今回は「お祈りメール」というネット用語について解説します!
「お祈りメール」とは、就職・転職活動で企業から就活生に送られる不採用通知という意味の言葉です。
第一希望の企業から「お祈りメールが届いた。」みたいに使うよ!
主に就職活動をしている学生が使用している言葉で、ネット掲示板やSNSなどから発祥したと言われています。
この記事では「お祈りメール」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お祈りメールとは?意味は「就職活動で企業が就活生に送る不採用通知」
「お祈りメール」の意味=就職・転職活動で企業から就活生に送られる不採用通知のメール
「お祈りメール」とは就職・転職活動で企業から就活生に送られる不採用通知という意味のネット用語です。
企業からの不採用通知メールの俗称で、主に就職活動を行う大学生に使用されることが多いそうです。
送られる不採用通知の文末に「〇〇様の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。」という「お祈り」を使う内容であることから、メールを受け取った就活生がネットで「お祈りされた。」とつぶやいたことをきっかけに「お祈りメール」と呼ばれるようになったと言われています。
選考を受けた企業から不合格の通知が送られてくるということから、ネガティブなニュアンスで使われます。
不採用通知は電子メールで送られてくることがほとんどですが、郵送で送られてくるケースもあります。その場合は「お祈りレター」と呼ぶそうです。
また、不採用時に応募した企業から何も連絡が来ないことを「サイレントお祈り」と言います。
他社にご縁があるようお祈りされてるってことなんだね。
お祈りメールの発祥や元ネタは「ネット掲示板やSNS」
「お祈りメール」の元ネタ、発祥=ネット掲示板やSNS
「お祈りメール」の元ネタや発祥はネット掲示板の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やSNSです。
2000年代の前半はインターネットでの就活が広がった時期であり、当時の就活生が受け取った不採用通知メールをネット掲示板で「〇〇(企業名)に、お祈りされた。」と書き込んだことから広まり、そこから派生し「お祈りメール」という言葉が誕生したと言われています。
「お祈りメール」が書かれてある1番古い書き込みは2004年だそうで、2007年頃には就活生の間でかなり広まっており、情報交換などをしている就活生達が自分の受け取った「お祈りメール」をネット掲示板やSNSに貼り付け、見せ合っていたそうです。
不採用通知がメールではなく手紙が主流だった1980年頃も既に、末尾に「お祈り申し上げます。」と使われていたそうなのですが、この時はまだ「お祈りレター」などの言葉は流行していませんでした。
ネット就活が普及した時にできた言葉なんだね!
お祈りメールの使い方・例文
「お祈りメール」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
久しぶり!就活は順調?
ううん。昨日受けた企業からもうお祈りメールが届いたよ…。
使用例②
おかえり。選考どうだった?
きっと落ちた…お祈りメールきたらSNSに貼って皆に慰めてもらおう。
使用例③
スマホ鳴ってたけど企業からのメール?
うん。これで20件目のお祈りメール。祈られすぎて神になりそうだよ。
お祈りメールの類義語や対義語
お祈りメールの類義語と対義語についても見ていきましょう!
お祈りメールの類義語
お祈りメールの類義語としては下記のものがあります。
お祈りレター
就職・転職活動で企業から就活生に送られる郵送での不採用通知を意味します。
先週受けた企業からお祈りレターが届いたよ…。
サイレントお祈り
企業が不採用だった就活生に対し、何の連絡もしないということを意味します。
面接から2週間経っても連絡が来ない…。サイレントお祈りかな。
お祈りメールの対義語
お祈りメールの対義語としては下記のものがあります。
採用通知
選考を通過した求職者に対し、企業が知らせる連絡という意味です。
第一希望の企業から採用通知が届いた!やったー!