れていて印象がいいこと、心を惹かれるさま」の意味
素敵ですは人や物事に対する賞賛や感動を表現する際に使われます。
相手の良い所を見つけて褒めることで、良い印象を与えることができる表現なのでコミュニケーションが円滑になります。
日常会話や文章、メールなどさまざまな場面で使えるニュートラルな言葉です。
例文
あなたのそのスーツは、とても素敵ですね。
⑭感動しました
感動しました=「強い感銘を受けて心が大きく動かされこと」の意味
感動しましたは、相手に対してその感情を伝えるために使うことで、その出来事や人がどれだけ深い印象与えたかを強調することができます。
ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使えるニュートラルな言葉です。
例文
貴社の社会貢献活動の内容に、感動しました。
⑮お見事です
お見事です=「非常に素晴らしい、立派である」の意味
お見事ですは、他人の行動や作品、成果などを称賛する際に使います。
特に相手が何か優れたことを成し遂げた時や、見事な技術や演技を披露した時に使われることが多い言葉です。
ニュートラルな言葉ですが、敬語表現なので友人や家族間で使う場合は、「お見事」などに言い換えてもいいでしょう。
例文
このプロジェクトは予定通り完了しましたね、お見事です。