今回は「お世話になっております」の言い換え表現を紹介します!
「お世話になっております」は「いつも良好な関係でいてくださり、感謝します」と表現したいときに使う言葉です。
この言葉は、ビジネスシーンにおいてメールやチャットなどの挨拶で頻繁にみられるフォーマルな言葉です。
この記事では「お世話になっております」という挨拶の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お世話になっておりますとは?意味は「日頃の感謝を伝える」
「お世話になっております」の意味=日頃の感謝を伝える挨拶としての言葉
「お世話になっております」は、基本的には面識のある相手への挨拶として使われます。
お世話になっております。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
「お世話になっております」の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「お世話になっております」という挨拶のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご無沙汰しております
ご無沙汰しております=「連絡・訪問が長く途絶えているため申し訳ない」という意味
「ご無沙汰しております」は、しばらくやりとりをしていなかった相手に久しぶりにメールなどをする場合に用いられる挨拶です。
フォーマルな場で用いられる言葉ですが、一度は相手と連絡を取り合ったことを前提とするので注意しましょう。
また、口語として使うこともできます。
ご無沙汰しております。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
②ご愛顧賜り
ご愛顧賜り=「相手に常日頃ひいきにしてもらっている」という意味
「ご愛顧賜り」は、商品などを長らく購入・使用している顧客や取引先への挨拶として使用されることが多い言葉です。
冒頭部に「日頃より」などをつけると、さらに丁寧な文章となります。
メールなどの書き言葉だけでなく、テレビショッピングなどでもよく見られます。
日頃よりご愛顧賜り、感謝申し上げます。今後とも我が社の商品をどうぞよろしくお願いいたします。
③平素より格別のご高配を賜り
平素より格別のご高配を賜り=「いつも心配りいただき」の意味
「平素よりご高配を賜り」は、日頃付き合いのある取引先や顧客に対するメールや手紙の冒頭部で使用できる言葉です。
非常にフォーマル寄りの言葉のため、仲間内で使用するとかたい印象を与えてしまいます。
また一般的には書き言葉のため、口語としては使いません。
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
④常々ご指導ご支援をいただき
常々ご指導ご支援をいただき=「日頃、指導などを受けている」意味
「常々ご指導ご支援をいただき」は、相手にアドバイスなどを受けている際に挨拶として用いられます。
「お世話になっております」より、さらに直接的な指導を受けた際に用いると良いでしょう。
そのため、本当に指導・支援を受けた相手以外に使用すると、嫌みとして受け取られる可能性があります。
注意しましょう。
常々ご指導ご支援をいただき感謝申し上げます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
⑤その節は大変ありがとうございました
その節は大変ありがとうございました=「出来事対して、後日感謝する」意味
「その節は大変ありがとうございました」は、「節」とあるように、具体的な出来事への感謝を述べる言葉です。
「その節」は「あの時」などと言い換えることが出来る言葉です。
過去の出来事を指すため、出来事から少し経った後に使用すると良いでしょう。
そのため、出来事が起きた直後に使用されることは少ないようです。
その節は大変ありがとうございました。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
⑥お忙しいところをご対応いただき
お忙しいところをご対応いただき=「忙しい中世話になったことを認識する」意味
「お忙しいところご対応いただき」は、相手が忙しい時期に迷惑をかけたことへの謝罪の意味も込めた感謝の言葉のなかで使用されます。
相手へ配慮した言葉のため、取引先とやりとりする際に用いることができます。
ただし頻繁に使用すると、定型文として捉えられてしまうため、状況に合わせて使いましょう。
お忙しいところをご対応いただき、御礼申し上げます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
⑦平素より格別のお引き立てを賜り
平素より格別のお引き立てを賜り=「特別なサポートや協力を仰いだ」の意味
「平素より格別のお引き立てを賜り」は、ビジネスシーンで頻繁に用いられるかしこまった言葉です。
顧客に対するメールや手紙などに使用されることが多いようです。
平素より格別のお引き立てを賜り、感謝申し上げます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
⑧いつもお力添えいただき
いつもお力添えいただき=「普段協力を受けている」という意味
「いつもお力添えいただき」は、普段から協力を仰いでいる取引相手などに使用できる言葉です。
「いつも」は「常日頃」など他の言葉に置き換えることもできます。
いつもお力添えいただき、ありがとうございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
「お世話になっております」の”カジュアル”な言い換え・類語!
「お世話になっております」という挨拶のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨先日はありがとうございました
先日はありがとうございました=「過去の出来事に対し、改めて感謝する」意味
「先日はありがとうございました」は、過去世話になったことに対する少しカジュアルな感謝の言葉です。
ビジネスシーンでも仲間内であれば利用することができますが、取引相手へのメールなどには相応しくありません。
先日はありがとうございました。本日もよろしくお願いします。
⑩ご連絡いただきありがとうございます
ご連絡いただきありがとうございます=「相手からの連絡への感謝」の意味
「ご連絡いただきありがとうございます」は、メールなどの挨拶で頻繁に用いられる言葉です。
ただし状況次第では「ご一報いただき」「お問い合わせいただき」など言葉を変える必要があります。
ご連絡いただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
⑪お疲れ様です
お疲れ様です=「労苦を労う」意味
「お疲れ様です」は、同僚などの仲間内のメールなどで頻繁に用いられる言葉です。
基本的に上司など目上の人物にも使用できますが、抵抗感をもつ人もいるため注意が必要です。
また、取引相手や顧客への使用は控えましょう。
お疲れさまです。今日の会議についての連絡です。
⑫お忙しいところ失礼します
お忙しいところ失礼します=「相手が忙しい状況であることに配慮したうえで、何かを頼む」意味
「お忙しいところ失礼します」は同僚などが忙しいことを理解した上で連絡する際に、挨拶として用いられる言葉です。
ただし、相手が忙しくない状況だと分かった上で使用すると、嫌みだと受け取られる可能性があるため注意しましょう。
お忙しいところ失礼します。今日の会議についての連絡です。
⑬お世話様です
お世話様です=「相手の労苦に対して感謝する」意味
「お世話様です」は相手への感謝の言葉で、話し言葉として使用されることもあります。
ただし比較的カジュアルな表現のため、取引相手などに使用することは控えましょう。
お世話様です。今日もよろしくお願いします。
⑭いつもありがとう
いつもありがとう=「日頃世話になっている人物に対する感謝」の意味
「いつもありがとう」は、挨拶文で用いられることはあまりありませんが、「お世話になっております」と同じく相手へ感謝を伝える言葉です。
友人や家族に使う話し言葉のため、ビジネスシーンでは使用しないようにしましょう。
いつもありがとう。今日もよろしくお願いします。
⑮ご苦労様です
ご苦労様です=「相手への労い」の意味
「ご苦労様です」は、目上の人物から目下の人物に対して使われる労いの言葉です。
上司にも使用できる「お疲れ様です」と同じ意味ですが、混同しないようにしましょう。
皆さん、ご苦労様です。今日の会議についての連絡です。